中島らものレビュー一覧

  • こらっ

    Posted by ブクログ

    「こらっ」と怒れない著者が、社会風勢などを叱るエッセイ。自由は旗から見れば美しい言葉だが、それは冷たくて寒い。一方、束縛はあたたかい腐臭がする。この言葉には心底共感させられた。

    二年間探していた言葉の欠片は、この一冊の中にあった。私の餓えは、いつか満たされるだろうか。何度も読み返したい一冊。

    0
    2014年08月05日
  • お父さんのバックドロップ

    Posted by ブクログ

    「子供よりも子供っぽい」お父さんたちの話。短篇集。本当にいい話は児童向けであろうが大人が読んでもいいものだなぁという実感があるな。

    0
    2014年07月13日
  • お父さんのバックドロップ

    Posted by ブクログ

    『中島らもに二度出会う』

    表題作は読む価値ある。電車のなかでも思わず泣いた。それ以外も読める。中島らも苦手意識があったが、読み深めていく事になりそうだ。

    単純な話に心理は宿る。
    ご一読を。

    0
    2014年05月27日
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

    Posted by ブクログ

    東海林さだおさんや、
    原田宗典さんや、
    群ようこさんのような、
    笑いのツボが好きであれば
    お勧めします。

    中学生の時に初めて読んでから、
    今でもたまに本棚から出して
    わらわらします。

    友人に勧める際は
    電車の中が恰好の読み場所だと伝えています。

    笑いをこらえるのも読書の味かな、と。

    0
    2014年03月08日
  • 変!!

    Posted by ブクログ

    らもさんの空気感があの人に似ていてはまっている。
    らもさんのまわりの変な人について書き連ねたエッセイ。面白い。変な人たちである。
    変だ変だと言われ、それがいやでいやでしょうがなかった。でもこれ読んだら、いやいやいやわたし普通じゃんて。安心。
    時折光るらもさんの教養の深さ。
    文庫版あとがきに誰よりも普通だからこんなに変な人が冷静に観察できてる、みたいなことがあり。らもさんもじゅうぶん変だとはおもう。けどちゃんとした大人だよなー。変な人が好きで、自分から関わろうとして行くところも似ている。好きな空気感の本だった。

    0
    2014年01月12日
  • 水に似た感情

    Posted by ブクログ

    小説の形態をとっているけれど
    内容は複雑怪奇なバリ島的人間探求のドキュメントである

    二元論とか無限とかこの世の始まりとか意識などに
    好奇の目を光らせている人達には捨てがたい本である

    一般にはバリ・ヒンドゥーと呼ばれているが
    その真髄には大乗仏教とアミニズムが流れている
    中でもアグン残のベサキ寺院は大乗仏教に傾倒しているという
    過去生から現在などの占いや個人に向けたお守りも創るらしい
    ベサキ寺院のテジャ師は三という数を完璧として大事にする

    祈りとともに涙が出だして怒りの涙から始まり
    哀しみの色に変わり最後は無色透明になる

    一般にバリの音楽をガムランと言う
    鉄琴やドラによる強いリズムとメロ

    0
    2013年11月28日
  • アマニタ・パンセリナ

    Posted by ブクログ

    中島らも作品の中でベスト3に入るくらい、おもしろい。いろんなドラッグについて書いている。
    タバコもやらない私だけど、この本のおかげで知識はだいぶ増えた。すいすい読ませてしまう文章のうまさは本当にすごい。
    この本以外で最近なにかの本の中にサボテンをかじってラリるか確かめる描写があり、アマニタ・パンセリナと同じだ!と感激した。ちなみに効かなかったみたいだ。

    0
    2013年09月18日
  • 頭の中がカユいんだ

    Posted by ブクログ

    特に冒頭のラリりながら書いた話にびっくりしました。汚いおじさんの与太話なのに、宝物のように感じました。

    悲しみの底が抜けたあとの、明るくて綺麗な部分だけを人にあげる。らもさんのそんな生き方はかっこいいと思いました。

    この本おかげで、毎日街に引きずり出されています。街で起こる強烈な出来事に殺されずにいられます。

    一番好きな本です。

    0
    2013年05月31日
  • 寝ずの番

    Posted by ブクログ

    お葬式にはある種日本独特の雰囲気がある。
    形式的になってしまう反面、親戚縁者が故人を通して新しくつながっていくような、実は前向きな儀式。
    それをコメディにするって言うのはある意味タブーなのだけど、
    うまく表現すればこれほど味わい深くできる日本的題材はないのかもしれない。

    お通夜の後、仏さんを目の前にして、残された人々が思い出話で盛り上がる。
    そのネタを提供するのが、酔っ払った落語家たちだから、これは面白い。
    自分も画面の前でお猪口で日本酒を呷りながら、座の一員となって耳を傾けている気分。
    いつしか宴会のように唄えや踊れやの、寝ずの番。
    ラストの唄あそびのシーンに湧き起こる泣けて笑える感情はい

    0
    2013年05月23日
  • お父さんのバックドロップ

    Posted by ブクログ

    はじめて読んだ中島らもの本。きっとここかららもさんとのお使いがはじまったんだろうなって思う。
    ひらがなが多いので子供でも読みやすい本です。子供をらもに染めたい人はどうぞ。

    0
    2013年02月19日
  • お父さんのバックドロップ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    愉快、痛快。人生の喜怒哀楽がしっかり織り込まれていてこれぞ短編
    久方ぶりの五つ星 「バックドロップ」は涙までこぼれた。

    0
    2014年03月24日
  • 寝ずの番

    Posted by ブクログ

    割と短い本なんですぐ読めるし、映画化されてるんでイメージもつかみやすいかと。死を題材にしたものの中では最高にポップで面白い!

    0
    2013年02月10日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    せつない傑作です。
    もう、名言抜き出しだけで良いと思いますので。
    ぜひ読んでください。

    「ただ、こうして生きてみると分かるのだが、めったにない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。」≪僕に踏まれた町と僕が踏まれた町‐中島らも≫

    「『人の命は地球より重い』とよく言うけれど、そんなものは嘘っぱちだ。地球の方がやはり重い。ただ、その人の。およびその人を愛する人にとってみれば、地球なんてオレンジ1個よりも軽いかもしれない。」≪僕に踏まれた町と僕が踏まれた

    0
    2013年01月22日
  • 愛をひっかけるための釘

    Posted by ブクログ

    ぴたりと寄りそって、完全に同じ瞬間を一緒に生きていくこと。二本の腕はそのため。サヨナラにサヨナラ、いい。雑賀氏だんけ。

    0
    2012年10月22日
  • こどもの一生

    Posted by ブクログ

    古田新太が怖過ぎます。

    ジェットコースター


    半分以上を占める意味があるのか?無いのか?の話を吹き飛ばす。古田新太。

    0
    2012年09月19日
  • 頭の中がカユいんだ

    Posted by ブクログ

    中島らもさんにハマったきっかけになった本です。

    衝撃でした。
    かっこいいし、おもしろいし。
    薬のこととかいっぱいだし。

    知らない世界のおもしろさです。
    ちっちゃなことどうでもよくなるし、読んでるうちに気持ちよくなってきます。

    オススメです。

    0
    2012年09月18日
  • バンド・オブ・ザ・ナイト

    Posted by ブクログ

    内容はこれまでのエッセイで書かれてきた自伝エピソードをまとめたもの。
    エッセイを読んでいる人間には既知のものばかりだが、そんなことはこの作品の評価にはまったく関係がない。
    この作品の価値はキャラクターが本当に生きていること。
    だから、起承転結のないストーリーでもグングンと読み進めていける。
    村上龍の限りなく透明に近いブルーと似たテイストの作品だが、こっちの方が百倍洗練されている。

    0
    2012年09月16日
  • 西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退

    Posted by ブクログ

    1994年7月第1刷。「カンサイ」にまつわる、中島らものエッセイ。「ナゾのババア喫茶」、続く「古怪」。解説はチチ松村さん。

    0
    2021年05月08日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

    Posted by ブクログ

    読んでいてなんだかスカッとしたというか少し明日から生きやすくなるように思う。社会に出たらもう一度読み返したい。あの時の青春が恥ずかしさが今の自分に繋がっていると感じることができるだろうか。

    0
    2012年08月08日
  • 寝ずの番

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    葬式が好きだ。とか言うと語弊があるかもしれないが、私個人の率直な感想として、盛大な結婚式よりも盛大な葬式の方が5000倍くらい心を動かされる、ということ。結婚式挙げて離婚する人はいるけど、葬式挙げて生き返る人はいないから。

    通夜葬式が終わるまで仏前の線香とろうそくを絶やさないように番をする「寝ずの番」。
    私も親戚に不幸があると必ず自ら志願して(貫徹に耐える体力があるから)遺体と祭壇の前に陣取ったものだが、本書のような馬鹿馬鹿しくも温かい夜は当然ながら未だ体験したことがない。

    「故人を偲ぶ」という思いが根底にちゃんとあるなら、酒盛りでもカンカン踊りでも春歌合戦でも何でもありなんじゃないか、と

    0
    2012年08月26日