【感想・ネタバレ】僕に踏まれた町と僕が踏まれた町のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年12月28日

やはりらもさん大好きだ。

高校生からの回顧録的な。
甘酸っぱく痒くなるような昔話。
若干アウトな人々への眼差しがあたたかい。
失われつつある精神的余裕、というか。

この本に限らずだけど。
迷いを抱えた時に読み返すと、背中を押すでも過剰に共感するでもないらもさんの距離感が心地良く、自分の立ち位置を...続きを読む再確認できる。

らもさん、大好きだ。

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Posted by ブクログ 2022年04月12日

全然わかんない固有名詞とかが出てきたりしたけどそれでもぜんぶ良くって、なのでもっと私にそういう教養が備わってればさらに大興奮で読めたんだろうな〜と思いつつ、今まで読んできたらも作品たちの要素が感じられてめちゃくちゃ良かったです。
丸坊主軍団のとこと、(本人は大変だろうけど)やっぱりアル中の話すき…。...続きを読むというか、らものことが…だいすき…

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Posted by ブクログ 2021年08月06日

中嶋らもさんの落ちこぼれ時代が描かれていた。
「滅多にないが生きていてよかったと思う夜がある それがあれば、あとはゴミクズみたいな日々でも生きていける」
エッセイは作者の人生を追体験して、そこから見える世界や考え方に触れることができて面白い。

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Posted by ブクログ 2020年12月25日

生きる意味が分からなくなっていた時に、「浪々の身 3」を読んで心が救われた気がした。長い人生で、私も額縁に入れて時々眺めるような瞬間を少しずつ集めたい。

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Posted by ブクログ 2016年01月25日

まずタイトルがいい!
内容は、9割くだらない笑える話なんだけど残りの1割に深く考えさせられたり、泣ける話がある。
そこがいい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月22日

せつない傑作です。
もう、名言抜き出しだけで良いと思いますので。
ぜひ読んでください。

「ただ、こうして生きてみると分かるのだが、めったにない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな...続きを読む日々であっても生きていける。」≪僕に踏まれた町と僕が踏まれた町‐中島らも≫

「『人の命は地球より重い』とよく言うけれど、そんなものは嘘っぱちだ。地球の方がやはり重い。ただ、その人の。およびその人を愛する人にとってみれば、地球なんてオレンジ1個よりも軽いかもしれない。」≪僕に踏まれた町と僕が踏まれた町‐中島らも≫


「僕は土地柄がどうだから楽園だなんて話は信じない。そこに好きな人がいるところ、守るべき人がいてくれるところ、戦う相手のいるところ。それが楽園なのだと思う。」≪僕に踏まれた町と僕が踏まれた町‐中島らも≫

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Posted by ブクログ 2012年08月08日

読んでいてなんだかスカッとしたというか少し明日から生きやすくなるように思う。社会に出たらもう一度読み返したい。あの時の青春が恥ずかしさが今の自分に繋がっていると感じることができるだろうか。

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Posted by ブクログ 2012年05月29日

まゆみちゃんのオススメ。かーなーりーハマッた!なんといっても舞台は知ってる町だらけ。三宮界隈の細かい道の名前にニヤニヤ、富田林の大阪芸大まで。行ったことあるとこばかり!らもさんって灘高だったんだねー。ドロップアウトの典型だけど。引き込まれる文章で、楽しくて仕方なかった。他のも是非読みたい!こういう青...続きを読む春小説、大好きだーーー

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Posted by ブクログ 2012年05月26日

大学の時に読んで、友人と初めて関西へ行った。この本と『西方冗土』、合わせて持って行った。「らもツアー」である。わけもなく灘校に行ったりした。時代は全然違うけど、同じ時代も過ごしてないけど、らもの「落ちこぼれ」の日々、おもしろいです。自分の「ダメさ」をさらけ出せるところが、この人のすごいところなのかも...続きを読むしれない。

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Posted by ブクログ 2018年10月10日

前半は電車の中で読んでいても、くっくっくと笑ってしまう内容。らもさん、おもしろい。
とんでも人生です。

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Posted by ブクログ 2015年09月17日

どうしようもなくダメでみっともなくて情けない人間が涼しい顔して内心必死の思いで格好をつけた結果本当にかっこよくなってしまうのがロックだと思う

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年05月29日

らもさんの青春時代を綴ったエッセイ、大笑いはなかったけど、自殺した友人への言葉には、感じるものがありました。

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Posted by ブクログ 2013年02月18日

中島らもの青春時代のエッセイです。友人の自殺を通じてなど、生と死に関しての、らも氏の捉えかたがわかる一冊です。「転がり込んできた命を、また同じことをして捨てにかかるのでは、死んだ人に対して申し訳がたたない。だから僕は生きることにした。」(P95)、「こうして生きてみるとわかるのだが、めったにない、何...続きを読む十年に一回くらいしかないかもしれないが、生きていてよかったと思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。だからあいつも生きてりゃよかったのにと思う。生きていて、バカをやって、アル中になって、醜く老いていって、それでもまんざらでもない瞬間を額に入れてときどき眺めたりして、そうやって生きていればよかったのに、と思う。」(P193)

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Posted by ブクログ 2012年03月26日

これは面白かった.ものすごく楽な気持ちで読めるエッセイ.中島らもの楽な生き方に,自分の人生があほらしくなるから要注意.

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Posted by ブクログ 2011年10月26日

それでも生きているというか

なんだか素敵な人生を歩んでいたんだと





またまた覗き見させてもらった






正直あまり憧れのようなものはないが

何度でも触れたくなる作家だ

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Posted by ブクログ 2024年02月23日

らもさんが「時代のフレイバー」があるかもしれないと書いているように、確かに60年代70年代は落ちこぼれた人間が、フーテンと呼ばれながらも許容される隙間が空いていたように思う。フーテンの寅さんが家族からあんなに愛されていたように、らもさんもこの本がでた後もあれだけめちゃくちゃなことをしておきながら周囲...続きを読むからは慕われる人であったと思う。本人の醸し出す才能や作品とそれを支えた奥さんたちの存在が輝いて見えてくる。

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Posted by ブクログ 2023年08月04日

ギターのキーを合わせるために弦を巻きまくったり緩めまくるくだりは笑った。

青春時代のくだらなさとダメさを感じる話が多かった印象ですね。

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Posted by ブクログ 2020年04月16日

実は私、中島らもって人、良く知らんかったんです。
なんかいろんな事をやっていて、テレビにも出るし、へんなコメントしてるし(かと言って芸人ではないし)、ミュージシャンでもあるみたいだし。

まあ、私の中ではタモリのような奇人変人ぐらいしか思ってなかったわけですが、1冊ぐらいはエッセイでも読んでみようか...続きを読むと。

あぁ、なるほど、やっぱり奇人変人ですかね。
でも、その変人っぷりがとっても魅力がある人で、子供の頃から歳をとってもそれが変わらないというか。

文章自体は、それほどでもないような気がしますが、その行間に隠されたモノは、まだまだ私にはわからんかもしれん。
ただ、こういう人生には憧れますな。

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Posted by ブクログ 2019年05月05日

筆者の灘高・浪人時代を描いたエッセイ。

高校生ならではの時代感に加え、神戸という港町がなんとも言えない雰囲気を醸し出し、時代こそ違うものの、自身もそうだったという思いを抱かせる。恐らく、みな感じるんだろう。

オーケン「のほほん雑記」より
(108)

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Posted by ブクログ 2017年06月20日

著者の秀才→遊びすぎ→落ちこぼれな青春記。若い勢い、著者の生命力の強さを感じた。


「生きていてよかったと思う夜がある〜一度でもそういうことがあれば〜あとはゴミくずみたいな日々であっても生きていける」

「誰でも夢がつかめる。才能よりむしろ持続する能力があれば」

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Posted by ブクログ 2015年05月26日

もうずっと本を買うのはネットでポチッとしてるけど、久しぶりにふらっと立ち寄った本屋さんでBIRTHDAY BUNKOと書かれたコーナーが目にとまる。全て同じカバーをかけられており、背表紙に誕生日と作家名。表紙にはそれプラス小さく小さくタイトルが印刷されている。
「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」
...続きを読むれが私と同じ誕生日の作家さんが書かれた本。エッセイだった。
名前を知っている程度で本を読んだ事は無かったのが逆に嬉しくて購入。ちょうどもうすぐ誕生日なので早速読んでみる。
同じ誕生日という事で何かしら通じるものがあるのかと期待して読んでみる。
そうは上手くいかない。通じるところなし。たぶん。
破天荒過ぎるよ。ふたまわり以上違うから時代背景も違うとはいえ破天荒が過ぎる。第1章は面白おかしく読めたけどね。坊主だったりロン毛だったりかしまし娘だったり…。読み進むにつれて暗くも重くもなるんだけど、なんかすーっと心に響く文とかもあるから侮れない。
何もこんなに桜が満開の季節に読まなくてもいい本なのは間違いない。
とはいえお話してみたい人だな〜って感じはする。ちょっとだけ興味あり。ちょっとだけね。同じ誕生日のよしみとして…ね。
いい出会いをくれた本屋さん。ありがとう。

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Posted by ブクログ 2014年07月31日

らもさんの青春時代のお話。思わず口元を緩めてしまうものから、少し切なくなるものまでぎゅっと詰まった作品。自分の生まれて居ない時代の匂いを知ることが面白い。「何十年に一回くらいしかないかもしれないが、生きていてよかったと思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみ...続きを読むたいな日々であっても生きていける。」

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年05月11日

【あとがき】
「人の命は地球より重い」とよく言うけれど、そんなものは嘘っぱちだ。地球の方がやはり重い。ただ、その人、およびその人を愛する人にとってみれば、地球なんてオレンジ一個よりも軽いのかもしれない。要するに僕にはよくわからない。p227

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Posted by ブクログ 2013年10月16日

いわゆる普通の生き方とは随分違う生き方をしてきたらもさんだけれども、端々に誰しもがあぁわかるなって思える思いや言葉があって、それが切なくて優しい。

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Posted by ブクログ 2013年08月31日

暗黒の青年時代を語るエッセイ。
あとがきでご自身も書かれていますが、
このあと楽しいオッサン時代が横たわっている事が
前提で描かれた暗い内容のエッセイと有る様に
内容はダウナーな、らも節。
さらっと読める一冊。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年04月22日

自叙伝というかエッセイというか。短くて読みやすい。何か結構昔の人なんだなと思う。進学校の灘高に行っておきながら落ちこぼれるという。やっぱり珍しい経歴の人だと思う。バカばっかりやってた高校時代は楽しくて、だんだん浪人、大学生と暗くなってく、ってのが面白いような切ないような。

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Posted by ブクログ 2013年02月25日

日本が生んだロクデナシ作家代表、中島らも。彼の灘高入学〜大学での経験を基にしたこのエッセイでは、後に彼を悩ますアルコール依存症や躁鬱病の萌芽が既に見られたりもするけど、やはり言葉の端々から滲み出ている落伍者やはみ出し者に対して注がれる暖かい眼差しには安心させられてしまう。進学校からの落ちこぼれという...続きを読む疎外感、何もすることなく焦燥感に身を焦した大学生活といった憂鬱な青春時代を振り返る際には笑いがありつつも、死の臭いからは逃れられないらもさんがいる。自殺した浪人時代の友人の話は、悲痛ながらもとても優しい。

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Posted by ブクログ 2013年03月03日

”この本はたとえば歴史書みたいなものと比べて見た場合、九牛の一毛にも足りない「アリの一生」みたいな本かもしれない。もしこの本に何か意味があるとすれば、ここには今ではもう嗅ぐ事のできない「時代のフレイバー」があるかもしれない、ということだろう。”

著者のあとがきより。

60年代後半から70年代の時...続きを読む代の空気ってそのあとの時代に生まれた身からすればこういうエッセイや小説、映画から感じるしかないんだよね。

それにしてもこの人の本、初めて読んだがものすごい面白い。

伊丹十三のエッセイも全体に倦怠感溢れてる感じだけど、それをもっと濃くした感じがする。
倦怠感というかたぶん絶望感とかの方が近いんだろうな。

それでいて明るさというかユーモラスというかで文章が作られている。

学校とか職場とか身近にいても(いないだろうけど)あんま仲良くなれなかったタイプな気がするけど、
でもたぶん遠巻きにあいつけっこう気が合いそうだ、とかそんなだろな、などと考えさせてくれました。


この人の書く、「~なんである。」という言い方が好きだ。
”小さなコーヒーハウスのごくごく常連になる。そこのマスターが渋い男で、もの静かで、いかにも昔ないかわけのあったような人なんである。”(P101)
とかね。いいよね。

他の作品も読んでみようと思います。

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Posted by ブクログ 2012年04月03日

中島らもの青春自伝。

灘高、大学、ラリった20代前半。ここにらもの全てがある。

らもが灘高で落ちこぼれるキッカケを作った先生の一言が印象的。

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Posted by ブクログ 2012年02月28日

文章の上手な人が書く、日常をうまく切り取ったエッセイが読みたくなった。
多くの人が高評価をつけていた初の「中島らも」作品を借りた。

中島らもという人は、私にとって「名前はよく聞くけど何してるか分からない」ひとで、松尾スズキや大槻ケンジ、リリー・フランキーと同じカテゴリ。「高円寺に住んでる」という勝...続きを読む手なイメージを持っていた。

60年代後半から70年代という、無軌道なんだか無気力なんだか分からない、だけどきっと世界中が大きく変わろうとしてた空気の中、大阪で青春を過ごした人だった。思っていたより、かっこいい人だなって思った。

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