作品一覧 2023/08/08更新 動物たちは何をしゃべっているのか? 試し読み フォロー にんじゃ シジュウカラのすけ 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 鈴木俊貴の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 動物たちは何をしゃべっているのか? 山極寿一 / 鈴木俊貴 面白かった!研究者同士が自分の研究を語り、相手の研究を聞き、相互理解を深めつつ新しい展望をひらいていく。 論文のような構成ながら、対談本としても説明が丁寧で読みやすい! シジュウカラの研究は年の半分以上森に篭らないといけないし、ゴリラの研究では人から離れてたった1人ゴリラの集団と暮らさないと行けない...続きを読む。 これは生半可な覚悟ではできないし、それをさらっと述べた上で研究成果のみ聞いてると、華々しく見えてしまう。 言語を学ぶには人、動物、環境、文化など一つのカテゴリだけでなくお互いの干渉度合いなども理解しないといけない。奥が深いなぁ。 最後はAIまで話が進んで、新分野への示唆も含めて楽しく読めた。山極さんや、鈴木さんの今後の研究を応援したい。 Posted by ブクログ 動物たちは何をしゃべっているのか? 山極寿一 / 鈴木俊貴 ただの鳥とゴリラの対談ではなかった! お互いに研究することに誇りを持ち、シジュウカラを、ゴリラを、愛していることが伝わってくる対談だった。だってすごい熱いんだもの2人とも。 そして2人の対談から、我々人間がどのように進化し、どのような未来になるのか考えさせられる本だった。 ハッとするワードがたく...続きを読むさんあって誰かにお勧めしたい一冊でした。 Posted by ブクログ 動物たちは何をしゃべっているのか? 山極寿一 / 鈴木俊貴 気鋭の動物学者による言語をめぐる対談。 話題は、言語を中心にして、人間と動物、社会、現代と縦横無尽に広がっていく。 本来、人間という動物はどういう存在なのかが伺えて面白い。 山極さんの歌と踊りが大事という主張もステキだな。 ただし、最終章でAIは合理的というのは、素直には頷けない。AIはなにも考え...続きを読むていないからだ。データを取り入れて、蓋然性の高い選択を行っているだけ。それに対して人間は本書でも協調されているとおり「物語る」性質がある。物語れる規準は実は合理性だ。身も蓋もない言い方をすれば、辻褄合わせだ。AIなんかより人間の方が何倍も怖いし、また、可能性もある。 抜き書きをたくさんした。 Posted by ブクログ 動物たちは何をしゃべっているのか? 山極寿一 / 鈴木俊貴 山極先生の、 身体的な道徳性の話が、 直近で自分が感じていた倫理観・道徳性の問題に示唆を与えてくれた。 -美徳から道徳が生まれた 言語により、文字化されたルール、 合理性は、そこから離れていくものだ 生物同士が集まって暮らして初めて体感する 道徳性というのは、少なからず存在すると思う。 リモート...続きを読むでなんでも出来てしまう環境だけれど その便利性が道徳を遠ざけている、相関性はある。 そして、 ロヒン・ダンバー論じる 農耕社会においての人の脳150人が限界説。 大きな集団に対応するために脳が大きくなった グルーミングの仕方が変わった 社会的グルーミングとして、 食事・音楽・焚火 ハレとケの文化 ハレは潜在下でグルーミングを 行っているのではと思う。 祭りの重要性。 押し活は形を変えたものかも。 11/26のイベントで 山極先生、鈴木先生、水野さんに サインいただけて幸せだった。 生でお話伺えて、嬉しかった。 ありがとうございました。 ゴリラ本以来、時間×信頼・リスペクトの概念が変わった話を山極先生に伝えられ、 ゾミア回が1番好きで推していることを水野さんに伝えられ、よかった。 そして、鈴木先生の各所へ常に忘れない配慮の素晴らしさと、サインにまでみせる可愛さに感服。 これからも研究や発信を楽しみにしております! Posted by ブクログ 動物たちは何をしゃべっているのか? 山極寿一 / 鈴木俊貴 シジュウカラの研究のために1年の半分以上森で生活する鈴木氏と、ゴリラの研究第一人者の山極氏の対談がまとめられている。 はじめは、霊長類や鳥類のコミュニケーションについて語っていて、「なるほど」と軽く読み飛ばしていたけれど、後半は、人間のコミュニケーションにも言及。「人の共同体の上限は150人。それよ...続きを読むり大きな集団は錯覚」「言葉の暴走」など、山極氏が語る今の危機的状況と未来への示唆は、一読に値すると思います。 動物に興味ないわ、という人も是非。 動物の世界がとても豊かであることと、人間の世界が脆弱さを持っていることを考えさせられる。 Posted by ブクログ 鈴木俊貴のレビューをもっと見る