中島らものレビュー一覧

  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

    Posted by ブクログ

    物心ついたときからこれが単行本で揃ってました。限られたスペースでこれだけクレヴァかつユニークなのを書けるのはこの人しかいない。しかも簡潔できちんとオチがある!テキトーに読んで充分面白い〜

    0
    2009年10月04日
  • ガダラの豚 1

    Posted by ブクログ

    2025.12.06
    アフリカに行くまでの道中。
    すでに弾けまくっている登場人物たち、良い意味での脱力感満載。

    0
    2025年12月06日
  • こどもの一生

    Posted by ブクログ

    初めて中島らもさんに触れた一冊で、学生時代に読んだのですが
    怖かったという印象が強くて
    中島らも=怖い小説の印象が今でも抜けません。
    ただ、怖いもの苦手ながら読めたんだから面白かったのだと思います。
    ガダラの豚も積んでるので、早く読みたいです。

    0
    2025年11月28日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

    Posted by ブクログ

    タナトス…死への誘惑。
    フーテン…定職を持たずにぶらぶらと日を過ごす人。

    特に印象的だった話 飲酒自殺の手引き5、浪々の身3。

    この本の内容、大体はユーモアで固められてるんだけど、節々にちゃんと暗いとこがあってそこが自分に合ってた。浪々の身3は凄かった。ここがこの本の最も注目すべきとこなんだって読みながらはっきり分かった。中島らも初めて読んだけどらも自身躁鬱だって書いてあってびっくり。他の作品も読みたいと思った

    0
    2025年11月28日
  • ガダラの豚 1

    Posted by ブクログ

    知らない国のこと
    宗教のこと
    怪しい信仰宗教のこと
    トリックや手品のこと
    知らない世界に触れた。

    ワクワクしながら読めました。

    0
    2025年11月21日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

    Posted by ブクログ

    アル中文学至上に燦然と輝く中島らもの名作。学生時代に一度読んだことがあるが、内容はほとんど記憶になかった。当時は普通の小説だと思って読んでいたのかもしれないが、こうしてアルコール依存症の身になって読むと、これは酒害の問題を一早く告発し、その医学的な説明や、哲学的な思索、日本のアルコール行政の問題点(文中では「気違い沙汰」とまで揶揄される)、回復支援団体の活動までを網羅しつつ、一編の素晴しい小説に昇華させている。中島らもが泥酔状態で階段から転落して亡くなったのが 52歳。僕もその歳までは生き延びたか。

    0
    2025年11月07日
  • ガダラの豚 1

    Posted by ブクログ

    宗教にのめりこんでしまった妻を救うため、テレビタレントとなった呪術研究者が、手品師と手を組み謎の宗教団体へと挑む――。
    本作は、オカルトと科学、信仰と虚構といった“相反する世界”を真正面から描き出す。“奇跡”と“ペテン”のエンタメ宗教サスペンスです。

    呪術研究者×手品師というクセの強いコンビが宗教団体に挑むという構図がまず強烈で、この組み合わせの妙が、後のドラマ『TRICK』などにも通じるエンタメの原点を感じさせます。「理屈では説明できないものを、どうにか理屈で納得させたい」――そんな人間の根源的な衝動を物語に昇華している点に惹かれました。

    作中では、呪術研究者・大生部の視点を通して、テレ

    0
    2025年10月25日
  • 永遠も半ばを過ぎて

    Posted by ブクログ

    1994年初版。30年以上前に書かれた本。著者らしいユーモア、洒落た会話。いろんな詐欺。どうなるのかとわからない展開。薬を飲んで無意識のうちに憶えのない文章を書くという、ひょっとしたら著者自身の経験ではないかと思わせる印象。映像化されたものもあるようなので観たいなあと思うのですが。

    0
    2025年10月20日
  • ガダラの豚 1

    Posted by ブクログ

    第47回日本推理作家協会賞

    おちゃらけた口調のキャラが多い気がするけど面白くて笑えた。
    胡散臭い新興宗教にのめり込んだ妻の奪還というなんだか楽しそうな設定で、わりと破茶滅茶、そして痛快!
    主人公がアフリカの呪術医研究の第一人者なので、神秘的でミステリアスな方向性を期待したけどちょっと違った。
    2作目のアフリカ編に期待。

    0
    2025年10月10日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

    Posted by ブクログ

    アルコール依存症(アル中)についてちょっと知りたかったし、タイトルもかっこよかったので読んでみました。思いの外面白かった、加えてすごく良い小説だったかも。、作者を調べたらもう亡くなっていた。作者自身もアル中の過去を持ち入院していたときにこの作品ができたと書いてあったので実体験でもあるのですね。名言というか「ハッ」とさせられる言葉も本当に多くて特に好きなのは天童寺さやかがアル中の主人公である小島に対して「生きようとしてても運悪く死んでしまう人たちの中で生きたいの。生きる意志を杖にして歩いていく人たちの流れの中にいて、そんな人たちのためだけに泣いたり笑ったりしたいの(以下略)。」って場面が好き。

    0
    2025年10月01日
  • ガダラの豚 3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったけども。

    なんなんだ、このクライマックス。

    およそ正気とは思えない。

    サブリミナル?

    ちょっと破天荒すぎやしないか?

    ちょっとばかしリアリティに欠けるなぁ。

    今回再読してみて、この本の評価が下がっちゃったよ。

    でもひとつ得たものがある。

    それは、

    「私は嘘をつかない、ただたまに過ちをいかすだけだ」

    これ真理じゃね?

    0
    2025年09月28日
  • ガダラの豚 2

    Posted by ブクログ

    本書って、かなり面白かったという記憶があったんだが、再読してみるとそうでもなかった。

    最初読んだ時は20代だったからなあ。

    あれから、「やりすぎ都市伝説」とか、YouTubeとか、オカルトの情報は、溢れんばかりだったからなあ。

    なんか盛り上がりに欠けるんだよなぁ。

    第2巻はアフリカの冒険行なはずだけど、単なる日常風景という印象。

    面白かったけどね。

    可もなく不可もなくというところか。

    0
    2025年09月26日
  • ガダラの豚 1

    Posted by ブクログ

    これ20代の頃読んで、衝撃を受けたことを覚えてる。

    50代の今再読してみて、あれ?あんまり面白くないぞ?

    最後まで読んで、ああ、うん、まあ。

    可もなく不可もなく。

    ついに主人公家族でアフリカへ?

    面白かったけど、衝撃は全くなかった。

    0
    2025年09月22日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

    Posted by ブクログ

    題名だけ見て、お酒の楽しみ方を教えてくれる本かな?と思ったけど、逆にアルコールの怖さとか、なぜアルコールにハマってしまうのかということを考えさせられる本だった。
    自分もお酒呑んで楽しくなるの好きだからこその怖さとあるし、仕事で呑まざるおえない人も周りに沢山いるから、自分だけでなく周りの人のことも考えて心配になった。

    0
    2025年08月28日
  • こどもの一生

    Posted by ブクログ

    夏といえばホラーという気分だったが、本作は、編集も著者も自他に認める「B級ホラー」。B級と開き直る所が既にホラーではない。ほとんど、ホラー映画のパロディで行きますよ、という宣言だ。というか、そもそも中島らもが書いている時点で、半分おふざけ。例えば、集まって、怪談話をし合う。中島らもが話をする番だ。絶対この人、オチをつけてくるだろうと。

    期待通り。いや、期待以上。お笑い要素は期待通りだが、ホラー部分は期待を裏切られて、ちゃんと怖い。ちゃんと怖い事に安心するという不思議感覚。いや、正確には怖いというより、次がどうなるのか、ワクワクするような展開(ちなみに今回は再読だったのだが)。

    で、深い。ホ

    0
    2025年08月20日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あらすじも読まずになんとなく読み始めたらアル中患者の入院記録でたまげた。
    しかし、話の展開が面白いのでついつい夢中で読んでしまった。
    主人公の「死や破滅を追い求める」性質にはずっと同族嫌悪を感じてイライラしていたので、最終的にはそういったものから主人公が離れられて良かったと思う。

    0
    2025年08月15日
  • こどもの一生

    Posted by ブクログ

    想像以上にホラーだった。
    中島らもだから、キチガイが出てきてもすんなり受け入れられちゃう。
    先が気になって読まずにはいられない。

    0
    2025年08月10日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

    Posted by ブクログ

    主人公と全く同じ人生を歩み断酒に至るので、痛い程分かるー!泣

    そこら中(コンビニでさえ)に酒は当たり前に売っていて誘惑してくるし、良い年になれば夜は酒がつきもので、、

    そんな自分に読書の楽しみを教えてくれた一冊でもあります。(なら星5つにしろよ)

    自分を律するのは大変なんだよなぁ、、

    0
    2025年07月29日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

    Posted by ブクログ

    酒と生きる人が、病気で入院することで酒と向き合う。酒が空気と同じようにあって当たり前、なくては生きてはいけないと感じる中で、生きることや酒を飲むこと、人と関わることを考えさせられながらも、何を考えたか感じたかが語られていく。

    0
    2025年07月22日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

    Posted by ブクログ

    めくるめくアル中の解説本
    アル中になるのは酒好きではなく酒を道具として考えてるやつっていうのはめっちゃしっくり来た

    アル中が酒0にするのは極端過ぎて難しいとは思うけど適量で終えるブレーキは壊れてるんだろうな
    酒のクソなところって酔っ払うと判断能力が下がる事だと思う
    そんな状態で自律しろっていうのは無理な話

    0
    2025年07月01日