中島らものレビュー一覧
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ネタバレ「おれの人生は破れている。その破れ目の中にアルコールがすいすいと入っていく。もしできることなら、その破れ目におれ自身を放り込んでみたい。どんな気持がするだろう。」
「たいせつなあずかりもののよそさまの子だ。だから余計にぐちゃぐちゃにいじめて、多少なりとも変形させて返してさしあげるのが礼儀というものだろう。」
らも節バリバリです。
なかなかお下品、お下劣なエロネタ盛りだくさんなのですが、それがまた上質、一級品の上手さなのがずるいです。
たとえば「ブンガチャッチャ節」……これは、人間椅子(バンド)に新調きゅらきゅきゅ節という曲があり反応したのですが。
「♪いれていれてよ ぬれて待ってんの
キ -
Posted by ブクログ
ネタバレらもさんの初書籍本にしてノンフィクション・飾りっ気なしのぶっつけ酩酊ラリリ本。
僕に踏まれた町~→アマニタパンセリナと読んできてこちらの本を読みましたが、最高です。
らもさんの酩酊ラリリっぷりの素行を既にこれらの本で触れていたから……というのもあるかもしれません。構えず「そういうもんだ」という風に読めました。一緒にラリパッパ。
ラリパッパの他に、仕事に責任に人生に追いやられ、フラストレーションは溜まりに溜まり、だいぶ疲れちゃってイカレちゃって、「頭の中がカユく」なる、「ワラが詰まって」いる感じ、現実逃避の余り思考があっちこっち支離滅裂……な感じが、今の自分の状態と重なる部分があり、読んでてよ -
Posted by ブクログ
小説の形態をとっているけれど
内容は複雑怪奇なバリ島的人間探求のドキュメントである
二元論とか無限とかこの世の始まりとか意識などに
好奇の目を光らせている人達には捨てがたい本である
一般にはバリ・ヒンドゥーと呼ばれているが
その真髄には大乗仏教とアミニズムが流れている
中でもアグン残のベサキ寺院は大乗仏教に傾倒しているという
過去生から現在などの占いや個人に向けたお守りも創るらしい
ベサキ寺院のテジャ師は三という数を完璧として大事にする
祈りとともに涙が出だして怒りの涙から始まり
哀しみの色に変わり最後は無色透明になる
一般にバリの音楽をガムランと言う
鉄琴やドラによる強いリズムとメロ -
Posted by ブクログ
お葬式にはある種日本独特の雰囲気がある。
形式的になってしまう反面、親戚縁者が故人を通して新しくつながっていくような、実は前向きな儀式。
それをコメディにするって言うのはある意味タブーなのだけど、
うまく表現すればこれほど味わい深くできる日本的題材はないのかもしれない。
お通夜の後、仏さんを目の前にして、残された人々が思い出話で盛り上がる。
そのネタを提供するのが、酔っ払った落語家たちだから、これは面白い。
自分も画面の前でお猪口で日本酒を呷りながら、座の一員となって耳を傾けている気分。
いつしか宴会のように唄えや踊れやの、寝ずの番。
ラストの唄あそびのシーンに湧き起こる泣けて笑える感情はい -
Posted by ブクログ
ネタバレせつない傑作です。
もう、名言抜き出しだけで良いと思いますので。
ぜひ読んでください。
「ただ、こうして生きてみると分かるのだが、めったにない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。」≪僕に踏まれた町と僕が踏まれた町‐中島らも≫
「『人の命は地球より重い』とよく言うけれど、そんなものは嘘っぱちだ。地球の方がやはり重い。ただ、その人の。およびその人を愛する人にとってみれば、地球なんてオレンジ1個よりも軽いかもしれない。」≪僕に踏まれた町と僕が踏まれた