【感想・ネタバレ】頭の中がカユいんだのレビュー

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Posted by ブクログ 2017年02月20日

最初の4ページを読んで、古本で買ったことを後悔したし、6ページ目なんて唸りながら読んだ。
6ページ目の23文字目からの182文字のことがだい好き。
こういうごちゃごちゃしている文章がだい好き。
らも先生聞こえますか だい好きです。

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Posted by ブクログ 2013年05月31日

特に冒頭のラリりながら書いた話にびっくりしました。汚いおじさんの与太話なのに、宝物のように感じました。

悲しみの底が抜けたあとの、明るくて綺麗な部分だけを人にあげる。らもさんのそんな生き方はかっこいいと思いました。

この本おかげで、毎日街に引きずり出されています。街で起こる強烈な出来事に殺されず...続きを読むにいられます。

一番好きな本です。

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Posted by ブクログ 2012年09月18日

中島らもさんにハマったきっかけになった本です。

衝撃でした。
かっこいいし、おもしろいし。
薬のこととかいっぱいだし。

知らない世界のおもしろさです。
ちっちゃなことどうでもよくなるし、読んでるうちに気持ちよくなってきます。

オススメです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日


どーもこーも生き辛さや世知辛さをガンガンに感じる頃、
この人の著書を読み心の底辺からぶわっと救われた気になった。

言葉選びも描写も独特で面白い、
この人の詩的な感覚が、個人的に超ツボ。



同世代のくたびれた友人諸君の横っ面をこの本で叩いてやれ


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Posted by ブクログ 2022年11月27日

はちゃめちゃでやりたい放題、自由奔放。著者の果てしない妄想、想像力にやっとこ追いつき、笑う。表現が独特で発想が豊か。らも作品は下ネタ多いが気分が軽くなるので再読します。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年09月13日

ノンフィクションか小説か?著者本人がノン・ノンフィクションと銘する、現実と妄想が入り混じったような不思議本。

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Posted by ブクログ 2014年08月23日

【本の内容】
何かワケありの僕は、ある日、突然、妻子を残し家出する。

勤める小さな広告代理店に、寝泊りするようになった僕。

TV局員をはじめ、いろんなギョーカイ人たちと、夜に、昼に、昭和最後のヒートアップする大阪を徘徊する日々。

次々とトンデモナイ事件が起こる中、現実と妄想の狭間で僕は…。

...続きを読む中島らも自身が「ノン・ノンフィクション」と銘うった記念碑的処女作品集。

[ 目次 ]


[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2013年08月12日

ラリってる最中頭の中に浮かんできた事を書いたという小説ですが、
ラリって乍らのこの面白さ。日常のリアリティさ。
切なさ。辛さ。背徳感。
バース君。
他人の脳ミソを指先でなぞって行く様な気持ちで、
一気に読んでしまいました。
ネタは此れまでの他のエッセイや対談集でも出て来るものと被りますが、
何度聞い...続きを読むても面白い不思議。

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Posted by ブクログ 2011年01月07日

「頭の中がカユいんだ」「東住吉のぶっこわし屋」「私が一番モテた日」「クェ・ジュ島の夜、聖路加病院の朝」が読めます。

ラモさんはこの本が一番すきなんだってさ。
なんか分かる気がした。
表題作の無軌道さのヒリヒリ感はギリギリ青春をもってる。
これは圧倒的に切なくて悲しい。
けど、私も好き。
家に残して...続きを読むきた奥さんの匂いをかぎたい。
涙の痕をなめてあげたい。

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Posted by ブクログ 2010年09月11日

中島らも短編集。

ラリりながら4~5日で書いた(本人談)というだけあって、とにかく勢いがある。ハチャメチャで面白い。
サラリーマン時代のノンフィクションとのことだが、飲酒と睡眠薬と妄想によって、不思議でノスタルジーでジャンキーな雰囲気が全体に漂っている。

新世界の立ち飲み・・。行ってみたい!(笑...続きを読む)

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Posted by ブクログ 2010年08月14日

らもworld炸裂!
言葉の羅列がユニーク。内容も面白いんだけど、よくこんな言い回しを思いつくな~と言葉のhow to useに感心してしまう本でした。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

『正直に言って、夏が終わればどこにいればいいのか、
 僕には今だにわからない。とっくに夏が終わった今でも。』

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

破天荒で愉快な中島らものサラリーマン生活を覗くことができます。

読み終わって内容を思い出そうとしてもいっぱいありすぎて思い出せない。
でも面白い人だなあ。

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Posted by ブクログ 2021年09月02日

ノスタルジックでジャンキー。枕元の酒と煙草の煙の充満した部屋で迎える無理矢理現実に引き戻される朝の匂い。
酒と咳止めシロップのどろりとした心地のいい無敵感に抱かれる夜の感触。
交互に訪れる夜と朝。

60年代の香りが好きな、めちゃくちゃだけど陽気な小説を読みたい人におすすめ。らもさんが一番好きな本だ...続きを読むそうです。

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Posted by ブクログ 2016年11月04日

何かワケありの僕は、ある日、突然、妻子を残し家出する。
勤める小さな広告代理店に、寝泊りするようになった僕。
TV局員をはじめ、いろんなギョーカイ人たちと、夜に、昼に、昭和最後のヒートアップする大阪を徘徊する日々。
次々とトンデモナイ事件が起こる中、現実と妄想の狭間で僕は……
中島らも自身が「ノン・...続きを読むノンフィクション」と銘うった記念碑的処女作品集。

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Posted by ブクログ 2014年09月15日

らもさんの初期作品。この作品はヘロインによる影響下で書かれたバロウズの『裸のランチ』に触発され、泥酔状態で書き上げたのだそう。家出をした広告代理店営業の男が大阪の街を徘徊し、お酒と共に孤独を見つめながら描く5日間。まさにノン・ノンフィクション!

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

らもの処女作。
自身のノンフィクションに近いらしく、非現実的な中にもリアルがある。

好き勝手描いた日記みたいな小説。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

表題作は、妻と暮らす家を出て会社で暮らし始めた男の日常が、ユーモアと叙情を織り交ぜつつ描かれた作品である。
著者がこの作品を「ノン・ノンフィクション」と謳っているとおり、主人公の男は、著者自身である。

最初の2ページで一気に引き込まれた。
「ノン・ノンフィクション」と呼ぶにふさわしく、フィクション...続きを読むと呼ぶには生々し過ぎるし、ノンフィクションと呼ぶには文学的過ぎる。
数々の言葉と表現が、その微妙なラインを見事についている。

「頭の中がカユいんだ」というタイトルどおり、大阪を舞台にした作品らしい面白さもありながら、後悔にも似た切なさが所々に滲み出る。

ただし、後半になると徐々に文学的な魅力が薄れ、尻切れトンボのような状態になってしまっている気がする。
勢いに任せて書き進められ、強引にというか唐突に結末を迎えてしまった感があるのは残念だ。


表題作の他、3作が併録されているが、最も気に入ったのは「私が一番モテた日」である。

モテない男ほど、「モテる」ということがどういうことなのかわからないが故に、「モテる」ということに憧れを抱くし、モテたいと願うものだ。
そして、自分の周りのモテる男に対して密かに嫉妬と羨望を抱くものだ。
そして、女の子には「聖女」と「娼婦」のどちらかしか存在しないような錯覚を抱くものだ。
そして、「軽さ」と「度胸」が何よりも欠けているものだ。

共感の嵐である。

読んでいると、モテなくて、モテたかった、自分の学生時代を思い出した。
バレンタインデーの昼食の時間はいつも肩身の狭い思いをしていた(一方でほんのささやかなる虚しい期待も抱いていた)ことやら、ある日知らない子からのラブレターが下駄箱に入っていて、どうしようもなく下手な字だなと思っていたら、後日どうやって調べたのかその子が家まで来て告白されたが、どうしようもなく不細工で(不細工なくせに厚底ブーツを履いていて)、「自分はモテない上にこんな不細工にしか好かれないのか」と悲しくなったことやら、ほろ苦い思い出達が蘇ってきた。
懐かしくて笑った。

モテない、モテたい、そんな思いを強く抱いている男子ほど、共感できる作品だ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ほんとクスクス笑っちゃうし、このグズグズなリズムがもうたまらないんだ。意外にらもさんウブなところもかわいいし。やっぱり表題作が一番好きかな。

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