【感想・ネタバレ】酒気帯び車椅子のレビュー

あらすじ

家族をこよなく愛する小泉は中堅の商社に勤める平凡なサラリーマン。彼は、土地売買の極秘巨大プロジェクトを立ち上げた。必死の思いで進めた仕事のメドがたったある日、計画を知るという謎の不動産屋から呼び出される。彼を待っていたのは暴力団だった。家族を狙うという脅しにも負けず敢然と立ち向かう小泉だったが……。容赦ない暴力とせつない愛が交差する中島らもの遺作バイオレンス小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

らもは天才。
天才の遺作。
物語の中に出てくるんですよ、キヨシローの歌詞が。
日本の時代の流れを感じて、泣きそうになった。
パンクとロックの一つの時代が終わったことを再確認した。

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2009年11月03日

Posted by ブクログ

らも作品の中ではエログロが顕著に出ている作品。
作者得意の酒での害は説明として出てきますが物語としてはそれを薄めるような文章。
著者的に見ればそれっぽい文体ですがに見ればスプラッター要素が多く見られる作品。

0
2012年06月22日

Posted by ブクログ

仇討ちのような話



設定もベタだし

ストーリも粗いのだが



好きだ



この人や小説の

ある意味での

不完全さや

それでもやる感に

引き込まれる



えぐいシーンもあり

目もそむけたくなるが

鬼気迫るところにもすこし抜けがあり

それがリアリティーなのかと錯覚させてくれるところも良い





遺作かな

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2011年07月08日

Posted by ブクログ

物語に出てくるキヨシローの歌詞にグッと来た。愛と暴力、めちゃくちゃパンクな一冊。R15指定にした方がいい。トラウマになるようなシーン多々あり。入院中にこんな物語が書けたなんて、やっぱり奇才だと思う。

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2011年04月25日

Posted by ブクログ

すごいです。描写がかなりグロくて辛いストーリーですがどんどん吸い込まれて読み進んでしまいました。面白かったです。

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2010年08月10日

Posted by ブクログ

やはりらもさんは、自分を削って文章書いてた人なのだと実感。解説にありますが「エンターテイメント」として書かれたこの作品でも、らもさんのいろんな姿を感じずには居られませんでした。解説も良いです。

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2010年01月30日

Posted by ブクログ

大切にしていたものが脆くも崩れ去る様が痛ましいが、どこかその悲しい運命が男の業であるように感じさせる。商売というのは搾取なのか。その上に成り立つ幸せは罪なのか。幸せはある日突然奪い去られるようにできているのか。そんなことを感じさせる顛末もユーモアを交えて描いてみせる。が、目を背けたくなるような陵辱はやはりつらい。

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2020年04月24日

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