中島らものレビュー一覧

  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    ネタバレ

    らもさんの青春時代を綴ったエッセイ、大笑いはなかったけど、自殺した友人への言葉には、感じるものがありました。

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    2013年05月29日
  • 恋は底ぢから

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    くすくす笑い、大爆笑もありました。大爆笑は久しぶりです。自分にまだ大爆笑するパワーが残っていることに感激です。「その日の天使」、なんだか勇気が出ます。

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    2013年05月12日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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    少し古いが、出版業界の話が詳しく書かれており、興味深かった。
    詐欺師ってのはやっぱりわくわくする題材だな。
    しかし、裏表紙に書いてあるような「抱腹絶倒」というものではない。
    そういうおもしろさではなかったように思う。

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    2013年04月25日
  • しりとりえっせい

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    初めての中島らもさん。
    博学とユーモアを足して2で割らず、そのまま文字に起こしたような、知的好奇心をくすぐるエッセイでした。
    よくある、博識過ぎるゆえのエゴの出た押し付けがましい文章などでなく、柔らかく、けれど唸る程いいとこ突いてきます。
    「リーダーにされてしまった人、が、リーダーとして優秀である」
    「習ってからものを創ろうとする人が、その考えだけでもうすでに駄目だ」
    といった考えが展開されていて、これだけ見るとただの啓発本かと勘違いされてしまいそうですが、
    9割はオカルト要素の濃いエッセイですので、気取らないそのバランスもとても好印象です。
    中島作品は、装丁やタイトル含め物的欲求を満たす高い

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    2013年03月02日
  • 君はフィクション

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    周りにらもさんが好きな人がいて話題にあがったので読んでみた。

    なかなか良い。
    言葉の選び方とか話の運びとか、わりと自然に入ってきて、私には相性良かったです。
    以外と登場人物の心理が繊細。

    作者の経歴が結構アレなのでどーしよっかなぁと一瞬ちらっと思いもしましたが(笑)、なんというか、それとこれは別の話だよ!ってしみじみ思いました。

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    2013年01月26日
  • お父さんのバックドロップ

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    どの話も登場人物に人間臭さがあって好きです。表題作のラストシーンはパパの「ブック破り」だったと勝手に妄想して楽しんでいます(笑。

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    2013年01月25日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    中島らもの青春時代のエッセイです。友人の自殺を通じてなど、生と死に関しての、らも氏の捉えかたがわかる一冊です。「転がり込んできた命を、また同じことをして捨てにかかるのでは、死んだ人に対して申し訳がたたない。だから僕は生きることにした。」(P95)、「こうして生きてみるとわかるのだが、めったにない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、生きていてよかったと思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。だからあいつも生きてりゃよかったのにと思う。生きていて、バカをやって、アル中になって、醜く老いていって、それでもまんざらでも

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    2013年02月18日
  • せんべろ探偵が行く

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    ネタバレ

    中島らものコラム「説教酒」は”一気飲み”に関するものだが、これは大学の新入生に必ず読ませるというのはどうだろうか。中島らもが高校の修学旅行で初めて酒を飲んだときのエピソードが良い。さすが灘高の先生、ひと味違います。

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    2012年12月16日
  • ビジネス・ナンセンス事典

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    さすがらもさん。古くなってないな~
    少し前まではビジネス上当たり前に行われていた悪習が書かれていて、コンプライアンスを構築するにあたっての参考になったりもした。何と仕事に役立ってしまったわけです。

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    2012年12月16日
  • 白いメリーさん

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    なんか俗っぽいんだけど、聖って感じ。これは一体……、っていう不思議な感じで読み終えた。
    でも、こう…キラッとしてる?
    こういうの好きだな。
    全部で9編ある。白いメリーさんとラブ・イン・エレベーターが気に入った。どう良かったかは説明しづらいけど。

    らもさんはどんな人間なんだよ。

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    2012年12月14日
  • 獏の食べのこし

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    なんだか真面目な、長編の小説を呼んでも集中が保たない時にはやっぱりエッセイがいい.短編小説なんかでもいいけど、エッセイってのはやはり格別だ.巻末コメントを楽しむように読める.
    エッセイが短編小説と異なるのはやはり、エッセイは予め好きな人が書いたのを読まないといけないという点だろう.好きな人が考えたことを素直に文字にされてある.そのまま体に取り込みたくなる.
    あとがきもまた楽しかった.

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    2012年09月30日
  • 水に似た感情

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    ほぼノンフィクションだそうな。こちらの精神までゆらゆらするような不思議な感覚。今まで読んだことない不思議な小説。ますますバリ島行ってみたくなるー!

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    2012年09月29日
  • 白いメリーさん

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    爽快なホラーあり、切ない系のホラーあり、ちょっと艶っぽい感じのホラーあり(要は全部ホラー)、と、中島らもっぽさを存分に堪能できる短編集。

    仕事が立て込んで立て込んで仕方なかった時、寝起きの一服のお供にチビチビ読み進めたのですが、そういう隙間の時間にジャストフィットする軽やかさでした。

    「日の出通り商店街 いきいきデー」が面白過ぎる。

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    2012年09月28日
  • アマニタ・パンセリナ

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    中島らもさんの著書の中でベスト3には入る好きな作品。
    自分のドラッグ体験を合法も非合法も境界線なしに描いているのがすごい。
    咳止めシロップとか全然しらなかった。
    周りに止められてドラッグをやめられない自分を見られたくなくて
    こそこそやっていたことを作中で描けるのはこの人ならではと思いました。

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    2012年09月17日
  • こどもの一生

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    らも氏自ら「B級ホラー」と銘打っているのがまた面白い。今度舞台が再演されるそうだ。クスッと笑えて、スピーディーで、キモチワルくて、まさに「B級ホラー」の名に恥じない作品。

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    2012年09月11日
  • 酒気帯び車椅子

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    らも作品の中ではエログロが顕著に出ている作品。
    作者得意の酒での害は説明として出てきますが物語としてはそれを薄めるような文章。
    著者的に見ればそれっぽい文体ですがに見ればスプラッター要素が多く見られる作品。

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    2012年06月22日
  • こどもの一生

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    本人はB級ホラーと位置付けてはいるが、これは病んでいる大人たちの寓話。らも節もたっぷりに軽快に読み進めるお話です。

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    2012年06月14日
  • アマニタ・パンセリナ

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    合法なものからアレなものまで種々のドラッグについて著者の体験に基づいて書かれた本。
    読んでると楽しくなってくる。
    日常で手に入りそうなものもあるのでそのへんは自己責任か。

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    2012年05月14日
  • 愛をひっかけるための釘

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    中島らもの短編エッセイ集。

    これぞ、中島らもエッセイの真髄。
    中島らもを知るには、この本を読むべき。

    酒の話、人の心情の話、プロレスの話、そして、

    それら全ては愛に満ちた話。

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    2012年05月06日
  • こらっ

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    らもさんがいろんなことに「コラっ!」していく本(笑)

    共感:
    『変態いびりを叱る』
    『いまどきの若者を叱る人を叱る』

    印象的な言葉:
    「自由は冷たくて寒いものだし、束縛はあたたかいが腐臭がする」
    「お互いが人間として向き合うためには『放っておく』ということが一番の前提になるのである(中略)お互いがお互いの領域を侵さない。その上で、お互いの存在を認め合い、助けを求められた場合は力を貸す。そういうことだ」
    「高校生大学生が『最近の若い子は』と嘆くのは成長願望、背伸びの心理がそうした表現力を生むというので笑ってすませばいいが、27や28の主婦やサラリーマンがため息をついてそう言う姿には放っておけ

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    2012年04月13日