鈴木俊貴のレビュー一覧

  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    ネタバレ

    レコーダーと双眼鏡と知恵。
    それだけでこんなにも深い世界に辿り着けるのか。
    身近にいる鳥たちの世界に想いを馳せることで、見える景色が変わった。

    いつのまにか動物を共生ではなく、利用の対象と見ている人間の傲慢さにも気がつく。

    作者の軽快な語りも魅力的だった。
    爽やかな鳥たちの世界の虜になる。

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    2025年12月08日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    おもしろかった
    そして凄い!
    特別付録の二次元コードを聴いていたら
    うちの猫の耳がピーンとなって
    今までぬくぬくと寝てたのに
    起き上がってきた(笑

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    2025年12月08日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    読みたい読みたいと思いつつも積読していた本。ようやく読めた。なんかもう、鈴木先生の動物、シジュウカラへの愛が溢れまくってる本だ。
    私は外国語の勉強が好きなので、その流れで「ゆる言語学ラジオ」を見ていたら鈴木先生を招待してシジュウカラ語の話をしていた。だから言葉つながりでこの本を買ったのだけど、今すぐに外に出てシジュウカラの鳴き声を聴きたくなった。
    巻末のQRコードでタカを見つけた時の声とか、数種類の意味のある声を視聴できるのだけど、どれもなんだか聞いたことあるような声ばかり。あー、これを理解して街中でシジュウカラの声を理解できたら、さぞかし楽しいだろうなぁ、と想像した。
    英語が分かれば、ドイツ

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    2025年12月06日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    何だかすごくあっさりと書いているけど、スゴいことをしている人だよ、筆者は。「動物言語学」なるものの「提唱者」になっちゃったのだもの。
    こういう実験をしたらこういう結果になって、論文書いたら雑誌に掲載されました、ってホントにあっさり書いてる。でも、『バッタを倒しにアフリカへ』や、あるいは彬子女王の『赤と青のガウン』を読むとそれがどんなに大変なことなのか、窺うことが出来る。
    そして、国際的に評価される論文も書けるけど、一般の私たちに向けても分かりやすい文章が書ける。それが何より素晴らしい!
    でも、変な人でもあるよ、きっと。3食白米だけでひと月暮らせて、キャベツひと玉を一回で(それも調味料なしで!)

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    2025年12月06日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    イラストはページ内のものも含めてて可愛らしく、説明力がある。鳥類学者の川上氏の文章を思い出させるような(そこまではおちゃらけてないか?)くだけた文章で、今となっては学会での称賛や期待の対象であろう筆者の艱難辛苦の部分なども開示されており、その中で地道な労力と理論を支える発想力とった科学者の模範的な像が語られている。

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    2025年12月06日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    オーディブルで聴いた。

    面白かった!鳥にも言語があるなんて!
    普段、鳥には全く興味がなかったけど、新しい世界を見せてくれてワクワクした。

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    2025年12月05日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    なんて地道な研究を年数をかけてやったのだろう

    本当に鳥類、シジュウカラが好きなのだろう

    最初から 「キャベツ」のくだりが面白すぎて どんどん読んでしまった

    「ツツピーツツピー」と鳴いている声は聞いたことがあったが、シジュウカラだったのね

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    2025年12月04日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    ちょっと面白すぎる
    この本の(一応)主題である「シジュウカラが言葉を話す」という発見の内容だけでも面白いし
    エッセイとして書かれているからこそ「学問における証明の仕方」も分かりやすく体験として感じられる
    そして言語学者の、反論し、確認し、そしてそれを受け入れるという矜持にも興奮した
    とりあえず街歩きながら鳥の声聞けるようにイヤホンしない日を作ろうかなとか思い出す

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    2025年12月07日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    研究や論文発表の内容を、研究者や知識者じゃない一般ピープルが読んで、分かりやすく、しかも面白い文章なのがすごい。仮定をたて必要なデータを集め、論理的に説明できるのがスゴイです。
    ぜひぜひ若い子に読んで欲しい。自分の好きなことを仕事にできるって、一番幸せな人生だろうなと思う。

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    2025年12月04日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    今年一番面白かったノンフィクション!

    人間以外の動物にも、言葉があることを世界で初めて証明し、動物言語学を立ち上げた研究者による、世界で一番わかりやすくて笑える研究回顧録。

    偉大な研究者は小難しそう…という先入観を見事に覆してくれた。

    生き物に興味がある息子にもいつか読んで欲しい。

    そして、人間だけが言語を持つ高度で特別な存在なんだ…という考えは井の中の蛙であるといい、動物や自然との共生についてもはっとさせられる。

    鳥は興味ないしな…と思って手を出さなかったけど、鳥に興味が無くとも大変おもしろい一冊だった。

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    2025年12月04日
  • にんじゃ シジュウカラのすけ

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    「僕には鳥のことばがわかる」がとても面白かったので、この絵本すごい!と思う。
    読みながら、大人が解説してあげると、鳥や動物への興味を引き出せると思う。

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    2025年12月03日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    読後感は、すごいの一言。地道な辛抱強いフィールドワークに感動。やはり凡人とは違う。

    "徹子の部屋"で対談されていた鈴木俊貴氏の話しに惹かれた。著作があることを知り、読んでみました。大変読みやすくどんどん読み進めた。専門的な固い表現は皆無で、バードウォッチングを始めてみようとさえ思った。

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    2025年12月02日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    話題の一冊

    人類が井の中の蛙で危機感を覚え、本を書いたと言う。
    動機がすごい。

    動物には言葉がない。確かにそう思っちゃってました!学術所など読んだことがないけど、なんとなく、人間の知能(言語能力)の高さが人間をここまで連れてきたのだろうと思っていたかも。
    うんうん、確かに自分の常識を覆されました。

    すごく読みやすいのだけど、とにかく初っ端から鳥への熱意に圧倒される。
    この没頭ぶり、これが成功する人の特徴なんだろうな。
    なにかにこんなに夢中になれるって羨ましい!

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    2025年12月02日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    鳥(シジュウカラ)は言葉をしゃべる、意味のある鳴き声をしてその鳥の集団内で意思疎通して行動に移させることを、観察を通じて推定した。研究って楽しいなと思わせる。

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    2025年12月01日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    文句なしの星5。ゴリラ研究者の山極先生との対談の本を少し前に読んでいたのだが、鳥はあんまり興味ないしなぁと本書の存在は知っていたが、手に取っていなかった。今回時間ができたので読んでみたが、なぜもっと早く読まなかったのか後悔している。面白すぎて一気読み。シジュウカラというかそもそも鳥にそこまで興味はないが、人間以外の動物が言語を持っていることをここまで鮮やかに解き明かされることがこれほど面白く知的好奇心を刺激されるとは思わなかった。わたしも井の中の蛙だったのだろうか。
    この本には、鈴木先生がどのようにしてシジュウカラの言語を研究しようと思ったか、どのように研究を進めていったのかが、興味深く面白い

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    2025年12月01日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    鳥にもそれなりの言語はあるだろうと思っていたのだけど、この本では自分の想像以上の世界が待っていた!
    ヘビやタカなどを表すだけではなく、仲間に警戒を促すなどの明らかに言葉で意思疎通していることに、かなり驚いた。
    文法もあるし、さらにジェスチャーまでも!

    言語は人間だけのものではない!
    この発見には、もともと言語学を専攻していた身としても、すごい発見だと驚嘆させられた。
    もちろん、人間のように過去や未来のことを話すまでの言語は確認されていないのだが、それでも、ただ情感を表すだけ、みたいには思えない。
    他の群生と餌を共有したり、雛のことを心配したり、コミュニティを守るために鳥の言葉が使われている。

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    2025年11月30日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    かつて理解していたはずの鳥の言葉が聞こえなくなってしまった人間に、もう一度耳を傾けてほしいと
    壮大な作戦に取り組む姿勢に感銘を受けた。
    あと、鳥かわいい。

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    2025年11月30日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    下手な啓発本よりよっぽど人生観が変わると思う一冊だった。人間が最も高度な動物だ、と思い込み自然を支配しようとする、井の中の蛙と化した人間。おそろい。
    この世界はたくさんの生物が共存しており、それぞれのいきものには得意なことも苦手なこともあってなんでも人間が一番だ、などと思うことは恥ずべきである。
    著者のシジュウカラ愛には驚愕した。彼らを理解したい、彼らの言葉をなんとか証明したい、と諦めずに方法を考え、試行錯誤を繰り返し、地道にデータを集め、身近な生き物を世界に発表してしまうとは、本当にすごい!生きるため言葉を使う、それも種類を超えて理解し合う「鳥リンガル。」鳥を見る目が変わる。知らないことだら

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    2025年11月29日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    ダーウィンは研究手法を考える天才だと感じたことがあったが、鈴木さんもまさに研究手法を考える天才だと思った。
    鈴木さんの思考回路が分かりやすく描かれており、こちらまで一緒に研究させていただいているような、ワクワクを感じながら読ませていただいた。
    こんな研究ができたらいいなぁ

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    2025年11月29日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    p161
     なんということだ……。紀元前から二千年以上ものあいだ、言葉を持つのは人間だけで、動物たちの鳴き声は感情表現だと決めつけられてきたのである。僕の尊敬してやまないローレンツ博士やダーウィン博士でさえ、そのように考えていた。身近な小鳥のシジュウカラにもこんなにいろいろな言葉があるのに、誰一人としてその存在に気づいていない。

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    2025年11月29日