感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「恋は病気の一種だ。治療法はない。ただしそれは世界中で一番美しい病気だ。」らもさんのエッセイの中でも、特に好みの一冊。天使の話については何度でも読み返したい。
Posted by ブクログ
一番はじめの「チビの女神さまへ」が好きです。(中島らもは、小柄な女の子が好きでした。)痛々しいともいえる恋愛感情が伝わってきます。あとは、恋愛などをテーマにしたエッセイ、小説などなどです。
Posted by ブクログ
らもさん曰く、
「とにかく、僕はこういう本を書く男は嫌いだ」
そうだが、私は好きですよ笑。
今まで読んできたらもさんの中では一番好きです。
たぶん、いわゆる切ないきもちになるとこが多かった。
キュンとするってやつです。
こういう読者は嫌われますかね、らもさんに笑
Posted by ブクログ
中学生だった私の恋愛観を決定付けた一冊
恋は人生に対して垂直に立っている
編集し最近出版された「その日の天使」はこの本に掲載されたものを読みました
Posted by ブクログ
美容院でパーマかけながら一気に読んだ。
面白かった!!!!!!!!
中島らもの文章すごい好き。独特の世界だなーと思う。いっぱい共感した。
ちょっと極端だけど。
ほんっとに面白い本だと心から思った1冊でした。
Posted by ブクログ
エッセイと、少しの恋愛小説。
この中に『その日の天使』というエッセイがあるが、絶望的な気持ちの時に、ふとしたことで救われるということがあるという。
中島らものエッセイには、そんな救いがちりばめられ、思わずくくくっと笑ってしまう。
そして、『恋するΩ病』という恋愛小説が好きだ。
そこに描かれている男女のやりとりが好きだ。
恋は病気の一種、世界で一番美しい病気と書かれているが、それでも恋愛はしたい。
そう思わせる恋愛小説だった。
Posted by ブクログ
初めて「中島らも」と出会った本。予備知識ゼロでなんとなく手にしたのだけれど、この出会いから15年、ずっとらもさんがだいすきです。エロ?セックス?それはひととしてとてもあたりまえのこと!
Posted by ブクログ
「結婚するということは、恋愛という『詩』から日常という『散文』へと下っていくことです」(稲垣足穂)
「唇と唇が初めて触れあう至高の一瞬、そこですべてが完結してしまい、それ以外は日常という散文への地獄下りなのだ。」
なるほどねーと思った
Posted by ブクログ
全体的に綺麗が過ぎてびっくりしたけどこういうのを書かれると別切り口も追加されて、らものこと余計にもっと好きになっちゃうじゃん。と思った。
恋するΩ病、傑作だよ…
Posted by ブクログ
中島らもという人が書く文章は、本当か嘘かわからない。
よくラリってる人だったので、常人にはウソだろ!?と思うことでも、もしかしたら本当なのかもしれない。
この本のなかでは「恋するΩ病」という短編小説がとってもよかった。
強引で、だけどユーモアがある男が(たぶん)美人を口説きまくる話なのだが、私、たぶんこういう人好きになっちゃうよなーと思った。
地頭がよくてユーモアがあるタチの悪い酔っ払いの戯言にずっと付き合ってるような本だった。
お気軽に読めるので、何かの待ち時間にオススメ。
Posted by ブクログ
くすくす笑い、大爆笑もありました。大爆笑は久しぶりです。自分にまだ大爆笑するパワーが残っていることに感激です。「その日の天使」、なんだか勇気が出ます。
Posted by ブクログ
エッセイとはまた違う作品ですが
ご自分の実体験を織り交ぜて書かれているところやおもわず笑ってしまうような文章にいいなと思いました。
ですが下品な表現があったりするので好き嫌いは別れそうだなと感じました。
Posted by ブクログ
中島らもの文体は、特別に畏まったものではない。著者の目から察知する世界を、感性のままに描くのだ。シュールでふざけていたり、涙腺を刺激するようなウェットな話まで網羅できるのは、著者ならではの率直な感性によるものだろう。そして、風変わりとも言える独特の語彙が面白いのだ。
Posted by ブクログ
薦められて借りた、中島らものエッセイ集。
これまでの人生で中島らもを読まずに過ごしてきた自分にとって、1冊目。
最初の章「愛について」の第1編「チビの女神さまへ」。
"いきなりだけれど、君はチビだ"という一行目の惹きつけには、読む気が湧く。
ギャグセンスには時代を感じるが、全体を通してとても読みやすい。
なかでも好きなのは、恋愛小説「恋するΩ病」。
酒と女に溺れてどうしようもない生活をしていながらも、その場しのぎの快楽を追究するビョーキのような生き方が、とにかく楽しそう。
それでいて色々と成し遂げているのが羨ましくなる。
だらっと1人で酒を飲みながら気軽に読む本だと思う。
Posted by ブクログ
上品なユーモアでも、毒の利いたエッセイでもなく、バカバカしいけれどもちょっと幸せな気分になれるようなエッセイ集です。短編小説「恋するΩ病」や「Q&A 怒涛の恋愛講座」なども収録されています。
書かれている内容そのものよりも、それを通して著者本人の人間臭い人柄の方が前景に立ち上がってくるような印象を受けました。
Posted by ブクログ
切り口が多岐に渡るので捉え所が難しいですが、楽しく読めるエッセイです。
その日の天使(P53~55)が一番好きなかな。
「キライだから商売になるのだ。きらってきらってきらい抜くから相手の性格や相貌が見えてくる。」(P115)は示唆に富んだ指摘だと思う。
Posted by ブクログ
初めての中島らもでした。
エッセイはあんまり得意じゃないけれど、
これは気軽に読める感じが◎。
恋愛至上主義者だという彼の、
恋愛を点で考える、というところに共感しました。
結婚をゴールにしてしまったそれは、
もう決して恋愛ではないのだと。
『恋愛が「点」だというのは、それが、夜どこがで唇と唇が初めて触れ合う至高の一瞬、時間の流れの外にある切断面、ただしその無の中に永遠を孕んだ一瞬のことだからである。それ以外はただの「生活」でしかない。』p.168
素敵。
Posted by ブクログ
らもさんの恋愛観がところどころ
心に響く...
恋愛が一つの「点」というくだり(詳細は引用を参照)は
思わず唸った
個人的にツボだったのは
Q&Aの
Q.男の人が感じる!というのは具体的にどんな感じなのですか?
A.ビアホールを出たあと尿意をガマンしていて、やっと探し当てたトイレで用を足せたときの、あのビリビリっとくる感じが一番近いでしょう
Posted by ブクログ
p.110 アクセサリーで身を飾るというのは、少しだけ自分を「失ってみせる」ということである。
そうなんですよね、自分の失ってみせることがなんだか恥ずかしいと思う私は自分を飾ることが苦手なんです。
p.69 恋愛を「関係」という見方でとらえてしまうと、そこには至高の瞬間から退屈な日常への地獄下りが待っているだけの話である。
なるほど、至極納得です。
p.26 「ツキ」とは偶然性の対極にあるものだと思う。
なるほど、
ツキと偶然って一緒じゃ
全然なくて対極だってのはなるほどと思う。
なるほどと思わない人は読んだらいい。
Posted by ブクログ
好き嫌いの別れる作品だとは思うけれど、
時折、心をつかまれて切なくて苦しくなる・・・。
そこには、らもさんの、照れて隠している知性や優しさ、
そして、生きる苦しさを経験してきたエキスが見事な筆力で
描かれているからだろうな・・・。
「その日の天使」というエッセイには、
一人の人間の一日には、必ず「その日の天使」がついている。
・・・中略・・・
心・技・体ともに絶好調のときには、これらの天使は、人には見えないもののようだ。
こんなことがないだろうか。
暗い気持ちになって、冗談にでも“今、自殺したら”なんて考えているときに、
とんでもない知人から電話がかかってくる
・・・中略・・・
それは、その日の天使なのである。
あぁ・・・こういう出会いあるなぁ。
あれが、あの日の天使だったのか。
と、天使たちに感謝したくなる。
偶然に見えて、実は必然で現れた天使たち・・・。
この本には、もうひとつ、大好きなエッセイがあります。
「恋づかれ」という一編。
大人の恋のせつなさが、読みながら苦しくなるほど美しく描かれています。
もし誰をも愛していないとしたら、結局僕は「いない」のだ。
闇の中で、「想い」だけが僕の照らしてくれるような気がする。
それ以外のときは僕は一個の闇であり、一個の不在でしかない。
こんなふうに、恋をして苦しむ、らもさんこそ、天使だなぁと思うのでした。
Posted by ブクログ
「その点、恋というのは山イモに似ている。」
文中に出てきたこの言葉が頭に沁みついて離れない。
ちゃらんぽらんでテキトーで、時々ロジカル?で、滅茶苦茶やね。
「女子高生のみなさん、あなたがたは土手で十分だそうですよ!」
Posted by ブクログ
なんと言うのか時々ハッとするような綺麗な表現や文章に出会います。すぐにおちゃらかした表現に戻りますが根がロマンチストだったんだろうなあ、なんて思いました。
中島らもさんの本って実は亡くなられてから読みだしたなあ、なんてふと思いました。
女性の悩み相談ずばっと解決、みたいな章がとても面白かった!
わかりやすいし確かにずばっと解決、だなあ、と。