中島らものレビュー一覧
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Posted by ブクログ
らもさんはある時期までは読破してるくらい好きな作家さんですが、
ここ数年読んでなくて久々に「新しいエッセイだな」と思って手に取りました。
他に読んでる本もありながら、この本もパラパラ読んだりしてたんだけど、
ある時ふと「オレこの本全然読み進んでないな」ということに気付いて、
「なんでなんだろう」と思い、結構考えて「あんまり面白くないんだ」
っていうことに気付いて驚きました。
僕の中では「中島らも=めちゃめちゃ面白い」であって、
面白いの権化、元祖すべらない話、という感じだから、
面白くないなんて発想が湧かなかったわけです。
中島らもの過去のエッセイをまだ全部読んでない人は、まずそちらを読んで欲しい。全部。
でも、読み進めているうちに、象につくノミに刺されて入院した話などの最新ネタは、
みずみずしさが戻っていて面白かったし、
らもさんの新しいエッセイの雰囲気にも慣れて来て楽しめるようになりました。
昔の力ずくで笑いを取る感じではなく、縁側でおじいちゃんがのんびり喋ってるような感じがしました。 -
Posted by ブクログ
いたるところに笑いのエッセンスを散りばめている、哲学的エッセイ集です。
「真理を見る」ということは「死ぬ」ことを意味するのではないか。・・・真理を知ることは永久になくて、むしろその方が幸せなのかもしれない(P59)。
正気というのは抽象概念であり、どこにも「この人こそ正気だ」という人間は存在しない。つまり正気とは非常に稀有な狂気の一形態だということもできる(P73)。
ヘロインをうっている麻薬患者は悪の象徴のように言われてきた。これに対して、禁欲生活と苦行によって宗教的至高体験にまで到達した人は聖人としてうやまわれる。ところが大脳生理学から見れば、両者の脳内起こっているのは同じ現象なのだ(P163)。
みんな「何かおかしい」と感じているのだ。「何か」というより、「全部」おかしい。どう見ても全くの別人なのである。しかし彼らはおのれの判断力よりも「世の中そんな非常識をやる人間がいるはずがない」という通念の方を選んだ。誰も彼らを笑う資格はない。マスコミで紹介された店でまずいものを食わされても”うまい”と叫んでしまうグルメたちは、もう一度この文章を読み直したまえ(P243)。は示唆に富んできると思う。 -
Posted by ブクログ
「僕にはわからない」3
著者 中島らも
出版 双葉文庫
p86より引用
“だから情報交換の際には、どの映画が良かったというよりは、
「これだけは見ちゃダメ」情報の方が大事なんである。”
作家である著者による、世の中の色々な事柄について書かれた
エッセイ集。
宇宙の果てについてから拷問についてまで、理路整然とした面
白い文章で書かれています。
上記の引用は、ホラー映画について書かれた項での一文。
映画に限らず、作品が数多く存在する物については、失敗談は大
切なのではないでしょうか。自分の時間を使う上で、最良の参考
資料だと思います。
挿し絵も著者が書いておられるので、その多彩さを伺うことが
出来る一冊です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ簡単にコメントなど。
たぶんネタバレ
日の出通り商店街 いきいきデー
*世にも奇妙な物語で見て、全く意味わからん。微妙って思ったやつだったけど…やっぱり謎だ。
皆面白い!!というけど、どうだろ。
でも、商売道具を武器にっていうのはいいね!
クロウリング・キング・スネイク
*急にぶっ飛んだ内容
タイトルの通りスネイク
あねじゃっていうのが気になるな。
でも、何か前向きになれる話だった。
白髪急行
*雰囲気は好きだけど、文字びっしりすぎてちょっと読み辛かった。
夜走る人
*なるほどー。
車さん。
脳の王国
*心をよめる
面白くはなかったかな。
設定はすごい!
植物状態の人の心が読めたらって、考えてしまうと思う。
「フニャチン!」
掌
*ホラーか?!と思いきや。
ひとすじなわじゃいかないね。
微笑と唇のように結ばれて
*スネイクと脳の王国、そしてこの話が一族もの。
なんだかなー。
白いメリーさん
*表題作
パチンコのネタ、魔法陣ぐるぐる(笑)
どっちが先なんだろ?(まあ、微妙に違うけどね)
うわさのことについての内容が、リアルだった。
ラブ・イン・エレベーター
*分かりやすい
そんな、世にも奇妙なお話の短編集。
独特な文章。シュールっていうか…。
それが、合うか合わないか。
私は最初微妙だった。
でも、何度も読んでたら味がででくるっていうか、不思議な感覚におちいってきた。変なの。なんだろこれ?
また読も。
評価の星は★2と3の間。 とりあえず3に。 -
Posted by ブクログ
文庫で購入しました。
裏面にあるあらすじがネタばれしすぎて困った(笑)。
ホラー小説ということを知らなかったらもっと楽しめたと思います。
そういう怖さなので。
とは言いつつ相変わらずのらもワールド。大好きです。
以下ユングのシンクロニシティについての会話より
“「私はね、ときどき星空を見上げていて思うことがあるのよ。この広い宇宙の片すみの銀河系の中の何千億っていう恒星の中の太陽系っていう中の三つ目の惑星が地球よ。そこに生命が生まれて、進化して、人間ができて、その長い歴史のほんの一瞬のまばたきみたいな、今という時間に私がいる。そしてスープを作ったりお洗濯をしたり、たまにそうして星空を見上げたりしている。とっても不思議な感じがするの。今、私がここにいるっていうこと自体が、奇跡の中のどんな奇跡よりも奇跡的なことなんじゃないかって思うのよ。だから私はこの世の中にどんな不思議なことが起こっても驚かない。私の存在そのものが奇跡なんだもの。私は神さまを持ってないから、奇跡が起こることを望んだり、祈ったりはしないわ。自分にできることを毎日誠実に一生懸命やるだけ。お皿を洗ったり掃除をしたり、あなた達がうまくやっていけてるかに注意したり。ね」
静が呟いた。
「わたしたちはみんな、『いみのあるぐうぜん』のかたまりなのね」”