中島らものレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
らもの小説と言ったら私小説しか読んでなかった、というお話にならない不勉強がたたり、見事にあじましでおのたまう「大ファン」に落城した作品がこれ。
まず、どうやったらこんなタイトルのセンスが出るかって不審に思ってたんだけどらもってコピーライターだったのね。納得。
てな具合に確かはたちそこそこで読んだ記憶なんだけど、そして現在そこから倍生きて読み返したらなんと登場人物の軽さ、リアルさよ。はたちの私には、こんなどうしようもない40代なんて少なくとも身近にはいない「はず」だった。はたちの私よ胸をなでおろせ、そしてまだ安心するな。相川になっていたかもしれないのは私だ。
酒飲みの編集女が出てきてからは