鈴木俊貴のレビュー一覧
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「鳥も言語を持つ」ことを証明するために、いろいろな実験をされているが、どのような実験をすれば仮説を証明でるかを考える「実験デザイン」に毎回感動。そんなことよく思いつくなーと。
書かれている限りの全ての論文が、軒並み学会や学術誌で取り上げられて賞賛されていたが、納得できる。実験デザインも面白いし、結果もちゃんと予想通りに出るから、本当に鮮やかな研究!
にしてもあまりにサクセスストーリーで驚く。アドレナリン出まくりの研究人生だろうな。
もちろん実験自体は地道で大変なものだ思う。あるラジオでは、一つの実験に4年かかるとおっしゃってた。実際の自然の中で野生のシジュウカラに対してするから、時間と手間が -
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動物言語学者である著者の、鳥の鳴き声の研究のお話。
鳥の鳴き声は、言葉として鳥たちに使われているのだという。
単語だけでなく、文も作るっていうからすごい。
この本の良かったところは、鳥(シジュウカラ)の鳴き声の音声ファイルを聴くことができるQRコードがあること。
そして、子どもも読めるくらいの平易な文章であること。
もっと広くいろいろな人に鳥の言葉を知ってほしいという観点から出された本なのだということがよくわかる。
小中学生にぜひ読んでほしいなあ。
鈴木博士の純粋に研究に打ち込む姿を、これから大人になっていく子供たちに知ってほしい。
今は何でも、AIを使ったりネット検索したりで、簡単に知るこ -
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鳥類、特にシジュウカラを主に研究対象とする鳥類学者と霊長類(ゴリラを研究対象とする動物生態学者)の対談。動物たちも特有の言語を持ち、コミュニケーションを行っている。そして、動物たちのコミュニケーションは音声だけでなく、様々な手段で成り立っている。人間もかつては「ことばありき」の世界ではなくて、歌う事、踊る事などを中心に共感力を高めたうえで、ことばによるストーリーを持ったより高度なコミュニケーションを行うことができるようになった。しかし、現在のSNSなどのことば主体のコミュニケーションが優先となってくると、かえって人間本来が備えていたコミュニケーション能力が劣化していくことが危惧されている。
動 -
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古本で買った。集英社なのに新潮文庫と言う短冊が顔を覗かせていた。古本の醍醐味ですな。次はこの新潮社の本を買おう。
『僕には鳥の言葉がわかる』を読んだのなら、これを読まねば。いや、先に出版されたのはこっちの『動物たちは何をしゃべっているのか?』だから先に読むべきだったのか。どっちでも良いけど、とっつき易さから言うと『僕には〜』かな。
面白かった。動物の言葉やコミュニケーションについての話から、現代の人間社会の危うさにまで飛躍する。当然だけど、知の宝庫であるお2人が語る内容だから、知らなかったことがたっくさんあって、うんちく集めにも良い^_^。例えば、目に白目部分がある動物は珍しいとか。犬にも -
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鳥とゴリラの研究者の対談。
どういった言語を扱う動物なのかの話から発展し徐々に『コミュニケーション』の枠組の話にうつり変わる。
その種類とは音声であったり視線であったりジェスチャーであったり、はたまた同時に2つ以上を合わせて行ったり。五感も重要で聴覚や嗅覚などが優れている生き物はそれも併せて複雑なコミュニケーションをとるらしい。
ただただ言語にとどまることなく話が進む対談は興味深い生物の進化の話にも及び、進むにつれ文字や文を主体にしたネット社会が人間の陥る死角にも言及していたように思う。
普段の言動、また今ここに書いているような視覚での情報やスマホで読むニュースなど切り取りされたモノを -
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ゆる言語の水野さんが編集したということで手に取ってみた。
ゴリラと鳥の研究者視点で語られるヒトの言語の起源の考え方が興味深かった。
人間の母親が赤ん坊にかける歌のような言葉(インファント・ダイレクテッド・スピーチ)がヒトの言葉の起源の一つかもしれないというのは実体験として分かる気がする。子供が赤ちゃんの時には何かしら歌うように話しかけていたような覚えがある。言葉にならない音声とか鼻歌とか赤ちゃんと目を合わせながら視覚的なコミュニケーションを取っていたような気がする。
現代人が言葉に依存する社会になりすぎて忘れかけている文脈を理解する力、身体性を持って共感する力を取り戻すためには「音楽と踊り」= -
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ネタバレ鳥の研究者、類人猿の研究者の対談。
鳥には文法を使いこなせるというのが、鳥大好きな私にはなんだか嬉しく思った…まるでファンタジーだけど、現実に鳥たちは会話をしている!!
人間が言葉を使いこなす前はどんなことで情報を伝えていたのか?というところから、現代は文脈を読む、想像するという能力が衰えている、とのこと。
映像作品でも主人公のナレーションなどで
全てを分かりやすく解説している、映像で見せてこちらに想像させることがなくなったと言う話から、
最近の小説の装丁で、人物の割と写実的なイラストものが多いのは、その方が登場人物を想像できるというのを
YouTubeで見たのを思い出した。
なるほど、、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・鳥やゴリラも鳴き声という形で言語を使う。
→危険が近づいた時(敵によっても違う!)、餌を見つけた時、どこにいるか知らせる時
ex)手話を覚えたチンパンジーの実験も。追加で連れてこられたゴリラも手話を覚えて、捕まった時の様子を話した。ただしゴリラ同士はゴリラの言語で話してしまうけど……
・今までヨーロッパ的な価値観で人間を基準にして動物の差分を見ていたが、動物にできて人間にできないこともたくさんある。
→人間と動物という二項対立から離れて、言葉や人間の能力を考える
・言葉はなぜできたのか
→環境への適応。言語を使えた方が生き残り、子孫を残しやすい、
ex)頭の良いとされるカラスでも、鳴き -
Posted by ブクログ
ルー大柴の「ルー語」で鳥の文法を解き明かす話から、「テキスト文化」の恐ろしい強大さまで
ゴリラの研究の第一人者である山極寿一さんと、シジュウカラの言語研究で注目されている鈴木俊貴さんの対談形式の共著です。山極さんの著作『ゴリラに学ぶ男らしさ』は私の人生の中でもトップレベルに面白い本で、類人猿と人間のあいだの垣根がぼやける感覚を味わえる名著でした。この本では動物たちの生態やコミニュケーションから、人間の言語の根本をつかもうとする試みが行われています。この本の中で触れられている『アレックスと私』という本を以前読んだ時、鳥の言語感覚が想像以上に豊かなものだと知り、「動物の言語というものはけしてファ