中島らものレビュー一覧

  • 僕にはわからない

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    「僕が踏んだ街と 僕に踏まれた街」に続き中島らも二作目。

    前作とは違い明るい雰囲気。後半は呪術などに関しての興味も語られる。

    「生きている」の反対語は「死」ではなく、「生きていない」であり、究極には無である。
    死という状態は、人間の想像力によってのみ規定される架空の概念である。

    自分という存在は、人間という種の連続の中の一つの結節点であり、種が繋がる限り僕という存在も永続的に生き続ける。

    凝り固まっていた死という一大イベントを、よりライトに捉え直すことができました。

    所々に核や戦争についても言及されていた。人類史における最大の悪は核である。。??

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    2024年01月16日
  • しりとりえっせい

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    その名のとおり、題をしりとり形式にしたエッセイ集。
    内容はアル中やドラッグなど私にとってはどうでもいいような話題もあったが、芝居の脚本を書くために色々と研究していることもあって、その話題や知識の豊富さに「さすがだなぁ」と思った。

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    2023年08月04日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    ギターのキーを合わせるために弦を巻きまくったり緩めまくるくだりは笑った。

    青春時代のくだらなさとダメさを感じる話が多かった印象ですね。

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    2023年08月04日
  • アマニタ・パンセリナ

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    らも作品に出てくる薬の解説を、各項目ごとにまとめたもの。らも作品を読む順番として、こちらを早めに読んだ方がよかったかもしれない。(すでに読んだことのある内容がよく出てきたため。)
    ラストドラッグとして扱われるのがアルコールなのがよかった。アルコールもドラッグの一種であることを認めざるを得なかった。

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    2023年07月30日
  • こどもの一生

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    ガダラの豚が最高だったのでBOOKOFFで唯一他に置いているこの本を読んでみた。
    ほんとうにつまらないB級ホラーを見た気分で、なんとなく登場人物がガダラの豚にも似ていることから結構同じようなパターンが多いのかと思ってしまった。

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    2023年06月18日
  • お父さんのバックドロップ

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    ネタバレ

    牛之助が、クマも殺す「クマ殺しのカーマン」に勝ったのが、すごすぎると思いました。
    すごく強いプロレスラーの牛之助の話。(牛之助は悪役プロレスラー)
    空手が好きな人におすすめします。(空手とプロレスの話だから)

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    2023年06月11日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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     永遠も半ばを過ぎて。まずこのタイトルがいい。永遠と言ってるのにその半分も過ぎたというのはどういうことだろうと、まず考えてしまった。これも一つの術なのだろうか。
     内容についていうと、前半部は読ませるが中盤からは読みやすいところと読みにくいところがある。筆者の知識が溢れているところでついていけなくなる。流れが途切れずに最後まで読み切れたなら、これはと思っている作品だと思う。

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    2023年04月02日
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

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    悩みの内容がほどよい。バリエーション豊かで、こういう変な人いそうだなと思う悩みもある。悩みなのかというものばかりだけど。
    らもさんの回答はさすが。真面目に答えるのもあり、博識ぶりを伺えるものもあり、悩みの上をいくネタっぽいのもある。
    読んでいると悩みを忘れそうな気楽な感じがいい。

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    2023年03月17日
  • 作家と猫

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    色な作家の猫に関する話や詩など。
    ひとつひとつが短いので読みやすい。

    石牟礼道子さんの「愛猫ノンノとの縁」の中の「猫が猫ぎらいのように、人間も人ぎらいなところがあって、花やら樹やら、犬猫たちに助けてもらって、なんとか生きてゆける。」という文章が一番印象に残った。

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    2022年12月30日
  • お父さんのバックドロップ

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    プロレスラーに落語家といった四人のお世辞にもカッコいいとは言えない情けないお父さんたち。ただ不器用なだけで人一倍愛情に満ちているお父さん。そんなお父さんとこどもの絆の物語。昭和感満載の笑いあり、ちょっとしんみりの素敵なお話でした。

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    2022年12月30日
  • 水に似た感情

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    らも記という感じだな〜と思って読んでて、あとがきでほぼノンフィクションって言ってたから、そうだよな〜と思った。
    真理に近づいていくモンクが、端々のくだらない会話でバランスを取っているような不思議な本だった。

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    2022年12月07日
  • エキゾティカ

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    アジアをテーマとした短編集。

    上海の話までは、何処かエキゾチックな雰囲気を漂わせたフィクションだったはずなのに、後半からよくある紀行文が混じりだしてくる。

    悪くは無い。

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    2022年09月14日
  • お父さんのバックドロップ

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    映画がとんでもなく良かったので、こちらも読んでみる。

    子どもより子どもの父親を描く短編集。

    落語家の話が個人的には好みだ。

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    2022年09月13日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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    私の中にも成仏してない言葉があるんだろう。きっと。

    これ、男の人は大好きなんだろうな。


    波多野善二、相川真、宇井美咲の三人による一人称多視点による小説。

    いきなりよく分からない用語の羅列に始まる。
    ひたすら無意味な文字の羅列にひとつのセンテンスが数ページにも及ぶことがあるかと思えばひらがなの多用など、読ませるテクニックもすごい。

    視覚、嗅覚、痛覚に訴えてくる表現。
    スピード感、疾走感。痛快でいて切なくロマンチック。総じてめちゃくちゃ、ドタバタ、酩酊、ドラッグ、なのに美しい。

    エンタメ要素を見事に文学的表現に落とし込んでいる、めちゃくちゃ面白いのに、まるで額装して飾りたいような

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    2022年07月28日
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

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    ただのお悩み相談じゃなくて、明るい悩み相談ってのがいいなと思って3巻まとめて購入。ただちょっと明るすぎて悩みに真摯に向き合ってない感じはある。っていうかそもそも相談内容が悩みというほどのものでもないものが多くて、まあそのくらいの軽く読めるのがいいのかも。

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    2022年05月26日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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    後半からがテンポ良く面白くなってくる。
    どうしようもない詐欺師が話をかき乱す。
    「君の中にも成仏できてない言葉が詰まってるよ、きっと」
    成仏できてない言葉を表に出せればみんなストレスなく生きれるんだろうな。

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    2022年05月07日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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    映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』で引用されていた「君の体にも成仏してない言葉が詰まってるよ きっと」というセリフで興味を持った。

    今まで写植を打ち続けることで抑え込まれていた波多野の中の言葉たちが、ナルムレストを飲んだことがトリガーとなって溢れて出てくる。馬鹿みたいなチラシの文言を無私で打ち込んでいたのに、知らないうちに、突っ込むようになっていて、気付いたらビート文学みたいな支離滅裂な文章を打っていたあのシーンの怒涛さは読んでて興奮した。トリガーが薬物なのは少し不満、ナチュラルハイが良かった。

    私は「押し殺して押し殺してそれでも出てくるのが個性」って主義だから、主義に合う小説。今

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    2022年04月07日
  • アマニタ・パンセリナ

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    ネタバレ

    中島らもさんの本が好きで、たまたま本屋さんで見つけて読み始めた。

    ドラック関係の本や映画といったものは、ドラックをやめたくてもやめられない負のループみたいなところに目が向けられがちだと思うが、らもさんのエッセイは、色々な薬物を実験的にやっているようなところや、客観的に色々分析しているところが面白いなと思った。

    なぜ人はドラックをやるのかという問いに対して、自失を求めているからだという答えは、確かにそうだなと思う反面、(私にはわからないが、苦しむことが色々あるのだろうということは、十分承知しているが、)こんなに才能のある人がどうして自失を求めているのだろうかという気持ちにもなった。

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    2022年03月16日
  • 作家と猫

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    さまざまな作家たちによる猫づくしのアンソロジー。
    猫とともに生きることの喜びをあらためて感じて、ほっこりする作品ばかり。

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    2021年09月11日
  • 頭の中がカユいんだ

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    ノスタルジックでジャンキー。枕元の酒と煙草の煙の充満した部屋で迎える無理矢理現実に引き戻される朝の匂い。
    酒と咳止めシロップのどろりとした心地のいい無敵感に抱かれる夜の感触。
    交互に訪れる夜と朝。

    60年代の香りが好きな、めちゃくちゃだけど陽気な小説を読みたい人におすすめ。らもさんが一番好きな本だそうです。

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    2021年09月02日