中島らものレビュー一覧

  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    2025年6月26日、グラビティでパセリを摘み取る手仕事してる方いたのでコメントで声かけたら、

    「まず、塩とレモンとオリーブオイルで和えてサンドイッチにします。「ハムマーマレードとパセリサンド」と検索すると出てきますけど、すごく美味しいんです。あとはうーん、ドレッシングと和えてそのままサラダでもりもり食べようかと… 刻んでハンバーグに入れても美味しいし、パンに練り込んだりも好きです[にこやか]」との返事。

    プロフィールを読んで品を感じたので、過去の投稿を拝見したら、この本の引用があって、名言を知った。

    投稿:
    「よく行くショッピングセンターにだれでも座って休憩できる椅子と机があって、そこ

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    2025年06月26日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    正直私には難しくて何だか流し読みみたいになってしまった気もする。だけど、この人の表現力に引き込まれてしまったし、言い回しが素敵で悔しくなった。

    酒を飲んでいるのか飲まれているのか、依存ってなんだ、生きるってなんだ、人生の幸せって?深くいろんなこと考えてしまう、凄い話だったなぁ。
    しばらく時間を置いてから読み返してみたい

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    2025年06月23日
  • ガダラの豚 1

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    ネタバレ

    内容はとても面白い。
    会話も無駄のない問いと答えだけではなく、リアルな会話にある蛇足のようなものも含まれてて新鮮だった。
    主人公夫妻の言動に自分が好きじゃない部分があったので星4にするか5にするか迷った。
    新興宗教の洗脳方法の一端も知ることができて面白かった。
    第二部もすぐ読む

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    2025年06月11日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    こんなにも愛すべきアル中小説は、国内ではこの本しかないだろう、そう思わずにはいられない。
    自分のままで生きていくしかないなぁ、と。
    人間は、無一物なのだとどこか哲学にも似た境地に陥ってしまう、そんな作品だった。

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    2025年05月25日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    アル中への解像度が上がった。
    初作品でしたが読みやすく、お話に引き込まれ、
    一気に読み終えた。
    終わり方も好きでした。

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    2025年05月09日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    中島らもによる、アル中の話。

    ある日飲み過ぎで倒れて入院する主人公が、
    医者や患者との出会いの中で
    『なぜ人はアル中になるのか。
    何故人は酒を飲むのか』という根本的な問いに
    ついて考え、人生を再生していく話。

    再生出来るかも、というところで
    終わるので実際のところは分からないが、
    非常に人間的でウソのない内容だった。

    物語としてもとても良く出来ていて、
    作者の高い文章力と教養を感じさせてくれる。

    アルコールは飲まないが、
    興味深く読める。

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    2025年04月28日
  • ガダラの豚 2

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    1巻で終わってると思ってたら全3巻なのを知り読んでみたらこの巻が1番面白かった
    全然知らない土地の話、興味深い

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    2025年04月18日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    氏の著書を読むのは2度目だが、彼の私小説・エッセイからは、世間の敷くレールや不文律から外れてしまったものを包摂する暖かさを感じる。

    ポジティブというわけでもなく、かといって諦観に支配されたのでもなく。
    黙っていようが酔っていようが寝ていようがセックスをしていようが、明日は来る。
    自分の意思とは無関係に進む時間の中で、まあなんとか、顔を上や前に向けるわけではなくともやっていくことができる、そんな……
    心に弱さを抱える人のお守りだと思う


    超コミュニケーション社会に生きる現代の若者の中には、中島らもが刺さる人もまあ多いとまでは言わずとも、少なくないように思う。

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    2025年04月16日
  • ガダラの豚 1

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    自分は新興宗教にハマる訳ないと常々思っているが、もしかしたら自分も…という怖さは感じました。結果的に例に漏れず悪徳な訳ですが一回ドツボにハマると信じたいと思う気持ちが先行するのですね。
    新興宗教にハマるのとこの本でいう呪術やマジックを信じることは似た境地なんだなと思った。
    改めて物事は俯瞰してみることが大切と感じたが、その上をいった経験や体験をさせらた時に信じてしまうのだろうな

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    2025年03月31日
  • ガダラの豚 3

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    一家の行く末 一気に読みました。ページ数が進むにつれて
    終わってしまう…どうやって完結するのか?と
    考えていました。

    やっぱり最後は大生部が活躍しましたね。
    母も兄も強い。シオリの記憶も戻りました。

    失ったものは多いのが悲しいですが、
    一家の絆は強く結ばれてました。

    アフリカの呪術とはなんだったのか?
    自分なりに考えてみたいですね。

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    2025年12月07日
  • 恋は底ぢから

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    ネタバレ

    中島らもハマってます笑

    「その日の天使」
    …暗い気持ちになって、冗談にでも、"今、自殺したら"などと考えているときに、とんでもない知人から電話がかかってくる、あるいは、ふと開いた画集か何かの一葉の絵によって救われるようなことが。それは、その日の天使なのである。

    恋づかれ
    結婚してからいくつも恋をした。…「不倫」という実にいやな言葉があるが、指をさされて「不倫!!」といわれればたしかに不倫以外の何物でもないのだから、一言もない。  
    一言もないけれど、一言だけ言わせてもらえれば、そういうことを言う人は、結婚というシステムや、モラルという、種族にとっての安全バルブの味方であ

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    2025年02月12日
  • ガダラの豚 1

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    勧められて何も知らずに読みはじめました。
    アフリカの知識0でしたがおもしろい。呪術が基本になっている社会があるのだと。

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    2025年12月07日
  • ガダラの豚 1

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    新興宗教とか、呪術とか
    娘がアフリカで亡くなったり、妻が病んで新興宗教にはまったりと、重いトピックが多いのに胡散くさーい雰囲気で中和してサクッと読める。
    名著だけど、なんとなく読みにくいイメージだったのでずっと積読だったけど読んでよかった

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    2025年01月09日
  • ガダラの豚 3

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    ネタバレ

    どんどんエンタメ性が増してきて、最終決戦へ。
    是とも非とも存在に対する明言がなかった呪術で敵を撃退する大生部先生、かっこよす。

    総じて、呪術や奇術に対する著書のリサーチ力に脱帽。作品の厚みを裏付けてる。

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    2024年12月27日
  • お父さんのバックドロップ

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    読んだのは随分前だ。映画も見た。あの頃私も小学生やったかなぁ。プロレス全盛期だったし、私も洗礼を受けた。じゃりン子チエを彷彿とさせる大阪又は尼崎の下町。親や友だちとの微妙な距離。幼き頃のさまざまな葛藤が、素直に表現されていて、すんなり腑に落ちる名作。

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    2024年12月23日
  • ガダラの豚 3

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    二部を読んだ勢いのまま三部はあっという間に読み終えた!
    大生部教授とその仲間たち?の東京編
    今回もドタバタドタバタ
    ちょっとそれはないでしょう的なこともありましたが‥‥

    「あんたの一生が意味のないものにならんようにな」

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    2024年11月10日
  • ガダラの豚 1

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    民族学の大生部教授と、新興宗教教祖との
    なんだか変な戦い
    教授の家族や、助手、TV局の方々
    ワイワイガヤガヤドタバタ
    第二部はどうなることやら
    所々のいろんな雑学がけっこう興味深い
    冒頭の僧侶は、また出てくるのだろうか?
    おもしろそうな僧侶なんだけどなあ!

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    2024年11月07日
  • バンド・オブ・ザ・ナイト

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    あそこまでの変乱で数頁に渡る言葉を素面で書き切ってしまう辺りにらもの文に対する狂気と厳格さ速攻に摩耗する程の歯車の回転に圧巻
    酩酊中の文は飛ばしても構わないが繰り返し読み
    面白い言葉を探してみるべき。

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    2024年10月23日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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    ネタバレ

    勧められて読んでみました。

    不思議ととても引き込まれました。
    詐欺のところはハラハラし通しで、テレビなんかに出たらバレるよ〜と思っていたら案の定バレてドキドキ。
    絶対に死ぬと思っていたのに、自分の作った縁に救われるところがすごいなと思いました。

    睡眠薬とアルコールで、すごい文章を打つところが、本当文で読むと洪水のようで、追うのが大変でした。が、解説の方がドラッグを使うミュージシャンのことにも触れていて、そういうことって現実によくある話なんだろうなぁと思いました。(もちろんドラッグや薬物乱用はよくありませんし許されることではないと思いますが。)

    勧めてくれた人がこの本にいくつか付箋をつけて

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    2024年10月19日
  • アマニタ・パンセリナ

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    あらゆるドラッグをキメても、死に至らなかったのは中島らもがタフだからなのか?または人間は意外と丈夫だからなのか?いや偶然か?

    下北沢の一室から世界の果てにアステカ文明と、ドラッグの世界は幅広く奥深く興味深い。ヤるヤらないは個人の自由だが、風邪薬、アルコール、砂糖。現代ならスマホだったりと中毒を引き起こすモノは、その辺に散らばってるわけで、ドラッグに全て悪の元凶があるのでは?という一方通行な意見は、本書を読み終えた頃に変化する。

    ブランコの重力でハイになり、お母さんの『帰るわよ〜』の一声でナチュラルになる現象。共感しかない。中島らも、相変わらず面白い。

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    2024年10月05日