中島らものレビュー一覧
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自分はまったくお酒を飲まないので、その感覚は正直よくわからない。それでも、「なぜ人は酒を飲むのか」を考えさせられる作品だった。気晴らしや刹那主義だけでは説明しきれない何かがあるのかしら。
らもさんの博覧強記ぶりも炸裂していて面白い。
読んでいてふと、「何にも依存せずに生きるなんて、そもそも無理なんじゃないか」と思った。人は何かに寄りかかりながら生きている。その対象が違う、というだけなのかもしれない。
「「教養」のない人間には酒を飲むことくらいしか残されていない。「教養」とは学歴のことではなく、「一人で時間をつぶせる技術」のことでもある」
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Posted by ブクログ
●感想
1〜3巻一気読み!大エンターテイメント。
キャラが濃い登場人物たちが次々と現れる。映画になってないのが不思議なくらい劇的だった。シリアスなんだけど、大生部教授が笑わせてくれる。1993年刊行ということで少し時代は感じたけど、十分面白かった。
●本概要より転載
【日本推理作家協会賞受賞作】アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブームにのってベストセラーになった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアルコール中毒に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの -
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■はじめに
80年代半ば、らもさんはすでに売れっ子作家だった。雑誌や新聞に寄稿したエッセイが次々と単行本になり、そのどれもが飛ぶように売れていた。
なかでも印刷会社の営業マン時代のエピソードを書いた〈お仕事エッセイ〉が好きだった。初出社の日にスーツにロンドンブーツを履いて出勤した話。印刷ミスを起こし、丸坊主になって得意先へ謝罪に行ったところ、かえって場が和んだ話。
あの酩酊しているような語り口からは想像もつかないほど、仕事には実直そのもの。そのギャップがたまらなく魅力的だった。
当時の僕も広告業界に入りたて。零細代理店ゆえ広告理論研修なんてお茶を濁す程度で、外に放り出され毎日飛び込み営業 -
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中島らも『世界一美しい病気 新装版』ハルキ文庫。
中島らもの恋愛というかヰタ・セクスアリス的なエッセイと奇妙な恋愛小説と詩で構成された作品集である。
『ガタラの豚』、『今夜、すべてのバーで』といった傑作を発表しながら、鬱病やアルコール中毒、薬物依存に苦しみながら、僅か52年という短い人生を駆け抜けていった中島らもの人気は今だに衰えないようだ。同時代を生きていたのに、その才能と魅力に気付かなかったことが悔やまれる。
『I 初恋とほほ編』では、中島らものユーモラスな語り口のエッセイが11編収録されている。男性なら一度は通ったであろう恋愛と性への目覚めが描かれる。
『II 恋愛の行方』には