人体模型の夜

人体模型の夜

小説・文芸
649円 (税込)

3pt

4.6

首屋敷と呼ばれる空家の地下室にたたずむ、不気味に着飾られた人体模型。忍び込んだ少年がその胸元に耳を押し当て聞いた幻妖と畏怖の12の物語。妻の胎内に悪魔が宿っていると言われた夫は……(「邪眼」)。鋭敏な嗅覚を持つ女性を襲う異臭(「はなびえ」)。盗聴が趣味の男が壁ごしに聞いた優しい女の声の正体は…(「耳飢え」)。人面瘡評論家の私を訪ねてきた男のおぞましい秘密(「膝」)。眼、鼻、腕、脚、乳房、性器。愛しい身体が恐怖の器官に変わる甘美と戦慄――稀代の才能が紡ぐホラー小説の極致! ※1995年発売の集英社文庫版から、ルビの修正などを加えた新版です。重複購入にご注意ください

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    人体模型の夜
  • タイトルID
    :
    1188027
  • ページ数
    :
    280ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年08月04日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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人体模型の夜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     首屋敷と呼ばれる空家の地下室に佇む人体模型を耳にして紡がれる目、鼻、膝、腕、胃袋、乳房など人体に纏わる12の物語が収録されたホラー短編集で、人体を構成するパーツが怪異に変貌するのが面白く、外れ無しかつ名作ばかりの短編集だった。特に『セルフィネの血』『膝』が気に入った。

    0
    2026年07月10日

    Posted by ブクログ

    初の中島らも。
    ホラー短編集。
    ホラーの中で様々なジャンルに分かれているので飽きない。
    読後もゾクゾク、ぞわぞわ、ヒヤーとまた違う怖さがありました。

    単語のチョイスは少し昔に感じることもあったが、
    ストーリーに古さは感じず、むしろ今よく耳にするような事が出てきたりします。


    プロローグとエピローグ『首屋敷』
    『邪眼』
    『セルフィネの血』
    『はなびえ』
    『耳飢え』
    『健脚行 -43号線の怪』
    『膝』
    『ピラミッドのヘソ』
    『EIGHT ARMS TO HOLD YOU』
    『骨喰う調べ』
    『貴子の胃袋』
    『乳房』
    『翼と性器』

    お気に入りは
    『EIGHT ARMS TO HOLD YOU』
    『骨喰う調べ』
    かな。

    0
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    初めての本を読むのは楽しいことだけれど、ずーっと昔に何度も読んだ本にまた巡り会える。そして、また読めることがこんなにも嬉しいだなんて。
    人体模型が語る、身体にまつわる12篇の短編集。
    どの話もしっかりとした説明があり、のめり込んでしまう。古さを感じない。
    特に好きなのは「なはびえ」想像してしまって気持ち悪い。「貴子の胃袋」ラストの一言にグッと詰まってしまう。憤るところ?笑うところ?
    エピローグまで読んで思う。私もまだまだ話が聞きたい。

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    2023年はこの本から!
    ふと気がつけば、スナック菓子を1袋夢中で食べ終えてしまっていた…という時と同じくらい、軽妙洒脱な恐怖に無心でばりばりとページをめくり続けていた。怖い。
    舞台や趣向の異なる怪しく魅力たっぷりな12の短編が、忘れ去られた地下室を介して立ち昇ってくる。それぞれの作品ももちろんだがプロローグ・エピローグが秀逸で、ちょうど少年と同様もっともっと、となっていた私は茫然自失で全裸になる寸前だった。ああ怖い。

    去年読んでとても気に入った「家が呼ぶ」というアンソロジーに今作収録の「はなびえ」が入っていて、すごく面白かったので他の短編も読みたかった。
    どれも面白かったけど、やっぱり「はなびえ」は凄い。
    ほかにも「セルフィネの血」「膝」「耳飢え」が特に好き。

    0
    2023年01月31日

    Posted by ブクログ

    正統派な幽霊ものやサスペンス系のホラーもありつつ、オカルトや超常現象の趣味があふれた話にシュールな作品など、中島らもさんの表も裏も楽しめる短編集でした。らもさんの場合は正統派系も、ぶっ飛んだ系も、どっちも表なのかもしれないけれど。

    正統派系だと嗅覚の鋭敏な女性が、新しく越してきたマンションの浴室の音と臭いに悩まされる「はなびえ」と、
    盗聴が趣味の男が、隣室の女性が一人で誰かと会話している様子を聞いてしまう「耳飢え」が好きでした。

    「はなびえ」は現象としては正統派なんだけど、そこに女性心理であったり、ラストの一言の皮肉が効いていて、単なる都会の怪談話でなく、都市に生きる女性の一面を照らしたような一編になっていると思います。

    「耳飢え」は盗聴にはまる男の心理や設定が妙にリアルだし、隣の女性の謎も相まって引き込まれる話でした。ラストシーンのぞーっとさせる感じも描写の上手さとか、話の引き込み方の上手さを感じます。

    「ピラミッドのヘソ」も個人的に好み。延々とピラミッドエネルギーの講釈を聞かされてると時は「この人は何を書いてるんだ?」と思うし「自分は今何読まされてるんだ?」とも思うけど、なぜか読めてしまうし、面白かった気もしてしまう。たぶん『ドグラ・マグラ』とか『黒死舘殺人事件』を面白く読める人は好きな話じゃないかなと思います。

    同じ系譜で言うと「翼と性器」もその系統の作品かも。異様な告白と天使と悪魔をめぐる雑学が続く手紙は、ラストでなんとも言えない異様な展開に突入していきます。

    「骨喰う調べ」もラストが好きです。この話は「お墓がああなったら面白いだろうな」という妄想一本で書いた話ではないか、とも疑ってしまうけど(笑)。あれをさらっと書くのが分かってるって感じがします。

    オカルト趣味でいうと「膝」もよかった。人面瘡評論家というこれまたシュールな話から、ラストはいわゆる奇妙な味の雰囲気が楽しめる作品となっています。

    他にも異国を舞台にした話であったり、ミュージシャンでもあった著者の心情が感じられる作品、ちょっといい話の雰囲気のひねったゴーストストーリーもあって、まさに変幻自在な作品たちです。

    プロローグとエピローグの奇妙さも読者である自分が「人体模型の夜」に迷い込んだような気分にさせる、短編集ながらも一冊通して奇妙な世界観が最後まで持続する不思議な作品でした。

    0
    2024年02月27日

人体模型の夜 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    人体模型の夜
  • タイトルID
    :
    1188027
  • ページ数
    :
    280ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年08月04日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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