中島らものレビュー一覧

  • お父さんのバックドロップ

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    「ちょっと子供っぽい」お父さんをネタにした小咄4本。タイトルの1本目の無茶をするお父さん、2本目あたりで「あ、小咄だ」と気づくという1冊。

    ストーリーはそれぞれよく練られているが、子供向けに書かれているので、あっという間に読み終えてしまう。中島らもらしい軽い話といえばそうかな。

    しかしやはり1本め2本めで山を迎えてしまって、後半2作は単に無茶なオッサンの話になってしまっているのは少し残念。

    「軽いので電子書籍の入門に」というのは常套と言えば常套なんだけど、それにしてもちょっと軽すぎたかな。中学生くらいの読書感想文にいかがでしょうか?

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    2016年11月20日
  • 頭の中がカユいんだ

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    何かワケありの僕は、ある日、突然、妻子を残し家出する。
    勤める小さな広告代理店に、寝泊りするようになった僕。
    TV局員をはじめ、いろんなギョーカイ人たちと、夜に、昼に、昭和最後のヒートアップする大阪を徘徊する日々。
    次々とトンデモナイ事件が起こる中、現実と妄想の狭間で僕は……
    中島らも自身が「ノン・ノンフィクション」と銘うった記念碑的処女作品集。

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    2016年11月04日
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

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    世の中いろいろな笑える悩みを持っているんだなぁ、ということが分かります。著者であるらも氏の、ユニークで真面目なアドバイス(回答)も笑えます。
    本上まなみさんの巻末エッセイも、本質を突いていて秀逸な作品ですね。

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    2016年01月12日
  • 恋は底ぢから

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    切り口が多岐に渡るので捉え所が難しいですが、楽しく読めるエッセイです。
    その日の天使(P53~55)が一番好きなかな。
    「キライだから商売になるのだ。きらってきらってきらい抜くから相手の性格や相貌が見えてくる。」(P115)は示唆に富んだ指摘だと思う。

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    2015年12月03日
  • 水に似た感情

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    躁病の著者と躁病が去って塩たれた状態の著者の2人の人間が書いた、リアルに迫りくる幻想体験ノン・フィクション。
    86頁からの“地獄のミーティング”の章は痛快ですね。
    174頁からの“ディレクター業に関するコツについてのレクチャ”も参考になりますね。
    「普通の人間は、かちっと固まってしまっているから、大賢にも大愚にもなれないんだ」(P150)、「たいていの物事は、慣れてきた頃に終わる」(P164)は、示唆に富んだ指摘だと思う。

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    2015年11月13日
  • アマニタ・パンセリナ

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    ドラッグエッセイ。著者の体験も踏まえたドラッグの分析は特筆もの。人はなぜドラッグを活用するのかなど、文化面や人心面からの切り口で面白く痛快に読ませてくれる。

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    2015年10月19日
  • 砂をつかんで立ち上がれ

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    >「中年智恵」の本質……「智恵」が「力」をコントロールする、力とともにその使い方の技術も向上していくということ
    >「力を封じ込める能力」どうすれば刀を抜かなくてすむか、それが「中年智恵」の本質なのではないだろうか。わめきちらし暴れまくっている人間よりも、いつでも抜刀できる姿勢を保ちつつニコニコしている人間のほうがはるかにこわい。力と智の均衡が結ぶ静かな微笑の奥に巨大な爆発力が封じ込められている、これこそ「理想の中年」像というものではないだろうか。
    >力をみだりに使わないことがもたらすやさしさというのは、若い人の優柔不断を誤解して言われるところの「やさしさ」とは対極に位置する、ほんものの「やさし

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    2015年09月20日
  • 寝ずの番

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    上野から新青森までの新幹線のお供に。

    お下品なネタの応酬に苦笑いしつつも、登場人物の間抜けなエピソードの数々がバカバカしすぎて愛らしく思えました。

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    2015年08月12日
  • 獏の食べのこし

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    夢中毒者である著者の愛と世界をめぐるエッセイ集。
    あまりにうま過ぎてまったりとした酒では嫌味を感じてしまう。それは「立派な人」と付き合うと疲れる感じによく似ている気もする(P162)。←なるほど。

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    2015年07月17日
  • せんべろ探偵が行く

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    こよなく酒を愛する中島らも&小堀純の名コンビが、全国津々浦々、安い酒と酒のあてを求めて旅をする。こういう人達とご一緒できると楽しいだろうなと思わせる一冊。

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    2015年06月19日
  • 君はフィクション

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    作家の中で一番私の人生に影響を与えた人物。なのに亡くなる数年前から読まなくなっていた。今頃になって読んでみるとあらためて「ああ、相変わらずだなあ」と思う。良くも悪くも。
    この本の中では好きなのは『DECO-CHIN』だけか。らもさんが「やるならここまでやらんとただのファッションやで」とでも言ってるようでなぜか微笑ましく思えた。

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    2015年05月22日
  • 砂をつかんで立ち上がれ

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    著者の人生を彩ってきた書物との出会いを、愛をこめてつづっているエッセイ集。
    下記が印象に残りました。
    ・CFというのは、起承転結でいえば「転」だけを見せるものだ。残りの「起承結」は、受け手の想像力にゆだねるのである。そうすれば何十回見ても飽きのこないコマーシャルがつくれる(P92)。
    ・いまの自分の「中年具合い」というのはけっこう気に入っている。年々、ものがよく見え、よくわかるようになっていく気がする。自分が刃物だとすると、年々切れ味の鋭さは鈍っていくけれど、自分の使い方の技術は少しずつわかってきたような(P204)。
    ・自分自身の笑いを一時期「デペイズマン」という一言で片づけていた。デペイズ

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    2015年05月11日
  • お父さんのバックドロップ

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    らも氏は、子供目線で見た大人の描写が絶妙ですよね。何故、悪役レスラーが必要なのかを説いたお父さんに対する、子供の切り替えしが見事。児童書としても成立している、価値の高い一冊だと思います。

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    2015年04月06日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    もうずっと本を買うのはネットでポチッとしてるけど、久しぶりにふらっと立ち寄った本屋さんでBIRTHDAY BUNKOと書かれたコーナーが目にとまる。全て同じカバーをかけられており、背表紙に誕生日と作家名。表紙にはそれプラス小さく小さくタイトルが印刷されている。
    「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」
    それが私と同じ誕生日の作家さんが書かれた本。エッセイだった。
    名前を知っている程度で本を読んだ事は無かったのが逆に嬉しくて購入。ちょうどもうすぐ誕生日なので早速読んでみる。
    同じ誕生日という事で何かしら通じるものがあるのかと期待して読んでみる。
    そうは上手くいかない。通じるところなし。たぶん。
    破天荒

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    2015年05月26日
  • とらちゃん的日常

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    愛猫エッセイ、写真80点収録でカワイイ。ネコを飼っているつもりが、実はネコに飼われている著者であります。

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    2015年03月25日
  • こどもの一生

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    前段は笑いで、後段は恐怖という構成の超B級ホラー小説。「ストレスというものは精神的肉体的な危機に直面したときに、それに対するディフェンスとして立ち現われてくるものなんだ。だからノー・ストレスの状態というのは人間が生きているかぎり有り得ないことなんだよ・・・ストレスを解消するためにはね“野蛮なこと”をするのが一番なんだよ」(P143)、なるほどですねー。

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    2015年03月03日
  • バンド・オブ・ザ・ナイト

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    老松町 (大阪市) - 大阪府大阪市北区の旧地名。現在の西天満。西天満地内に老松町通の街路名として残る。 福岡県田川市 コピーライター養成学校 印刷機営業 睡眠薬 咳止めシロップ 俺たちは何時もベースメントに睡眠薬を常用しているから、それだけでは飽きたらなくなって何か別のキックが欲しいと思うようになっていた。セクサロイド (sexaroid) は、様々なSF作品に登場するアンドロイドやロボットのうち、人間とのセックス機能を付加、もしくはセックス機能に特化されている者を指す呼称の一つで、セックスとアンドロイドを併せた造語である。思うがままに述べる様リリカル叙情的 実社会ではもっと薄汚いことが頻繁

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    2015年02月28日
  • 獏の食べのこし

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    ネタバレ

    【中島らもを愛すもの】

    きっと彼はなんでもない価値のない人間だった。
    何も持ってない人。だった。
    いやだと泣き叫ぼうとも、僕もまた似た人間なのかもしれない。
    最後まで自分を愛せなかったのかな。

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    2014年09月27日
  • 頭の中がカユいんだ

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    らもさんの初期作品。この作品はヘロインによる影響下で書かれたバロウズの『裸のランチ』に触発され、泥酔状態で書き上げたのだそう。家出をした広告代理店営業の男が大阪の街を徘徊し、お酒と共に孤独を見つめながら描く5日間。まさにノン・ノンフィクション!

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    2014年09月15日
  • 西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退

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    ヒマ潰しには最適だけれど、絶対に車中では読めないムズカシイ本。ヨソモンとして関西に暮らす人間としては、もう、徹頭徹尾「あるある、これ!」で笑いまくってしまうから。

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    2014年09月07日