中島らものレビュー一覧

  • バンド・オブ・ザ・ナイト

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    老松町 (大阪市) - 大阪府大阪市北区の旧地名。現在の西天満。西天満地内に老松町通の街路名として残る。 福岡県田川市 コピーライター養成学校 印刷機営業 睡眠薬 咳止めシロップ 俺たちは何時もベースメントに睡眠薬を常用しているから、それだけでは飽きたらなくなって何か別のキックが欲しいと思うようになっていた。セクサロイド (sexaroid) は、様々なSF作品に登場するアンドロイドやロボットのうち、人間とのセックス機能を付加、もしくはセックス機能に特化されている者を指す呼称の一つで、セックスとアンドロイドを併せた造語である。思うがままに述べる様リリカル叙情的 実社会ではもっと薄汚いことが頻繁

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    2015年02月28日
  • 獏の食べのこし

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    ネタバレ

    【中島らもを愛すもの】

    きっと彼はなんでもない価値のない人間だった。
    何も持ってない人。だった。
    いやだと泣き叫ぼうとも、僕もまた似た人間なのかもしれない。
    最後まで自分を愛せなかったのかな。

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    2014年09月27日
  • 頭の中がカユいんだ

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    らもさんの初期作品。この作品はヘロインによる影響下で書かれたバロウズの『裸のランチ』に触発され、泥酔状態で書き上げたのだそう。家出をした広告代理店営業の男が大阪の街を徘徊し、お酒と共に孤独を見つめながら描く5日間。まさにノン・ノンフィクション!

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    2014年09月15日
  • 西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退

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    ヒマ潰しには最適だけれど、絶対に車中では読めないムズカシイ本。ヨソモンとして関西に暮らす人間としては、もう、徹頭徹尾「あるある、これ!」で笑いまくってしまうから。

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    2014年09月07日
  • 白いメリーさん

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    初らも。
    短いけれど、ひとつひとつがおもしろくて怖くて最高だった!
    夜走る人が意外なラストで驚いた。

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    2014年08月17日
  • とらちゃん的日常

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    らもさんによる猫エッセイ集。「おれは猫を飼うに値しない人間だ。だが、猫の高貴さがおれの悪業を洗い清めてくれる。」大家さんにとらちゃんを奪われるシーンには笑ったり、猫にマジックマッシュルームを食べさせるシーンには驚いたり。らもさんらしさは薄めないまま、猫という孤高の存在が現れていて。そんな一人と一匹を、読者として眺めているのが楽しかった。

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    2014年08月01日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    らもさんの青春時代のお話。思わず口元を緩めてしまうものから、少し切なくなるものまでぎゅっと詰まった作品。自分の生まれて居ない時代の匂いを知ることが面白い。「何十年に一回くらいしかないかもしれないが、生きていてよかったと思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。」

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    2014年07月31日
  • 永遠も半ばを過ぎて

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    永遠の半ば、この二律背反する時間概念が同居したタイトルを美しいと思う。プレゼン前、多少肩の力が抜けると思って時々開いて見るものの、そういう考えがある時はむしろ気負い込み過ぎている。

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    2014年07月24日
  • 恋は底ぢから

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    【フィフティフィフティ】

    ためになる話がちらほら。読むの辛いところもあった。らもはエッセイより小説の方が好み。

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    2014年06月06日
  • 寝ずの番

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    落語家独特の語り口が軽快で読みやすかったし、面白かったです。でもちょっと下ネタが多くて、電車の中で読むのが恥ずかしかった。。。

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    2014年05月25日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    ネタバレ

    【あとがき】
    「人の命は地球より重い」とよく言うけれど、そんなものは嘘っぱちだ。地球の方がやはり重い。ただ、その人、およびその人を愛する人にとってみれば、地球なんてオレンジ一個よりも軽いのかもしれない。要するに僕にはよくわからない。p227

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    2014年05月11日
  • 砂をつかんで立ち上がれ

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    ネタバレ

    【諸星大二郎にはまる】p81
    おれの私見だが、長編というのは料理でいうなら"煮込み"である。途中で失敗しかかっているのに気づいて味の修正ができる。だから失敗する率が少ない。その点短編は"炒めもの"である。瞬時にざっと炒め上げなくてはならない。素材と火の力(筆力)の勝負である。だから短編の方がむずかしい。炒めもののうまい人が煮込み料理もへっちゃらなのは理にかなっている。

    【デペイズマンと笑い】p212
    「デペイズマン」とはシュールレアリスムの概念で:あるべきでないところにあるべきでないものが出現することによるインパクト。

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    2014年05月10日
  • 愛をひっかけるための釘

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    CFが自己完結してしまっていると、一度見たときは面白くても2回、3回と見ることができない。だからコントとして成立しているものはCFとしては失格なのである(P20)は、目から鱗。
    20年から30年のサイクルで何故不良どもが現れるのか。それは、連中が自分たちがかつて叩き壊した権威そのものになり、力と金がそこに集中するにしたがって豚にような悪臭を漂わせ始め、自分たちが養い育てた息子たちの世代によって引導を渡されるからである(P35)は示唆に富んだ指摘だと思う。

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    2014年05月09日
  • こらっ

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    怒れない著者が怒った硬派エッセイ集。色川武大氏の器の大きさ(P43)、英語はヒアリングから(P64)、世界観の落差に笑いが起こる(P95)、自己責任ということ(P116)、教育者というものの本音(P160)が分かった。

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    2014年03月04日
  • 変!!

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    世の中の「変」が大集合。
    「想像力豊かというのはどこかに死の香りのするほめ言葉なのだ」(P59)、「生き急ぎというのはホメ言葉なのだ」(P71)、「中間の意識をマスクしてしまうと比較的臆することなく物事にかかれる」(P250)、「人間の脳の構造というものを理解できれば、もう多少バカでもかまわない気がする」(P254)が示唆に富んでいると感じた。

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    2014年01月15日
  • アマニタ・パンセリナ

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    ネタバレ

    中島らもの一番の才能は同じネタの使いまわしを苦にしないところだと、本書を読んで痛感した。落ちがわかっている話を何度でも読ませる、これは本当に恐るべき才能だ。

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    2013年12月27日
  • とらちゃん的日常

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    とらちゃんかわいい。
    らもさんは、とぼけたエッセイで好きですが、とぼけ具合は甘め。
    女性誌への連載という事で手加減をしたかな。途中からとらちゃんの話は少なく、別の話が多くなってくるのはご愛嬌なのか。

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    2013年10月21日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    いわゆる普通の生き方とは随分違う生き方をしてきたらもさんだけれども、端々に誰しもがあぁわかるなって思える思いや言葉があって、それが切なくて優しい。

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    2013年10月16日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    暗黒の青年時代を語るエッセイ。
    あとがきでご自身も書かれていますが、
    このあと楽しいオッサン時代が横たわっている事が
    前提で描かれた暗い内容のエッセイと有る様に
    内容はダウナーな、らも節。
    さらっと読める一冊。

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    2013年08月31日
  • しりとりえっせい

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    ネタバレ

    久々の中島らも。文庫なので旅行用にとっておいてたのだ。エッセイのお題をしりとりでつなぐというもの。エッセイ自体は可もなく不可もなく、って感じ。そんなに面白いのはなかった。イラストが入ってるんだけど、内容に合わせて下ネタ系の絵が多くてバスで読むにはちょっと恥ずかしい。

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    2013年08月01日