白いメリーさん

白いメリーさん

492円 (税込)

2pt

まっ白な帽子に白いスーツ、白いストッキングに白いハイヒール。髪もまっ白という「白いメリーさん」。誰を殺してもいいという年に一度の「日の出通り商店街 いきいきデー」――など、怖すぎて、おもしろすぎる9編を集めた珠玉の短編集。ナニワの奇才・中島らものユニークな世界に思わず引き込まれる一冊!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

白いメリーさん のユーザーレビュー

表題作「白いメリーさん」のタイトルに惹かれ、読んでみました。メリーさんと言えば、40代以上の横浜市民にとっては知名度の高い人物かもしれません。私が初めてメリーさんを見たときの衝撃は忘れられません。小学生の頃「横浜高島屋」の入口の椅子に、全身白ずくめで白いドレスに白い靴、髪も真っ白のおばあさんが座っていました。顔も真っ白な歌舞伎役者のようなメイクで、陶器の人形かと思い、つい触ろうとしてしまいました。メリーさんの生業など知っている叔母から「近づいてはいけません」と言われたのをよく覚えています。それから20年くらい経ったある日、本当におばあさんになって、昔と変わらない格好をしたメリーさんを横浜駅で見かけました。変わらない存在感だったのを覚えています。多分それが最後だったと思います。「白いメリーさん」をはじめとしたそれぞれの作品は、とてもブラックでシュールで、そして恐さと笑いが入り交ざっているような短編集となっています。古さと新しさの両方を求めている方にぜひおすすめの1冊です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    怖くて残酷な事をサラッと面白く…中島らもさんの本はどれも好きだ。
    9編の短編集で、どれも短く完結していて、どのストーリーもオリジナリティがあって楽しめた。

    残酷な事をサラッと面白く書かれると、あれ?読み間違えた?で思わず読み返してしまう。そこがまたいいのだ〜

    0
    2022年11月26日

    Posted by ブクログ

    らもさん、短篇も書くのね。
    ごめんよ、とんでるヤツばっかしか読まなくて…

    いや、相当おもしろい。

    全部スキ!

    0
    2011年11月07日

    Posted by ブクログ

    人が感じる恐怖とか、可笑しみとか、悲しみとか、その他いろいろ。
    この短編集を読むと、思いもよらぬ不思議な方向からそういった感情をチクリと刺激される。

    0
    2011年11月17日

    Posted by ブクログ

    コメディ的だったり幻想的だったり陰鬱だったり、中島らもの魅力がたっぷりつまった短編集でした。

    「白髪急行」「夜走る人」「脳の王国」が特によかった。

    脳の王国は本当に怖いけど。

    「日の出通り商店街いきいきデー」は世にも奇妙な物語で実写化されてたやつかなぁ?

    0
    2010年11月16日

    Posted by ブクログ

    母が運転中にラジオから聴こえてくる らもさんの声が好きで、
    最初は母と一緒に「ガダラの豚」から入りました。
    でも、高校生当時の私には理解するのに時間がかかり、
    遠ざかっていましたが、同級生の友人が、
    らもさんが旗揚げした『リリパットアーミー』の映像を
    見せてくれたことがキッカケで、原作を読みました。

    0
    2010年02月09日

    Posted by ブクログ

    あからさまな表現もあり所々にらもみ(らもみ?)をちらつかせられるのに、端々に見える綺麗な表現にハッとさせられ、一編一編終わるたびの満足感が良かった。
    後書きもかなり良い。 くっさいおっさんから湧き出るねっとり綺麗な作品たち

    0
    2022年04月12日

    Posted by ブクログ

     現実から一歩足を踏み外したような不思議な軽やかさ。
     そうか、中島らもさんってこういう文体だったか、と久しぶりに読んで思い出す。短編で描かれる奇妙な物語は、夢で見るような、明日朝起きたら世界がそうなっていそうなお話。

     中島らもさんの新作がもう読めないことを考えてしまう。そして、また、読み返した

    0
    2021年02月07日

    Posted by ブクログ

    奇才、中島らものユニークなホラー短編小説。
    「中年過ぎると、ぼんやり気づいてくるんだ。自分はもう用済みだってね。」(P30)→ふむふむ、納得。

    0
    2015年05月26日

    Posted by ブクログ

    日の出通り商店街 いきいきデー・・・
    まず、タイトルからしてぶっ飛んでいるのですが、読みだすと、さらにぶっ飛びます(笑う)
    ブラックユーモア、と言えば良いのでしょうか?なかなかエグい内容なのですが、非常にポップな物語に思えました。


    白髪急行・・・不気味です。わずか10ページのストーリーなのに、な

    0
    2014年04月10日

    Posted by ブクログ

    なんか俗っぽいんだけど、聖って感じ。これは一体……、っていう不思議な感じで読み終えた。
    でも、こう…キラッとしてる?
    こういうの好きだな。
    全部で9編ある。白いメリーさんとラブ・イン・エレベーターが気に入った。どう良かったかは説明しづらいけど。

    らもさんはどんな人間なんだよ。

    0
    2012年12月14日

白いメリーさん の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

中島らも のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す