中島らものレビュー一覧

  • 永遠も半ばを過ぎて

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    記憶もないままに、謎の小説を書きあげた波多野は、まさに著者そのものなのでしょう。印刷のコンペや出版社への売り込みシーンは示唆に富んでます。らもワールド全開の一冊です。

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    2015年03月12日
  • お父さんのバックドロップ

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    面白くてちょっと切ない笑える児童書。
    そう思うと、物凄く優秀な一冊だよなあと
    しみじみ思います。ホントに。
    ひさうちみちお氏のイラストも凄く良いです。
    シンプルなのに味が有る。またしてもしみじみ。

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    2014年11月20日
  • 変!!

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    中島らもの変!!を読みました。

    下ネタやギャグが満載のエッセイ集でした。
    何も考えずにニヤニヤしながら読めるのが最高です。
    中島らも亡きあと、このようなぶっ飛んだエッセイを書く人がいなくなったような気がするのはちょっとさびしく感じます。

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    2014年10月31日
  • ロカ

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    いや〜、未完といえば読後の不完全燃焼さを醸し出すのかと思っていたら大間違い!

    なかなかどうして、絶妙な終わり方をしていて、これはこれでいい感じに想像を掻き立てられるものになってますね。

    かの漫画界の巨匠、手塚治虫氏にも似たような感覚を覚える作品があるが、そういう意味で言うと、お二人共最期まで読者を楽しませるアーティストであると言える。

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    2014年09月13日
  • 頭の中がカユいんだ

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    【本の内容】
    何かワケありの僕は、ある日、突然、妻子を残し家出する。

    勤める小さな広告代理店に、寝泊りするようになった僕。

    TV局員をはじめ、いろんなギョーカイ人たちと、夜に、昼に、昭和最後のヒートアップする大阪を徘徊する日々。

    次々とトンデモナイ事件が起こる中、現実と妄想の狭間で僕は…。

    中島らも自身が「ノン・ノンフィクション」と銘うった記念碑的処女作品集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足

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    2014年08月23日
  • 砂をつかんで立ち上がれ

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    セリーヌがよみたくなった。本の話が多い一冊。「本当人との出逢いは、運命だ。偶然、手にしたように見えで、しかるべき人に、しかるべき本が巡りあうようにできている。」今の自分が、らもさんに出会えてよかった。

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    2014年08月15日
  • ロカ

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    未完なのに完成されているような感覚を味わった。
    年老いたアウトサイダーの非日常的日常が切り取られ、ポンっと放り出されたカタマリを夢の中で見ていた気分だ。
    いい夢を見た、そんな目覚めの朝、バーチャルなのに心地良い朝に似た気分なんだ。

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    2014年07月29日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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    この本はむちゃくちゃおもしろい。
    らも氏がコピーライターになる前は、印刷会社の営業を6年やってたそうで(すごく意外)、印刷に関するうんちくが小説に時々出てくることがあります。
    この小説は、その印刷のうんちくと、あらゆる詐欺が混ざった正にらもワールド全開の内容です。

    “孤独というのは、「妄想」だ。孤独という言葉を知ってから人は孤独になったんだ。同じように、幸福という言葉を知って初めて人間は不幸になったのだ。
    人は自分の心に名前がないことに耐えられないのだ。そして、孤独や不幸の看板にすがりつく。私はそんな簡単なのはご免だ。不定型のまま、混沌として、名をつけられずにいたい。この二十年、男と暮らした

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    2014年07月26日
  • アマニタ・パンセリナ

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    本にはノンフィクションとかミステリーとか時代小説とかエッセイとかいろいろあるけど,この本は
    「中島らも」ってジャンルの本だと考えてくれていい。もっとこの人の本を読んでみようと思う。

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    2014年04月30日
  • 白いメリーさん

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    日の出通り商店街 いきいきデー・・・
    まず、タイトルからしてぶっ飛んでいるのですが、読みだすと、さらにぶっ飛びます(笑う)
    ブラックユーモア、と言えば良いのでしょうか?なかなかエグい内容なのですが、非常にポップな物語に思えました。


    白髪急行・・・不気味です。わずか10ページのストーリーなのに、なんでこんなに不安になるのでしょう。
    らも氏の作風の幅広さが見えます。


    微笑と唇のように結ばれて・・・古典的なホラーと、静かなエロティックさで描かれています。情けない男の話なんだけれど、終始もの悲しさに彩られています。


    白いメリーさん・・・かつて都市伝説となったいた、
    「メリーさん」を題材にし

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    2014年04月10日
  • こらっ

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    ネタバレ

    あかね文庫より。社会情勢などに「こらっ」と怒るというエッセイ。有吉マツコの怒り新党的な。各市町村に一億円ずつやった話とか懐かしかった。本当あれ何だったんだろう。中島らもは本来「こらっ」が言えない性格だそうだ。こういうの書いてるイメージだったけどな。性教育の遅れは20年以上経ってる今でも変わってないんじゃないか。校則は多少良くなっただろうか。大麻も変わらないねぇ。こんなに中島らもがあちこちに書いていたのに。

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    2013年12月22日
  • 白いメリーさん

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    ネタバレ

    一応、怪奇小説系を集めたみたいだが、日の出商店街いきいきデーをはじめ、全く怖いことは無い。安心して楽しめました。

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    2013年12月22日
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

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    らもさんのやっていることは落語によう似とる。
    人間の業の肯定。
    ちょっと杉浦日向子さんのウルトラ悩み相談を思いだした。
    日向子さんのほうが、カラッと明るいけど。
    ひょうひょうとして、ちょっとやそっとじゃたじろがない。
    柳に風のような人です。

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    2013年12月29日
  • ロバに耳打ち

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    ネタバレ

    2013/10/15
    すっごい久しぶりにらもさん。
    あのゆっくりもったりした話かたが思い出されて懐かしい。
    貴重な人やったんやなと改めて思った。
    惜しい人を無くしたんだな、と。
    似た人を考えても思い浮かばない。
    もっと読みたかったな。あの世に行った時読めるといいな。

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    2013年10月20日
  • ビジネス・ナンセンス事典

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    ネタバレ

    中島らもさん、12年間もサラリーマン生活してたんですね。知らなかった。このサラリーマン時代の経験からいくつかキーワードを出して事典風にしたもの。とはいっても選ばれているのは、愛、鬱、下品、泥酔…等脈絡はありませんが。
    型式は体験談風であったり、小説風であったり多様。笑ったのは「レシピ」の項での「サラリーマン炒め」。材料(サラリーマン)の鮮度を見分けるのは目の色…。最初アクが強すぎる材料も単純労働でパンパン叩き続ければシナっとなる…。さらに窓際に干しておけば味も出てくる…。いやあなんだかサラリーマンって魚か大根みたいだわ。

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    2013年09月22日
  • 寝ずの番

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    下品だけど、最高のユーモアとホロッと感動させる話が折り込まれたストーリー。サクッと読めて、クスット笑える良書でした。

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    2013年08月23日
  • 頭の中がカユいんだ

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    ラリってる最中頭の中に浮かんできた事を書いたという小説ですが、
    ラリって乍らのこの面白さ。日常のリアリティさ。
    切なさ。辛さ。背徳感。
    バース君。
    他人の脳ミソを指先でなぞって行く様な気持ちで、
    一気に読んでしまいました。
    ネタは此れまでの他のエッセイや対談集でも出て来るものと被りますが、
    何度聞いても面白い不思議。

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    2013年08月12日
  • アマニタ・パンセリナ

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    2013-08-06 再読開始

    終盤にわかぎえふの話の重複があり、若干萎えるのだが、全般的にスリルと笑いのぎりぎりの綱渡り状態が、だれることなく続く良書である。

    若い頃の印象で、最初の評価は5点だったが、再読では4点に下げてしまった。
    それでも本書のリアルさは変わらないと感じる。

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    2013年08月18日
  • 愛をひっかけるための釘

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    読み損ねていたものを古本で購入。

    文章が綺麗で、時に、いや常にロマンチストである、ホワイトらもの良書。
    不思議なことに内容のほとんどを知っていた。
    エッセイの内容が他の作品とかぶっているのか?

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    2013年08月05日
  • 獏の食べのこし

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    賢い人の為の賢いエッセイ、中島らも。
    久し振りに読んでも何時でも新鮮に笑えます。
    20年以上前の文章だなんて信じられない。
    ありがとう、ありがとう!

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    2013年07月20日