永遠も半ばを過ぎて

永遠も半ばを過ぎて

599円 (税込)

2pt

ユーレイが小説を書いた? 三流詐欺師が写植技師と組み出版社に持ち込んだ謎の原稿。これが文壇の大事件に……。

2004年に52歳の若さで逝去した中島らもさんが遺した傑作。1997年には、本作を基にした映画『Lie Lie Lie』(監督・中原俊 出演・鈴木保奈美、豊川悦司、佐藤浩市ほか)も公開。

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永遠も半ばを過ぎて のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年11月27日

    クスリボリボリしたりベロベロになったりは
    お馴染みの、らもさん。
    ねちっこくないロマンティックな暖かみも
    笑いも忘れない。

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    Posted by ブクログ 2023年09月26日

    まずこの本の雰囲気がなんか好き。昔読んだ村上龍をちょっと思い出した。結局何が言いたいのがよく分からない本なんだけど、なぜだかスッキリする本。

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    Posted by ブクログ 2022年09月14日

    会話のやりとりにキレがある。タイトルも素敵。面白さの中に哀愁が漂い、中島らもにしか描けない世界観が溢れていた。

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    Posted by ブクログ 2019年04月09日

    ほんと申し訳ないですけれども、中島らもさんの小説は竜頭蛇尾のことが時々ありますが…この本は最後まで美しくてまとまっていると思います。雰囲気に浸りたくて、キャラクターに会いたくて、文章を、言葉を味わいたくて、何年か経つと読みたくなってしまう。

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    Posted by ブクログ 2012年07月25日

    中島らもの小説。ずばり、この本に出会えて良かった。これまで読んだ中で、最高に好きな本だ。エッセイを書いているらもとは一味も二味も違う作品になっている。題材も15年前に書かれた作品と思えないほど新鮮だし、登場人物3人もお洒落でカッコイイ!

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    Posted by ブクログ 2011年09月08日

    中島らもさんの小説の中で、一番好きな作品。久しぶりに再読。
    とにかく読んでいて胸がすくというか、物語が上手に収束されていく爽快感がある。同時に、らもさんらしい哲学が節々に感じられ、登場人物に愛着がわく。中でも美咲には、同性として深く共感する。
    あと、キキにしろ美咲にしろ、お酒を飲んでいる描写がとても...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月29日

    娯楽性と文学性を見事に兼ね備えた傑作だ。
    改めて、小説家としての中島らも氏の才能を痛感させられた次第。

    物語終盤、テレビのトーク番組の中で繰り広げられるやりとりの中にこそ、エッセンスが凝縮されている。

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    Posted by ブクログ 2023年05月16日

    以前に写植業に携わっていました。なかなか陽の目を見ない職種でこの作品を原作とした映画が公開されたときは変な嬉しさを感じたような思い出があります。

    20QナールEツメ、本文ゴナUの記述には『大丈夫か?』と思いましたがあの頃の雑誌を含めた出版物のデザインは文字組をはじめ、全て今よりも洗練されたものだっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月13日

    スピーディな展開で一気に読める。
    相変わらず参考資料の多さに舌を巻いてしまう。
    何よりも「孤独」に関しての記述は心にぐっとくる。

    ぜひ読んでいただきたい部分である。

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    Posted by ブクログ 2022年08月16日

    これが半フィクションだという事がとても凄い
    生者はそこまで誇らしくない事
    生きてるのが異様
    取り憑かれてこそ作家なのだと
    らもさん思想が伝わってくる文でしたね...

    中盤、僕にとっては少々難解で読むのが苦しかったのですが
    終盤からするっと読む事ができました。

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