中島らものレビュー一覧

  • 寝ずの番

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    短編集。オチがつきまくる話もあれば、ちょっといい話もあったり。いい話にもオチつけようとしてるけど(笑)軽く読めると思います。

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    2009年10月04日
  • 獏の食べのこし

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    私的中島らも氏エッセイランキングの中では、かなり上位に位置付けさせるもの。後期中島エッセイはなんだか「仕事」という感じがするのでどこか体裁が整いすぎている気がするのだが、本書はまだ初期の頃の作品なので、彼の内面というか、正直な部分が「商品」という気負いが少ない状態で出ていると思う。読むととてもセンチメンタルな気分になって、少し周りの世界の見方が優しくなれるような気がする。ただ、18歳未満の青い少年少女が読むにはちょっと不適な表現や感覚があるので、少し社会に疲れた大人の読み物だと思う。

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    2009年10月04日
  • 砂をつかんで立ち上がれ

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    好きな人の本棚ちゅーのは気になるもんです。で、中島らも氏の書評…というか本に関するエッセイ。読んでる本のラインナップだけで頭の良さ&脳みその複雑さが垣間見れます。少しでもソレを吸収したくておんなじ本読んだりしてるけど、きちんと反映されてるかどうかは不明(笑)

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    2009年10月04日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    ネタバレ

    現代の出来事を描き、過去を振り返る構成がメイン。
    時々、アル中、シャブ中、そしてそれを改善するプログラムなど、
    学術研究的な記載があるので知的資料にもなる
    (ただし、医学科学は進歩するので情報が古い可能性はあるので鵜呑みは注意)

    出来事自体はそれほど展開しない。
    起承転結はあるが、想像だにしない方向にはいかないので
    大筋のプロットで言えば誰でも考えれそうなもの。
    なのだけど、(著者経験による)アル中の解像度はもちろん、人物の解像度が高い。
    文体の巧さがあって、何も起きてないのに、それでも引き込まれる強みがある。
    少しだけ劇的なシーンはあるけど、ジントニックのライムにも満たない。

    人間の生々

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    2025年11月28日
  • ガダラの豚 1

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    徹夜本として知られているし、そう思って一生懸命呼んだが、読み終わった感想は「ファンタジー」(私にとって悪口)。

    こうなると「新世界より」貴志祐介 等も読む気がしなくなる。多くの小説はこうなる。

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    2025年11月17日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    作中にあるアル中テストやると、13.7点
    2点でダメ。1問目の点数が3.7な時点で詰み。

    俺は酒の場は好きだけど飲むのは嫌いで、1週間に一度も飲まない週もザラにあるし、遊ぶ時も「酒はいらなくね」という価値観を親しい友達と共有できていたりする。

    でも「酒を道具とする人はアル中になりやすい」とあり、納得してしまった。確かに俺は酒を自分の恐怖心とか、恐れとか迷いを消す道具として飲んでた。それが行き着くと、酒を飲んでも途中まで一切酔わない状態になり、その後は本当に人に実害を及ぼす大暴れをすることになる。社会人になってからそういうことは幸いでていないが、最近危なかったタイミングがあった。会話の途中か

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    2025年11月05日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    ネタバレ

    アル中患者として入院した主人公・小島容の視点で、酒におぼれる人生の哀しみや滑稽さ、病と向き合う人々の姿をユーモラスかつ繊細に描く作品。
    医療用エタノールを隠れて飲むアル中だったり、平気で患者と殴り合う医者だったり、「本当にいそうだけど、絶対にいなさそうなやつ」の描き方が天才的に面白かった。主人公の「アル中本を肴に酒を飲む」という設定もバカすぎる、、
    アル中によって引き起こされる病気や弊害、使用される薬、海外での症例、家庭環境とアル中の因果関係など、アル中にまつわる幅広い学識が生々しく紹介される。
    自分自身もお酒が大好きなので、日常生活を見直さないといけないと痛感させられた。

    でも、そんな全世

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    2025年10月30日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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    米津玄師がインスパイアを受けた本と知り、読んだ。 破天荒な不思議な世界観。そこはかとなく、気高さと知性を感じる不思議な本でした。

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    2025年10月14日
  • ガダラの豚 1

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    オーディブルで聴きました。
    最近オーディブルで配信されたようで、30年前の作品なのに人気だったのでつい。

    面白かったのは面白かったけど、どういうジャンルなのかわからない。単なるエンタメものなのか、オカルトものなのか、痛快アクションものなのか。

    ドラマのトリックもこの頃だからこういうのが流行ってたのか。。

    どこに向かっているのかわからない。次を聴くか迷うところ。。

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    2025年10月13日
  • ロカ

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    近未来私小説・絶筆の作品。「今夜、すべてのバーで」にも出てきたフレーズや内容があった。

    作者の破天荒で自由な生き様、ロッカーの生き様が書かれていてよかった。

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    2025年10月13日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    アルコールはほろ酔い程度にとどめておくのがいい。
    酒は、心に空いた穴を塞ぐことなど出来ない。
    分かっていても、装って作った人格を見せること、そうでない素の人格をさらすこと、そのどちらも出来ないから酒に逃避したくなる人間の性。
    人は弱い。どんなに強くても、何かの拍子に階段を踏み外し、転落する危うさを持つ。そこから引っ張り上げてくれるのは、やっぱり自分の人生に関わって来た人間で、それは目の前にいてもいなくても、心の中に在り続ける、時に傷付けられ時に胸の奥に火を灯してくれる、そんな存在の力によるものが大きい。

    主人公含む、登場人物達のキャラがうまく立っており、アル中をテーマにした作品の中でも随所に

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    2025年08月27日
  • 白いメリーさん

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    いきいきデーが一番面白かったね
    明確に決められていないが、職業にまつわる武器なり手法を用いないといけない
    という暗黙のルールが粋だ

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    2025年08月20日
  • しりとりえっせい

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    何が残るという事でもないけど
    らもさんの書く事は面白い

    そして正直あまり残らないからこそ
    何年か越しに読んでも楽しめる笑

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    2025年07月25日
  • こどもの一生

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    中盤〜終盤(クライマックス前)くらいが一番おもしろかった らもさんの書いたものを読んでいると、酩酊したような気分になってくるのが不思議

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    2025年07月23日
  • ガダラの豚 3

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    テンポは良いのですが、特に後半は怒涛の展開というかわりと何でもありに進んでいきます。
    ちょっと強引に感じる部分もあったので人によっては気になるかも?文章が整っているので読みやすい作品ではありました。

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    2025年07月13日
  • ガダラの豚 1

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    3部作の一冊目なのでまだ何とも言えませんが、文章が読みやすくスラスラと進みます。独特の怪しさが漂っているので次に期待です。

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    2025年06月27日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    アル中で35歳で入院することになった男性が主人公となりアル中をリアルに描くお話。
    飲み過ぎると体がどうなっていくのか、精神状態はどうなるのかなど、実体験的に描かれているのでとても勉強になる。
    小説的にはラストの展開がイマイチですが、一読の価値あり。
    私もお酒は好きなのですが、この本を読むと毎日お酒を飲む習慣は控えようかなと思いましたので、まずは休肝日を1日増やします。。

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    2025年06月25日
  • 恋は底ぢから

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    真面目に恋について語る文章は目ん玉ひん剥くくらいときめいた

    どうでもいいエッセイも多々あってそこらへんは息抜き

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    2025年06月23日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    ネタバレ

    私自身はお酒もタバコもギャンブルもハマらないタイプで、「きっと依存してしまう人には何か理由があるのだろう」たうっすら思って生きてきたけど、少しだけそういう人の人生が垣間見れた気がする。
    アル中になるかならないかは「好きか嫌いか」の問題でなく「必要か不必要か」である、というのはほかの依存にも言えることだと思う。好きだからそうしているのではない、という時点でそれは依存だ。
    物語を通して、さやかの思いを知る度に、看護師の友人から聞く話を思い出した。この世は理不尽なことばかりで、死にたい人が生きて、生きたい人が死んで、生きていてほしい人が死んで、そういうことばっかりで、「あたしは、自分とおんなじ人たち

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    2025年06月23日
  • 寝ずの番

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    此奴ら本物のバカなんです。
    インケイヲチツ二ソウニュウスル その結果天皇は産まれた。
    「ポッカァーン」は秀逸、後ろからソッと近づきヒザカックンに似た爽やかな達成感!と類似

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    2025年06月18日