中島らものレビュー一覧

  • 人体模型の夜

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    初めての本を読むのは楽しいことだけれど、ずーっと昔に何度も読んだ本にまた巡り会える。そして、また読めることがこんなにも嬉しいだなんて。
    人体模型が語る、身体にまつわる12篇の短編集。
    どの話もしっかりとした説明があり、のめり込んでしまう。古さを感じない。
    特に好きなのは「なはびえ」想像してしまって気持ち悪い。「貴子の胃袋」ラストの一言にグッと詰まってしまう。憤るところ?笑うところ?
    エピローグまで読んで思う。私もまだまだ話が聞きたい。

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    2023年11月16日
  • 【合本版】ガダラの豚

    匿名

    購入済み

    色んなジャンル

    この作品は、エンタメであり、アドベンチャーであり、コメディであり、ホラーであり、ミステリであり、サスペンスでもあると言えます。

    #アツい #ドキドキハラハラ #シュール

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    2023年10月04日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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    まずこの本の雰囲気がなんか好き。昔読んだ村上龍をちょっと思い出した。結局何が言いたいのがよく分からない本なんだけど、なぜだかスッキリする本。

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    2023年09月26日
  • こどもの一生

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    らもさんの本は何冊か読ませてもらいました。
    こちらの作品も大好きです。楽しく読み進めていたんですが途中、恐怖のドン底に叩き落とされます!この作品好きです。

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    2023年07月19日
  • 人体模型の夜

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    2023年はこの本から!
    ふと気がつけば、スナック菓子を1袋夢中で食べ終えてしまっていた…という時と同じくらい、軽妙洒脱な恐怖に無心でばりばりとページをめくり続けていた。怖い。
    舞台や趣向の異なる怪しく魅力たっぷりな12の短編が、忘れ去られた地下室を介して立ち昇ってくる。それぞれの作品ももちろんだがプロローグ・エピローグが秀逸で、ちょうど少年と同様もっともっと、となっていた私は茫然自失で全裸になる寸前だった。ああ怖い。

    去年読んでとても気に入った「家が呼ぶ」というアンソロジーに今作収録の「はなびえ」が入っていて、すごく面白かったので他の短編も読みたかった。
    どれも面白かったけど、やっぱり「はなびえ」は凄い。
    ほかにも「セルフィネの血」「膝」「耳飢え」が特に好き。

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    2023年01月31日
  • バンド・オブ・ザ・ナイト

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    ラリってるときの文章がしんどければ、読み飛ばしても問題ない。それだけでも小説として面白い。

    もちろん、しっかり読んでも、一見めちゃくちゃな言葉の羅列が実は主人公の心情とリンクしていることが見えてきて面白い。

    物好きな人は該当箇所だけをガクガクに酩酊して読んでもいい。らもの思考を疑似体験できて面白い。VR中島らも。

    らもエッセイの最高傑作がアマニタ・パンセリナなら、小説ではこれ。
    何度読んでも楽しめる、一人一冊バンド・オブ・ザ・ナイト!

    前半の広告代理店時代の話も、破天荒なお仕事モノとしてめちゃくちゃ面白いんだよな〜。

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    2023年01月23日
  • 白いメリーさん

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    怖くて残酷な事をサラッと面白く…中島らもさんの本はどれも好きだ。
    9編の短編集で、どれも短く完結していて、どのストーリーもオリジナリティがあって楽しめた。

    残酷な事をサラッと面白く書かれると、あれ?読み間違えた?で思わず読み返してしまう。そこがまたいいのだ〜

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    2022年11月26日
  • アマニタ・パンセリナ

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    著者自らが試したドラッグエッセイ。信頼の置ける体験談や参考文献の数々…状況が極めて深刻なのを面白く描写してしまう中島らも。彼の聡明で素直な優しい文章と人柄は唯一無二である。

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    2022年09月27日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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    会話のやりとりにキレがある。タイトルも素敵。面白さの中に哀愁が漂い、中島らもにしか描けない世界観が溢れていた。

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    2022年09月14日
  • お父さんのバックドロップ

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    小学校6年生の朝の会だか空き時間に担任の先生が皆に音読してくれて気に入り、真似して本屋に買いに行った思い出の本。今読んでも面白かった。こんなお父さん(お母さんでもOK)いたら楽しいと思う。

    親や大人は常識的であれ、模範的であれ、母親は父親より子の面倒を見れ、という圧をともすると自分の子どもが1番(無意識に)かけてきたりする。大人も自由でしょーもなくていいんだ、と思える良書。

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    2022年08月05日
  • 人体模型の夜

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    中島らも『人体模型の夜』集英社文庫。

    大昔に読んでいるのだが、目出度く復刊したので再読してみることにした。

    体の様々なパーツをテーマにした連作ホラー短編集の名作である。読んでみると内容を所々忘れていた。小気味良く、解りやすいので面白い。

    中島らもというと、究極のアル中小説『今夜、すべてのバーで』、ホラー冒険小説の『ガダラの豚』などの傑作があるが、本作もまた傑作の1つに数えてもよいかも知れない。

    『プロローグ 首屋敷』。不気味なプロローグ。エピローグで首屋敷の不気味な謎をどう回収するのか。頭のおかしい学者が造らせたという首屋敷と呼ばれる空家の地下室にたたずむ不気味にデフォルメされた人体模型。首屋敷が取り壊される前の最後の日に首屋敷に忍び込んだ少年が人体模型の胸元に耳を押し当てて聞いた奇妙な音。

    『邪眼』。まるで実際に起きた怪異を描いたかのような小気味の良い短編。『邪眼』とは人に不幸をもたらす視線のこと。この時代であれば、まさかと衝撃を受けた結末も残念なことに今ではよくある話になってしまった。スリランカに赴任中の日本人商社マンの夫婦。メイドから妻の沙也加の胎内に悪魔が宿っていると言われた夫はメイドを解雇する。★★★★★

    『セルフィネの血』。ミラージュのような二面性。物事には裏と表、二面背反があるのは世の常。長い旅の果てに主人公がたどり着いたセルフィネ島。天国のような島での暮らしを楽しむ主人公とナオミ。しかし、島の住人はここは天国などではなく、単に人が辛うじて暮らす場所だという。★★★★★

    『はなびえ』。女性の怨念は恐ろしい。しかし、この短編に登場する男性も男性だ。鋭い聴覚と臭覚を持つ調香師の女性が、不動産屋のかつての恋人から紹介されたマンションに移り住むと、奇怪な音と臭いに苦しめられる。★★★★★

    『耳飢え』。他人の秘密ほど興味をひかれるものはないが、興味もほどほどに。隣室を盗聴することを趣味に引越を繰り返す男の話。興味をひかれた隣の女性の部屋から聴こえる奇妙な会話の正体。★★★★

    『健脚行 ―43号線の怪』。ほんのり悲しくも未来に光が見えるような短編。競輪選手を目指していた兄を交通事故で失った少年は自らも競輪選手を目指す。★★★★

    『膝』。有り得るようで有り得ない不可思議な事実。この世にはまだまだ明らかにされない謎がある。手塚治虫の『ブラックジャック』に似たような話があったのを思い出した。真面目に働きたくない男が、一応の職業として人面瘡評論家を名乗る。男の元には時折、人面瘡を持っているから見てくれという人物が訪れるが、いずれも偽物ばかりだった。そして、ついに膝に本物の人面瘡を持つ人物が現れる。★★★★★

    『ピラミッドのヘソ』。ピラミッド・パワーは、当時、まことしやかに語られていた未知の力。ピラミッドの模型の中にカミソリを入れると刃が鋭くなり、タバコやウイスキーを入れると味がまろやかになるという。本当かどうかは解らないが……二千億円を投じて新宿新都心にピラミッドを造った男。★★★★★

    『EIGHT ARMS TO HOLD YOU』。未発表曲というと心が踊る。8本の腕と言えば……オチもその通りだった。ジョン・レノンの未発表曲が見付かる。その曲を元に盗作したミュージシャンの運命や如何に。★★★★

    『骨喰う調べ』。墓地販売を巡る顛末。墓地を販売する不動産屋の男に起きた悲劇。鰯の頭も信心から。★★★★

    『貴子の胃袋』。中国のスーパーに行くとカエルや亀の類いが普通に食料品として売られているのに驚く。蛇や犬、その他の野性動物の専門店もあり、本当に何でも食べる民族なのだなと思う。テレビで中国の狗肉料理を見てから肉類を一切食べられなくなった女性。★★★★

    『乳房』。ブラックギャグのような本当のホラーのような。女性霊媒師による降霊会。現れた幽霊には乳房があった。★★★

    『翼と性器』。皮肉の利いた短編。ラストには映画『エンゼル・ハート』にも似た恐怖も味わえる。天使に近付こうと性器を切除した産婦人科医が遭遇したものとは。★★★★

    『エピローグ 首屋敷』。人体模型から12の物語を聞き終えた少年はもっと聞きたいと言うと……

    本体価格640円
    ★★★★★

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    2022年07月06日
  • アマニタ・パンセリナ

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    大好き…。狂ってるのはそうなんだけど、そこはかとなく理性的だったり愛しい翳りがあるのがめちゃくちゃ良い。

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    2022年04月26日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    全然わかんない固有名詞とかが出てきたりしたけどそれでもぜんぶ良くって、なのでもっと私にそういう教養が備わってればさらに大興奮で読めたんだろうな〜と思いつつ、今まで読んできたらも作品たちの要素が感じられてめちゃくちゃ良かったです。
    丸坊主軍団のとこと、(本人は大変だろうけど)やっぱりアル中の話すき…。というか、らものことが…だいすき…

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    2022年04月12日
  • こどもの一生

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    「君達の人生は光と影によって描かれている。君達の人生の五十%はストレスだ。さぁもう一度十歳のこどもに戻ってやり直そう。君達にはストレスがなくなる。なぜならここには"掟"というものがないからだ」

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    2021年10月06日
  • アマニタ・パンセリナ

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    おもしろかった。アメリカンゴッズで、テクニカルボーイがガマガエルの入った筒を吸うシーンがあって、何故にカエル……?と疑問に思っていたシーンの謎が解けた。ラリっていたのだ!!たのしい

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    2021年09月07日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    中嶋らもさんの落ちこぼれ時代が描かれていた。
    「滅多にないが生きていてよかったと思う夜がある それがあれば、あとはゴミクズみたいな日々でも生きていける」
    エッセイは作者の人生を追体験して、そこから見える世界や考え方に触れることができて面白い。

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    2021年08月06日
  • しりとりえっせい

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    中島らもの著作ははじめて読みましたが、あまりのおもしろさに一気に読んでしまいました。
    まず、タイトルをしりとりでつなぐという企画がおもしろい。さらにそれに輪をかけて、著者の広範な知識と、独創的な妄想力、絶妙な語り口がたたみかけてきます。
    1つの記事が3ページ程度で、イラストも入っているので、読みやすさも抜群です。
    下ネタも多いので、そういうのが苦手な人は注意してください。
    (個人的には下ネタの話もものすごくおもしろかったけど。特に「ワッシャー!」のやつ、吹き出しました^^;)

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    2021年07月25日
  • アマニタ・パンセリナ

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    ネタバレ

    ドラッグについてのエッセイ。私は気分が悪くなるとこの本を開く。ドラッグを賛美するわけでなく、突き放して冷徹に描写している文章を読むと落ち着くのだ。らもさんはドラッグとは幼児のくるくる遊びだと書いている。やった人間にしか分からない醒めた視点が心地よい。

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    2021年06月30日
  • お父さんのバックドロップ

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    大人になりきれてない大人?
    お父さんになりきれてないお父さん?

    4人のお父さんは大人の男としてお父さんとして、一生懸命子どもと向き合おうとしてる。子ども側からはちょっとズレてはいるんだけど。

    こんなちょっとズレた親の感じって、お父さんだと笑えるのに、お母さんだとなんか笑えない。
    それは私が女だからかなぁ?

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    2021年01月13日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    生きる意味が分からなくなっていた時に、「浪々の身 3」を読んで心が救われた気がした。長い人生で、私も額縁に入れて時々眺めるような瞬間を少しずつ集めたい。

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    2020年12月25日