中島らものレビュー一覧

  • とらちゃん的日常

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    コロナブックス「作家の猫」(2006.6)の表紙を飾っている「とらちゃん」、とても可愛いです。拙宅の「ゆず」によく似たキジトラです。中島らもさん「とらちゃん的日常」、2004.7発行(文庫)です。らもさん(1952~2004 享年52)の愛猫に捧げるエッセイ集、写真も沢山収録されてます。トラおひめちゃんの口ひげ四本の写真には頬がゆるみました。「来世はネコに生まれ変わりたい」との言葉も。中島らもさん、とらちゃんが好きで好きでたまらなかったんだなと、この本を読んでよくわかります!

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    2018年07月06日
  • ビジネス・ナンセンス事典

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     らもさんの著書は全て読んだものと思っていたら、取りこぼしがあった。不覚。
     驚いたのは営業【えいぎょう】の項、次のくだり↓
     いちど得意先の担当者から、
    「中島さんてのは〝マジメが服を着たような〟人間ですね」
     と言われたことがある。
     ↑ここ。
     和光同塵にも程がある。

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    2019年11月13日
  • 頭の中がカユいんだ

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    最初の4ページを読んで、古本で買ったことを後悔したし、6ページ目なんて唸りながら読んだ。
    6ページ目の23文字目からの182文字のことがだい好き。
    こういうごちゃごちゃしている文章がだい好き。
    らも先生聞こえますか だい好きです。

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    2017年02月20日
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

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    らもさんが一般人の様々な悩みに答えるだけなのになんでこんなにも面白いのか。
    それはきっとらもさんが博識で色んな人と出会っていたからじゃないだろうか。
    それにしても流石知識が豊富だなぁって答えを出したかと思えば、なーにを言ってんだこのオッさんは。とゲラゲラ笑える答えを出したり、これがユーモアというものだろう。笑いにも知性はあるのだ。

    ただ一番大事なことは、どんな悩みに対しても例え適当にみえようがふざけてるような感じでも、らもさんはきっと頭をひねって真面目に答えてるんだろうなというのが垣間見えること。

    どうでもいいという答えが溢れるこの世に必要なものはこういう真面目さなのだろう

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    2017年01月27日
  • アマニタ・パンセリナ

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    時代なのか、たまたま自分の周りにそういった人がいなかったのか、自分の人生経験では想像がつかない話ばかり。特にヘルハウスの話はインパクトが大きかった。
    ドラッグで死んでいく友人たちの話も悲痛。

    ドラッグか酒かで酩酊して階段から落ちて死ぬだろうという予言めいたことも書いていた。

    文章は面白いし、バンドもやってて、劇団も作る。
    薬と酒の強烈な依存もそうだし、とにかくやることがトンガっている。
    自分にはこのトンガリがないから、著者に惹かれるんだろう。

    巻末の解説では山崎幹夫という方が、らもさんについて客観的に書いてある。こういうのは本当に貴重だ。

    “らもさんは不思議な人だった。バンダナで押さえ

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    2016年11月14日
  • とらちゃん的日常

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    自宅でも犬を隣人にじわじわ奪われ、仕事場でも猫を大家さんに奪われるらもさん(笑)。面白いけど猫にマジックマッシュルームを食べさせるところはドン引きしました。

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    2016年10月31日
  • お父さんのバックドロップ

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    悪役プロレスラーを仕事とするお父さんが主役の表題作。お父さんはプロ中のプロのレスラーたが、息子の下田くんは反抗期真っ盛り。お父さんの仕事への矜持を打ち砕く残酷で本質をつく一言を言ってしまう。それに対するお父さんの行動は・・・。
    プロレス好きでもそうでなくても感動できる秀作。総合格闘技ブームやプロレス暴露本ブームの遥か前に書かれている事がかえって素晴らしい。
    作者はプロレス村の住人たちを全て敵に回してでも貫きたい、プロレスに命をかけるものへの愛、そして懸命に生きる人々への愛がある。

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    2016年05月11日
  • ぷるぷる・ぴぃぷる

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    ぷるぷる・ぴぃぷる
    中島らもさん

    これ、何年か前に読んだ気がするけど、読んでないとこもあった。

    とにかくおもしろくてクスクス笑っちゃう。
    落語と、コントと、小説。
    笑い方の文字?がおもしろすぎて一緒になって『ひゃー』と笑ってしまう。

    らもさん好き!らもさーん!

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    2016年05月02日
  • アマニタ・パンセリナ

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    ネタバレ

    この本を読んだのは大学一年生の(何年前だ?)の夏休みだった。父親の店(居酒屋)でバイトをしていた時だ。
    文庫版をエプロンのポケットに入れて読んでいたせいか紙がふやけてしまっている。その父の店でバイトをした夏休みの匂いも込みでこの本は愛おしい。

    つるりと話してしまうと、作者が「しばらく、クスリの事を書いてみよう」と言って書いたものなので、合法違法含めいろんな薬について書かれている。

    今でこそそういう作用のある薬や毒物に対する知識がある自分だが、これを読んだ時にはタバコと酒をたしなむくらいで「あ、自分悪いことしてる。」と気分が少しばかり高揚するくらいだった。若かった。

    ”はじめに”を読み進め

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    2016年03月22日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    まずタイトルがいい!
    内容は、9割くだらない笑える話なんだけど残りの1割に深く考えさせられたり、泣ける話がある。
    そこがいい。

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    2016年01月25日
  • 水に似た感情

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    「アポーツ」って、えっ、今まで意味を取り違えとったわ。
    てっきり、らもさんがプロレス好きやから、「アポーッ」って、ジャイアント馬場の声マネかと思てた。
    すんません。でも、こんな読み方でもかまへんですよね、らもさん。

    「そのカン違い、あんま、おもんないな。
    でもまあ、かまへんか。
    あんまりカチっとした読み方せんでもええで。」
    …って天国のらもさんなら許してくれそうな気がする。
    (2007/8/10)

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    2015年11月08日
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その3

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    ネタバレ

    明るい悩み相談の厳選された第3弾。
    面白くないわけがない。

    なんでも著者である中島らも氏が、津々浦々からやってくるお悩みを、封書を鋏で開くところからはじめ、一つ一つに目を通し厳選し、そして真摯に回答したというだけあって、全くおふざけは感じられないのに、本当に爆笑物なのだ。

    この第3弾の中で、私が特に好きなのは(全部好きだけど)

    「光源氏にブルマー姿で会う私の妄想」
    「かりんとう、あんな形でかわいそう」
    「どうしてセコい?TVの”悪の組織”」
    「中1以来十数年解けない一筆書き」
    「俗悪雑誌30冊注文の紳士は何者?」
    「非常用ボタンの誘惑に負けそうな私」
    「オムライスの卵よけて食う謎の男」

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    2015年11月03日
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

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    のっけからツボにはまること間違いなし。「私の料理に”おそまつさま”という義母の悩み」
    その他、私のお気に入りは
    「古いご飯新しいご飯の戦い」
    「食べ物の生死問う子にどう答えれば」
    「猫が盗んだ鰻はお父さんの分」
    「山に帰りたくない母狸の言い訳は」その他ほとんどです。
    ウィットに富み、時に辛口に相談者家族を奇人扱いし、けれども年長者を敬い、教育者であるかのように子供に対処する方法を説く。そして全て笑える。

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    2015年10月03日
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

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    世の中には面白い人がたくさんいるのだと思いました。
    どこの家でもこういった面白い日常が各家庭にあるのだろうと感じました。
    一般の家庭・身近な日常からの投書ならではの面白さを感じます。

    個人的には「娘に脅迫状を送る おチャメな母」が好きです。

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    2015年07月03日
  • 寝ずの番

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    ネタバレ

    「おれの人生は破れている。その破れ目の中にアルコールがすいすいと入っていく。もしできることなら、その破れ目におれ自身を放り込んでみたい。どんな気持がするだろう。」

    「たいせつなあずかりもののよそさまの子だ。だから余計にぐちゃぐちゃにいじめて、多少なりとも変形させて返してさしあげるのが礼儀というものだろう。」

    らも節バリバリです。
    なかなかお下品、お下劣なエロネタ盛りだくさんなのですが、それがまた上質、一級品の上手さなのがずるいです。
    たとえば「ブンガチャッチャ節」……これは、人間椅子(バンド)に新調きゅらきゅきゅ節という曲があり反応したのですが。
    「♪いれていれてよ ぬれて待ってんの
     キ

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    2014年09月27日
  • ロバに耳打ち

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    イカの一夜干しがお酒がほしいよう!
    マギメマナブさんの「とっぴんぱらりの風太郎」を読んでいます。とてもぶあつくて重たい本で、出張で出かけるときなんかはちょっといやになります。そんなとき、中島らもさんや阿刀田さんの短編やエッセーはもってこいです。
    お酒大好きなワタシにとって中島さんのエッセーはそれはもうワカルワカルがいっぱいで電車のなかでニヤニヤしながら楽しませてもらいました。イカの一夜干しがお酒がほしいようとねだるくだりには我慢ができず吹き出してしまいました。

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    2015年03月18日
  • ロカ

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    読むと何処かで読んだ内容が多い作品ばかりの中島らもの遺作。
    個人的には明るいアンダーグラウンドで好きなので出ると読んでしまい、反面教師に生きるのです。
    うんちくも濃いし、登場人物も自分の悪いところを自覚してるけどそれでいいと思って生きていて、今時珍しい気負いがない話です。
    中盤から長編に繋がりそうな伏線が出てきてた感じがしたけど、亡くなってしまって絶筆になったのは本当に悔やまれます。

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    2014年08月30日
  • 頭の中がカユいんだ

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    ネタバレ

    らもさんの初書籍本にしてノンフィクション・飾りっ気なしのぶっつけ酩酊ラリリ本。
    僕に踏まれた町~→アマニタパンセリナと読んできてこちらの本を読みましたが、最高です。
    らもさんの酩酊ラリリっぷりの素行を既にこれらの本で触れていたから……というのもあるかもしれません。構えず「そういうもんだ」という風に読めました。一緒にラリパッパ。

    ラリパッパの他に、仕事に責任に人生に追いやられ、フラストレーションは溜まりに溜まり、だいぶ疲れちゃってイカレちゃって、「頭の中がカユく」なる、「ワラが詰まって」いる感じ、現実逃避の余り思考があっちこっち支離滅裂……な感じが、今の自分の状態と重なる部分があり、読んでてよ

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    2014年08月19日
  • 獏の食べのこし

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    らもさんのおかげでアポリネールと出会えた。
    Les jours s'en vont je demeure.

    らもさんのエッセイはさくさく読めて、ゆるさの中に鋭さがある。言葉に出来ない気持ちを痛いほどに示してくれる。

    「夜が化粧をほどこしてくれた川というものはいいもので、それは一種、おおきな鏡だと思えばいい。街の灯も星もその表では無垢の輝きを放ってくれる。」

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    2014年08月15日
  • 恋は底ぢから

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    「恋は病気の一種だ。治療法はない。ただしそれは世界中で一番美しい病気だ。」らもさんのエッセイの中でも、特に好みの一冊。天使の話については何度でも読み返したい。

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    2014年08月15日