中島らものレビュー一覧

  • ガダラの豚 2

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    呪い、呪術の話。それが本当にあるとかないとかいう話ではない。結局は心理的なものだけれども、実在しないというわけでもない。みたいな。おもしろかった。

    この本の中で、言葉は刃だ、みたいに感じる文章が出てきたのは意外で良かった。

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    2026年08月22日
  • ガダラの豚 1

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    新興宗教の話。トリックが細かく説明されている文章に触れたのはおそらく初めてで、おもしろかった。
    宗教的なものにはハマらないと思っているけれど、誰でもハマる可能性があることもよく理解できるので、できるだけ長い時間、広い視点を持ち続けられる生き方をしたい。

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    2026年08月19日
  • ガダラの豚 3

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    色々盛りだくさんのアフリカでの呪術のお話。最後のドタバタアクションも含めてなんだこれ!?なんだこれ!?で3巻あっという間に飽きずに読み進められるのは中島らもの才能か
    それぞれのキャラクターも個人的にクセになり良かったです。

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    2026年08月15日
  • ガダラの豚 1

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    本なら売るほど、で気になり購入。中島らもは初見。人間ドックの待ち時間中に読み終わる。1巻は主役らしき人たちのキャラ紹介なのかなという印象。これからどう展開していくのか、予測がつかず、次巻が楽しみ。

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    2026年08月13日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    アル中の話。
    登場人物が学力的に賢く、しっかり持論を持っていることもあって、内容が深かった。知識としてもとても勉強になって、読んでいて楽しかった。
    最後は微妙にわかりづらい終わり方ではあったけど、総じて面白かった。

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    2026年08月08日
  • ガダラの豚 3

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    ⅠからⅢにかけてストーリーが進むとどんどん超常現象が起きていき、現実味がなくなり、どんどんめちゃくちゃになってて面白かった。

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    2026年08月02日
  • ガダラの豚 3

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    あの頃のイケイケなテレビの感じとか、オカルトブームあったなとか、清川のモデルの人はあの人かとか、バブルの雰囲気がすごい濃厚。
    バキリとスムーズに会話できすぎとか、キロンゾが死ぬ時何も感じずにバキリが部屋に入ってきたのとか違和感はあれど、まあそこはそれ。
    映画化されてないのが不思議なくらいのエンタメ作品。
    アマプラとかネトフリとかなら実写化できませんか、そろそろ。

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    2026年08月02日
  • 恋は底ぢから

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    最高でしたわ。恋煩ってる自分に嫌気がさしてたんすわ。だって人に想いを馳せて時間無駄にしてるみたいで嫌やし。だけどこの本に
    もし誰をも愛していないとしたら、結局僕は「いない」のだ
    と書かれてあって、あぁ私は誰かを愛し生きているのだ!と脳みそがピコーンてなった。
    なんと人間らしい、らも様神様仏様どうか両思いにさせてくださいまし!

    大好きな北方謙三も出てくるし、落語のご師匠たちも出てきたけど、、それは一代前の方たちだろな。

    自分が生まれる前に世に出た本を読めるよろこび。ありがとう、らもさん。

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    2026年07月30日
  • ガダラの豚 1

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    主人公の妻がカルト宗教にハマっていく描写はあたかも自分自身がカルト宗教にハマってしまったのかと錯覚するほど没頭して読まされたし、これほどの生々しさを感じさせつつ、要所で面白おかしさも感じる文には、さすが中島らもと思った。
    あと専門的な分野において、その解像度が半端じゃない。
    知識とユーモアを兼ね備えた作家

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    2026年08月26日
  • アマニタ・パンセリナ

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    大麻、薬物、オーバードーズ、奇々怪界な化学物質たち、そしてガマガエル、決して気軽に扱える内容ではないのだが、この人が書くととてつもなく面白くなる。

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    2026年07月22日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    自分はまったくお酒を飲まないので、その感覚は正直よくわからない。それでも、「なぜ人は酒を飲むのか」を考えさせられる作品だった。気晴らしや刹那主義だけでは説明しきれない何かがあるのかしら。

    らもさんの博覧強記ぶりも炸裂していて面白い。

    読んでいてふと、「何にも依存せずに生きるなんて、そもそも無理なんじゃないか」と思った。人は何かに寄りかかりながら生きている。その対象が違う、というだけなのかもしれない。

    「「教養」のない人間には酒を飲むことくらいしか残されていない。「教養」とは学歴のことではなく、「一人で時間をつぶせる技術」のことでもある」

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    2026年07月20日
  • ガダラの豚 1

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    ●感想
    1〜3巻一気読み!大エンターテイメント。
    キャラが濃い登場人物たちが次々と現れる。映画になってないのが不思議なくらい劇的だった。シリアスなんだけど、大生部教授が笑わせてくれる。1993年刊行ということで少し時代は感じたけど、十分面白かった。

    ●本概要より転載
    【日本推理作家協会賞受賞作】アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブームにのってベストセラーになった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアルコール中毒に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。まじりけなしの大エンターテイメント。

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    2026年07月19日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    アルコール性肝炎で黄疸になり緊急入院する35歳の男の話

    愛読書。ザ・アル中小説。酒を見ると飲みたくなり飲むと止まらない。これは精神の問題か、安易に買える制度のせいか。"依存とは人間そのもののこと"アル中に寄り添う1冊。酒好きに一読の価値あり

    らもさんの自伝的小説。初めて読んだのは20代前半。酒を飲み始めるのは本当些細なことなんだよね。飲まないとやってられねぇ!ってさ。人間だもの

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    2026年07月18日
  • 寝ずの番

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    おもしろい。おもしろくて卑猥短編集。
    ・寝ずの番
    葬式での思い出話。師匠が担がれてるとこ腹千切れる。
    ・えびふらっと・ぶるぅす
    ブルースでしっぽり
    ・逐電
    プロレスラーのお話、そら逐電
    ・グラスの中の眼
    アル中義眼
    ・ポッカァーン
    ちょっと元ネタわからないけど、なんやこれ
    ・仔羊ドリー
    クローンとなんやこれ
    ・黄色いセロファン
    ぎょう虫検査の末に何言うてんねん

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    2026年07月06日
  • 心が雨漏りする日には【新装版】

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    ■はじめに
    80年代半ば、らもさんはすでに売れっ子作家だった。雑誌や新聞に寄稿したエッセイが次々と単行本になり、そのどれもが飛ぶように売れていた。

    なかでも印刷会社の営業マン時代のエピソードを書いた〈お仕事エッセイ〉が好きだった。初出社の日にスーツにロンドンブーツを履いて出勤した話。印刷ミスを起こし、丸坊主になって得意先へ謝罪に行ったところ、かえって場が和んだ話。

    あの酩酊しているような語り口からは想像もつかないほど、仕事には実直そのもの。そのギャップがたまらなく魅力的だった。

    当時の僕も広告業界に入りたて。零細代理店ゆえ広告理論研修なんてお茶を濁す程度で、外に放り出され毎日飛び込み営業の毎日。一向に成果は上がらず、夕方になると元町の喫茶店へ逃げ込んでアイスコーヒーを飲みながら、深いため息をつき、らもさんのエッセイを読んだ。あの当時、何度この人の文章に慰められ、励まされたことか。

    ■内容
    さて本書は新装版。初版は2002年刊行で、テーマは、らもさん自身が長年向き合い続けた「うつ病をはじめとする心の病」がテーマ。

    印刷会社勤務の傍らコピーライター養成講座へ通い、広告代理店へ転職。あまりに暇な職場に危機感を覚え、灘高の同級生が社長を務めるカネテツデリカフーズに営業。雑誌『宝島』で話題となった『啓蒙かまぼこ新聞』誕生に至る。

    しかし、30代でうつ病になり、しばらくして重度のアルコール依存症を併発。その壮絶な体験から生まれた代表作が『今夜、すべてのバーで』。そして40代には躁うつ病となる。

    本書では躁うつ病の日々を、自虐とユーモアを交えながら俯瞰して語る。しかし、その実態は想像を絶する。

    抗うつ薬を「お茶漬けにできるほど」服用、「馬をも倒す」と言われる睡眠薬を飲み、さらに大量の飲酒を重ねる。精神も肉体も少しずつ蝕まれ、日常生活は崩壊していく。

    自殺念慮に苦しみ、コピーライター仲畑貴志さんとの対談をドタキャンした「高槻“迷子”事件」、失禁に昏倒、視力低下、口述筆記で原稿を書く日々。そして家族もまた、長女を除いて妻も長男もうつ病を患うことになる。

    ■感想
    かつて、うつ病は「心の風邪」と表現されることが多かった。しかし、僕の知人のうつ病経験者に言わせると、「風邪なんかやない。俺にとっては"心の骨折"。普通の骨折は時間が経てば治る。こっちはまた折れるかもしれない。その怖さがずっと残るんや」。

    本書には〈上手な心の飼いならし方〉という一章がある。らもさんはコピーライター時代、製薬会社の広告で「こころだって、からだです」というコピーを書いた。その言葉は広告のためだけではなかった。「心も身体の一部。骨折や胃潰瘍と同じように、治す方法はいくらでもある。そう考えるだけで少し楽になる」という自身の闘病から生まれたコピーゆえ、重みが宿っている。

    ■最後に
    本書のタイトルは、編集者との打ち合わせの中で生まれた。

    「うつになるというのは、どんな感じですか」と訊ねられ、しばらく沈黙したあと、ぽつりと言った。「…雨漏り、という感じかな」。さらに、「頭の中が雨漏りする、ですか」と重ねて問われると、「いや…『心』だね」。こうして『心が雨漏りする日には』という、美しくも切ないタイトルが誕生。

    2001年、歯科医である兄の助言を受け、大量の抗うつ薬をやめると、途端に視力は戻り、精神状態も安定し、自力で執筆できるまで回復する。

    だが、そのわずか2年後の2004年7月、神戸・三宮の飲食店で階段から転落し急逝。

    僕は一度だけ、三宮の神戸BAL裏の路地で、らもさんを見かけたことがある。2000年頃だったと記憶してる。汗ばむような春の日差しの中、黒いロングコートをまとい、どこか揺蕩うような足取りで歩いていた。「あっ、中島らもだ⁈」、そう思った瞬間、身体が固まり、声も掛けられなかった。オーラではない。中島らもという唯一無二の存在が、ただ静かに目の前を通り過ぎていく。その姿を呆然と見送ることしかできなかった。今になって思えば、あれは蜃気楼だったのではないか…とさえ思う。

    存命であれば、どれほど多くの言葉と作品を残してくれただろう。この新装版の刊行を機に、80〜90年代に書き飛ばした名エッセイの数々が、再び書店に並ぶ日が来ることを願ってやまない。

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    2026年07月02日
  • 新装版 世界で一番美しい病気

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    中島らも『世界一美しい病気 新装版』ハルキ文庫。

    中島らもの恋愛というかヰタ・セクスアリス的なエッセイと奇妙な恋愛小説と詩で構成された作品集である。

    『ガタラの豚』、『今夜、すべてのバーで』といった傑作を発表しながら、鬱病やアルコール中毒、薬物依存に苦しみながら、僅か52年という短い人生を駆け抜けていった中島らもの人気は今だに衰えないようだ。同時代を生きていたのに、その才能と魅力に気付かなかったことが悔やまれる。


    『I 初恋とほほ編』では、中島らものユーモラスな語り口のエッセイが11編収録されている。男性なら一度は通ったであろう恋愛と性への目覚めが描かれる。

    『II 恋愛の行方』には、3編の奇妙な恋愛小説が収録されている。『恋するΩ病』は、眼の無い小さなカニが脳に寄生した男の恋を描く。『微笑と唇のように結ばれて』は、吸血鬼の末裔であるマリカという女性と付き合う男の話である。『黄色いセロハン』は、ぎょう虫検査と憧れの同級生女児小学生の話。何故か既読だった。自分の時代のぎょう虫検査は黄色いセロハンではなく、緑色のセロハンだった。今の小学生はぎょう虫などやらないのだろう。

    『III 失恋むはは編』には、8編の失恋エッセイが収録されている。

    本体価格660円
    ★★★★

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    2026年06月28日
  • 心が雨漏りする日には【新装版】

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    破天荒な人生だけど、らもさんの真面目さと優しさが垣間見れる。薬漬けのうえ酒漬けで体がボロボロなのに、なぜか生命力の強さを実感できる。
    こころもからだって一文がとても良かった。

    このらもさんのアンバランスさがあの面白い小説を生み出すのか…。改めて小説読み返したくなる。

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    2026年06月15日
  • ガダラの豚 3

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    テレビ局での大味な最終決戦。
    映画でも観ているかの様な感覚になった。
    エンタメ大作といった感じの小説。

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    2026年05月20日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    書店にて講談社コーナーを見つける。
    佐久間さんの紹介文と共に置いてあった本書のテーマは酒、それも重度の酒好き、というより依存症である。

    すべてのバーでというタイトルから、バーにまつわる人間模様が描かれる作品かと読み進めたが、だいぶ検討はずれだった。

    酒好きの私にとって"今日は呑まずにいようかな…"と思わせてくれたがこれいかに。

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    2026年05月16日
  • アマニタ・パンセリナ

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    ドラッグに限らず、リーガル、イリーガルに関わらず。
    人は自失にむかうために何かに寄りかかるのかなと。
    インカ文明、古代中国、古代ギリシャの時代からすでに制御可能な形ではあるが、自失に対する探求が行われていたのだなと。
    中島らもより外の枠から見て思う著者の探究心に心奪われるなり。百聞は一見にしかずというが、さすがに百聞で済ませよかなと。

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    2026年05月08日