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昨日、酒を一升飲んでしまった。ぶ厚いイカの一夜干しが「お酒がほしいよう」とおれの左腕を引っ張るのだから、仕方ない。「記憶の中島」と呼ばれた異常な記憶力のおれも、今では昼に喰った飯すら忘れる。両親のこと、幼少期のこと。ゆる~い中に懐かしい匂いがする、らもエッセイ。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
らもさんはある時期までは読破してるくらい好きな作家さんですが、
ここ数年読んでなくて久々に「新しいエッセイだな」と思って手に取りました。
他に読んでる本もありながら、この本もパラパラ読んだりしてたんだけど、
ある時ふと「オレこの本全然読み進んでないな」ということに気付いて、
「なんでなんだろう」と思い、結構考えて「あんまり面白くないんだ」
っていうことに気付いて驚きました。
僕の中では「中島らも=めちゃめちゃ面白い」であって、
面白いの権化、元祖すべらない話、という感じだから、
面白くないなんて発想が湧かなかったわけです。
中島らもの過去のエッセイをまだ全部読んでない人は、まずそちらを読んで欲しい。全部。
でも、読み進めているうちに、象につくノミに刺されて入院した話などの最新ネタは、
みずみずしさが戻っていて面白かったし、
らもさんの新しいエッセイの雰囲気にも慣れて来て楽しめるようになりました。
昔の力ずくで笑いを取る感じではなく、縁側でおじいちゃんがのんびり喋ってるような感じがしました。
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