今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

小説・文芸
814円 (税込)

4pt

すべての酒飲みに捧げるアル中小説

「この調子で飲み続けたら、死にますよ、あなた」
それでも酒を断てず、緊急入院するはめになる小島容。
ユニークな患者たちとの会話や担当医師との対話、
ときおり訪れる、シラフで現実と対峙する憂鬱、
親友の妹が繰り出す激励の往復パンチ――
実体験をベースに、生と死のはざまで揺らぐ人々を描き、
吉川英治文学新人賞に輝いた著者の代表作が新装版になって再登場!

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    今夜、すベてのバーで 〈新装版〉
  • タイトルID
    :
    882130
  • ページ数
    :
    320ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年12月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

今夜、すベてのバーで 〈新装版〉 のユーザーレビュー

なぜ人は酒を飲むのか。
35歳でアルコール中毒による症状で入院した男性が自身の人生を見つめ直す物語。

アルコールは合法にして、飲めば気分を高揚させ、記憶を飛ばすことができ、依存性が高い。しかし、全員が全員アルコール中毒になるわけでもない。では、その線引きはどこにあるのか。この小説の一節を紹介したい。
「酒をやめるためには、飲んで得られる報酬よりも、もっと大きな何かを、「飲まないこと」によって与えられなければならない。
それはたぶん、生存への希望、他者への愛、幸福などだろうと思う。」

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ただひたすらに怖くて美しい
    このまま酒をのみ続けて、私もいつかアル中になっても、こんな美しい人生にはならないのが悲しい
    まさに狂酔させる何かがある、なんなんだろ

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    ★4.5

    「ビール」
    言ってしまってから、おれは、〝はてな〟と面妖な気になった。

    ─────────────────

    面白かったー!
    学問ぽいところはちょっと読むの大変だったけど、それ以外の部分は軽快に進んでいく感じ!

    その一方で、私にもアル中になれる素質が大いにあるのを自覚しているので、彼の内省部分はなんだかとっても沁みました。わかるんだよなぁ。

    彼(主人公)がエッセイ出してたら迷わず買ってただろうなー!

    ─────────────────

    おれは頑なで意固地で自意識過剰の、意地悪爺さんのような酒飲みだった。独りで放っておかれることを望んだが、そうされればされたで世界に対して悪態をつくのだった。

    漠然と、ここで一杯飲んだら、と考えてしまうのだ。おれの中には、そういう回路ができあがっているらしい。不安、苦痛が少しでも感じられると、「飲む」という回路にジャックインされる。

    内臓は頑丈でも、おれの心には穴がいくつもあいていた。夜ごと飲みくだすウィスキーは、心にあいたその穴からことごとく漏れてこぼれ落ちてしまうのだった。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    作家の一雫ライオンさんのイチオシの小説と言うことをある方から教えて頂き読みました。
    実は前働いていた職場にアル中の主人公と同じような人が働いてて、その人を思い出しました。
    また、お酒を沢山飲む身近な人達のことも、心配しながら読みました。
    そして中島らもさんを思わせる主人公が破天荒過ぎて、昭和って感じが強すぎる作品。
    令和ならアウトな事が沢山起きていて笑えました。
    赤河先生の言葉が色々良かった。

    0
    2026年08月06日

    Posted by ブクログ

    アル中のお話。
    独特な世界観があるなと思ったのですが、すごく読みやすかったです!
    『乾杯=スコール』での締めが気持ちよく少し笑ってしまいました。

    0
    2026年06月23日

    Posted by ブクログ

    まず一言。
    めちゃくちゃおもしろかった。

    テーマにおいての重さに対して、
    文章の快活さがとてもページを軽くさせた。

    アルコール依存、その他依存による人間がそうなる経緯や背景に目を向けると、単純に軽蔑することは難しい。
    逃避しているのだから。

    らもさんが予想したよりもアル中は増えてないかもしれないが、確実に依存者は増えているので、
    人はとかく依存してしまう生き物だと考えさせられる。

    0
    2026年06月17日

    Posted by ブクログ

    空のオルゴールに続いて、中島らも氏の作品を読んだ。
    少し調べるだけでも、アル中ヤク中となんとも波乱万丈な人生が垣間見える中島らも氏。
    その人生経験が、この小説にドンと現れているんだろうなと。

    アルコール依存性について、「手が震える」だの「飲みたくてたまらない」だの、その程度の知識しかなかったヘテロの私には衝撃的な小説だった。

    アルコール依存性をメインテーマに据えて、各登場人物とのお話があって。それらの絡め方がとても上手いと感じた。


    0
    2026年05月27日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃに面白かった。
    洗練されたアル中文学。

    アルコールに依存していく様子がありありと書かれているんだけど、でも文学としても成立してる。うちは父が大酒家だったから…なおさら引き込まれて読んだわ。

    0
    2026年05月23日

    Posted by ブクログ

    アルコール依存をテーマにしながらも、軽妙でユーモラスな語り口によって物語へ引き込まれるアル中小説。冒頭からテンポの良い会話が続き、どこか可笑しみを含んだ世界観の中で読み進めることになる。
    一方で、随所に鋭さや繊細さを感じさせる感情の描写もあり、単なる滑稽さではなく、人間の弱さや揺らぎが丁寧に掬い取られている点が印象的だった。
    作者自身の経験を背景にしながら、重い題材をここまで軽やかに、かつ深みを持って描き切っている点に手腕を感じる一冊だった。

    0
    2026年05月10日

    Posted by ブクログ

    アル中小説として名高い本作。決して良くないこととは知りつつも、なぜ飲んでしまうのかーーそれを考えることは、結局は「人間とはどんな生き物か」を突き詰めることで、とても面白かった。そういった哲学的な思考がところどころに挟まれつつも、病院での生活やそこで出会う人々との交流など、アル中患者としての日常をベースに物語が進んでいくので読みやすい。町田康さんの解説も読みどころを的確におさえていてとてもいい。それにしても、小島容(いるる)っていい名前だな。

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    天下の大酒豪、中島らもさまの作品である。帯には「すべての酒飲みに捧ぐ」「どうしても酒を飲まずにはいられない人生について」などとあり、不穏なことこの上ない。そしてアルコール依存症だけにアルコールと薬物についての考察は一読に価値あり。

    解説の町田康さんは、「人はなぜ破滅を恐れながら破滅を目指すのか」という問いに対しての問答が書いてあると解説している。

    これは体験記なのだろうか?小島さんなる小説家が主人公なのだが、まずγGTP1300、結膜真っ黄っき〜の、皮膚に黄疸まで出てて、入院を言い渡されると、入院までの1-2時間で向かいの酒屋でワンカップ酒2つを平らげる。入院患者あるあるなのだが、常人の発想ではない。

    尿量計測を言われて、コーラみたいな色で少ししか出ないからと水道水を混ぜる。きゃあああ〜と絶叫してしまう。保険医療で入院はドブにお金を捨ててるようなもんだ。そもそも10年間毎日ウィスキー1本飲んでるんだもん!自殺じゃないとするとなんなのか。

    薬など効かないから、安静、睡眠、高タンパク食をしっかりと言われてるのに、固形物は受け付けないと食べない。入院日の夜に振戦が始まる。が、幻覚は見ないで済んだらしい。あれは相当ツライときく。

    8日目になってフケが出てきた。タンパク質がようやく細胞の新生に回り始めたらしい。風呂に久々に入る。

    だいぶ身体が楽になってきて、病院内を徘徊していると霊安室があったので入ってみたら、同室のアルコール依存症患者が死体清拭用のアルコールを飲んでいた。勧められたが断る。しかしこの後、何かしているとあそこにアルコールがあると頭に浮かぶようになってしまった。

    肝生検、しばらくお腹が痛くてしかも体力が低下する。結果的に重度の脂肪肝でまだ肝硬変ではないとわかる。体力がついてきたので、小一時間くらい散歩するようになったら、今度はお腹が空いて眠れなくなった。我慢できずに蕎麦屋に入ってビールを飲んでしまう。飲んだらあっという間、次は日本酒。気がついたら蕎麦もほとんど食べずにバーに来ていた。

    病院に帰ると…

    0
    2026年03月12日

今夜、すベてのバーで 〈新装版〉 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    今夜、すベてのバーで 〈新装版〉
  • タイトルID
    :
    882130
  • ページ数
    :
    320ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年12月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

中島らも のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す