內田百閒の作品一覧

「內田百閒」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 蓬莱島余談 台湾・客船紀行集
    内田百閒が日本郵船の顧問だった時に横浜、神戸、下関等を船で行き来した際の随筆を編集したもの。前半は台湾の製糖会社重役の知人を訪ねて9日間訪台した紀行文。当時の日本人の台湾に対する見方が素直に読み取れる。後半では郵船が誇る豪華客船の一等船室やレストランの様子もよくわかる。旅客機が一般化する前、客船黄金...続きを読む
  • 追懐の筆 百鬼園追悼文集
    冥途や東京日記などの不思議な小説で好きになり、鉄道と借金の愉快なエッセイで笑って、そして漱石先生臨終記でぼろぼろに泣いて、この人は天才だと思った。
    そんな百閒先生の追悼文集、偏屈な著者写真からは想像できないくらい情に溢れた文章ばかりで、胸がいっぱいになった。
    宮城さんの演奏や写真を見ることですら「だ...続きを読む
  • 追懐の筆 百鬼園追悼文集
    小川洋子さんのラジオで紹介。百閒先生の誠実さと愛情深さが伺える。夏目漱石、芥川龍之介、田山花袋、寺田寅彦、飼猫のクルツまで。中でも親友宮城道雄の追悼は胸を打つ。訃報を受けたあとは欠伸の数を勘定した。死神の迎えを受けて目をさましたと始まる「東海道刈谷駅」は圧巻。芥川の自殺について「余り暑いので死んでし...続きを読む
  • 蓬莱島余談 台湾・客船紀行集
    『阿呆列車』の百閒先生が、日本郵船の嘱託職員としての乗船三昧の日々を綴ったエッセイ集。

    乗車体験を綴らせたら当代随一だったが、その力は乗船体験においても劣ることなく発揮されている。
    文人として畏まったところが一切なく、あくまで一人の人間として、そして失礼ながら決して立派ではなくどちらかというとスノ...続きを読む
  • 蓬莱島余談 台湾・客船紀行集
    台湾は良かった、もう一度行きたくて夢に見るとまで書いている。
    途中で持病が出て苦しかったはずだが・・・招待してくれた、お砂糖会社の重役さんへの気遣いか。

    船で台湾の基隆(キールン)に着き、そこから鉄道で、明治精糖のある蕃仔田(ばんしでん)駅に着くのだが、特に用事もないのに、終点まで乗ってみて、海を...続きを読む

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!