人体模型の夜

人体模型の夜

649円 (税込)

3pt

4.6

首屋敷と呼ばれる空家の地下室にたたずむ、不気味に着飾られた人体模型。忍び込んだ少年がその胸元に耳を押し当て聞いた幻妖と畏怖の12の物語。妻の胎内に悪魔が宿っていると言われた夫は……(「邪眼」)。鋭敏な嗅覚を持つ女性を襲う異臭(「はなびえ」)。盗聴が趣味の男が壁ごしに聞いた優しい女の声の正体は…(「耳飢え」)。人面瘡評論家の私を訪ねてきた男のおぞましい秘密(「膝」)。眼、鼻、腕、脚、乳房、性器。愛しい身体が恐怖の器官に変わる甘美と戦慄――稀代の才能が紡ぐホラー小説の極致! ※1995年発売の集英社文庫版から、ルビの修正などを加えた新版です。重複購入にご注意ください

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人体模型の夜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初の中島らも。
    ホラー短編集。
    ホラーの中で様々なジャンルに分かれているので飽きない。
    読後もゾクゾク、ぞわぞわ、ヒヤーとまた違う怖さがありました。

    単語のチョイスは少し昔に感じることもあったが、
    ストーリーに古さは感じず、むしろ今よく耳にするような事が出てきたりします。


    プロローグとエピロー

    0
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    初めての本を読むのは楽しいことだけれど、ずーっと昔に何度も読んだ本にまた巡り会える。そして、また読めることがこんなにも嬉しいだなんて。
    人体模型が語る、身体にまつわる12篇の短編集。
    どの話もしっかりとした説明があり、のめり込んでしまう。古さを感じない。
    特に好きなのは「なはびえ」想像してしまって気

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    2023年はこの本から!
    ふと気がつけば、スナック菓子を1袋夢中で食べ終えてしまっていた…という時と同じくらい、軽妙洒脱な恐怖に無心でばりばりとページをめくり続けていた。怖い。
    舞台や趣向の異なる怪しく魅力たっぷりな12の短編が、忘れ去られた地下室を介して立ち昇ってくる。それぞれの作品ももちろんだが

    0
    2023年01月31日

    Posted by ブクログ

    中島らも『人体模型の夜』集英社文庫。

    大昔に読んでいるのだが、目出度く復刊したので再読してみることにした。

    体の様々なパーツをテーマにした連作ホラー短編集の名作である。読んでみると内容を所々忘れていた。小気味良く、解りやすいので面白い。

    中島らもというと、究極のアル中小説『今夜、すべてのバーで

    0
    2022年07月06日

    Posted by ブクログ

    正統派な幽霊ものやサスペンス系のホラーもありつつ、オカルトや超常現象の趣味があふれた話にシュールな作品など、中島らもさんの表も裏も楽しめる短編集でした。らもさんの場合は正統派系も、ぶっ飛んだ系も、どっちも表なのかもしれないけれど。

    正統派系だと嗅覚の鋭敏な女性が、新しく越してきたマンションの浴室の

    0
    2024年02月27日

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