中島らものレビュー一覧
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Posted by ブクログ
内容紹介
中島らもの人情喜劇の傑作が映画化
上方落語界の重鎮、笑満亭橋鶴??今まさに臨終のとき。「師匠、何か心残りは?」と、弟子が聞くと橋鶴の口がもごもごと動いた。「そ、そそが見たい・・・」。果たして、そそ、とはなんのことか?
内容(「BOOK」データベースより)
上方落語界の重鎮、笑満亭橋鶴が、いままさに臨終のとき―。「師匠、何か心残りは?これはやっておきたかったということは?」と、弟子が聞くと橋鶴の口がもごもごと動いた。「そ、そ○が見たい」!!弟子たちはみな、呆気にとられ、その後、大騒動に。果たして「そ○」とは、いったい何のことなのか―?マキノ雅彦第一回監督作品原作ともなった、粋で泣かせる -
Posted by ブクログ
らもさんはある時期までは読破してるくらい好きな作家さんですが、
ここ数年読んでなくて久々に「新しいエッセイだな」と思って手に取りました。
他に読んでる本もありながら、この本もパラパラ読んだりしてたんだけど、
ある時ふと「オレこの本全然読み進んでないな」ということに気付いて、
「なんでなんだろう」と思い、結構考えて「あんまり面白くないんだ」
っていうことに気付いて驚きました。
僕の中では「中島らも=めちゃめちゃ面白い」であって、
面白いの権化、元祖すべらない話、という感じだから、
面白くないなんて発想が湧かなかったわけです。
中島らもの過去のエッセイをまだ全部読んでない人は、まずそちらを読んで欲 -
Posted by ブクログ
いたるところに笑いのエッセンスを散りばめている、哲学的エッセイ集です。
「真理を見る」ということは「死ぬ」ことを意味するのではないか。・・・真理を知ることは永久になくて、むしろその方が幸せなのかもしれない(P59)。
正気というのは抽象概念であり、どこにも「この人こそ正気だ」という人間は存在しない。つまり正気とは非常に稀有な狂気の一形態だということもできる(P73)。
ヘロインをうっている麻薬患者は悪の象徴のように言われてきた。これに対して、禁欲生活と苦行によって宗教的至高体験にまで到達した人は聖人としてうやまわれる。ところが大脳生理学から見れば、両者の脳内起こっているのは同じ現象なのだ(P1 -
Posted by ブクログ
「僕にはわからない」3
著者 中島らも
出版 双葉文庫
p86より引用
“だから情報交換の際には、どの映画が良かったというよりは、
「これだけは見ちゃダメ」情報の方が大事なんである。”
作家である著者による、世の中の色々な事柄について書かれた
エッセイ集。
宇宙の果てについてから拷問についてまで、理路整然とした面
白い文章で書かれています。
上記の引用は、ホラー映画について書かれた項での一文。
映画に限らず、作品が数多く存在する物については、失敗談は大
切なのではないでしょうか。自分の時間を使う上で、最良の参考
資料だと思います。
挿し絵も著者が書いておられるので、その多彩さを -
Posted by ブクログ
ネタバレ簡単にコメントなど。
たぶんネタバレ
日の出通り商店街 いきいきデー
*世にも奇妙な物語で見て、全く意味わからん。微妙って思ったやつだったけど…やっぱり謎だ。
皆面白い!!というけど、どうだろ。
でも、商売道具を武器にっていうのはいいね!
クロウリング・キング・スネイク
*急にぶっ飛んだ内容
タイトルの通りスネイク
あねじゃっていうのが気になるな。
でも、何か前向きになれる話だった。
白髪急行
*雰囲気は好きだけど、文字びっしりすぎてちょっと読み辛かった。
夜走る人
*なるほどー。
車さん。
脳の王国
*心をよめる
面白くはなかったかな。
設定はすごい!
植物状態の人の心が読めたらっ