鈴木俊貴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
丁寧な観察によって得た仮説を、科学的にしっかり証明することを実直にやる。身近なところから、いくらでも新しい世界は広がるのだ、人間には見えていないものが沢山あるのだと思い知らされます。
手法を広く伝えれば、世界中で研究が進むのではと扉と世界を広げていく姿が圧巻です。そのゴールが、人間を井の中から救うためという点に見定められているところが本当に素晴らしい。
研究者が研究対象に似るのは何故か、船に出来た巣のシジュウカラのヒナたちを救うエピソード、実家の巣箱を守るご両親の姿など、楽しいエピソードも満載でした。
小3の子供に読ませたいですが、来年くらいがちょうど良いかな〜 -
Posted by ブクログ
何かに熱中して、好きなことや面白いことにのめり込んで、それが大きな発見につながっていった。どの過程においても大変なことがあっただろうと思うが、それ以上に喜びが溢れていて、本当に好きなことを突き詰めているんだなということが伝わってきて、読んでいてとてもワクワクした。研究のアイデアもとっても興味深かった。人間だけではなくて、あらゆる動物に言語やジェスチャーがあるだろうということを知り、身近な世界でもまだまだ面白い秘密が隠れているのだなと新しい視点を貰えた気がする。散歩もより楽しみになったし、他の動物のことももっと知りたい!
私も何か好きなことに打ち込んで、新しい発見をしてみたい! -
Posted by ブクログ
私だけでなく小3の娘も読めるように、全編ふりがな版を購入。
結論に至るまでに、様々な角度から検証を行い結果を積み重ねて考察していくという過程を都度分かりやすく説明してくれているところが非常によかった。
そしてその過程の書き方も、めちゃくちゃ大変な作業なのに終始楽しそうで素敵。
研究って面白そう!やってみたい!と思える。
文章も小難しくならないよう配慮されたエッセイで、ユーモアを交えて書いてくれているので面白い。
著者本人による挿絵も可愛いし分かりやすい。
(ふりがな版は挿絵を増やしてくれている)
そしてこの本を読み終え、今まで存在すら意識することのなかったシジュウカラにものすごく愛着が湧い -
Posted by ブクログ
話題になっていたのも納得!内容が興味深くて最後まで楽しく読み終えました。
この手の内容の本は堅苦しい印象を抱いていたのですが、小学生でも読みやすい文体に加えてイラスト付きでも解説されていたので非常に読みやすかったです。内容もシジュウカラについての話だけでなく鈴木先生について深く知れるエッセイ的なものも書かれているのでより楽しめました。先生は本当にシジュウカラのことを愛していることが伝わってくる内容ばかりでした。
それにしてもシジュウカラが言葉を話していたとは驚きました。どんな言葉の使い方をしているのか研究結果として明かされていくたびにワクワクしました。シジュウカラ以外の鳥はどんな言葉を話し -
Posted by ブクログ
この本に出会えて本当に良かったと思える1冊。鈴木先生のインタビュー記事はこれまで雑誌で度々目にしていて、研究成果もさながら、とても魅力的な人だなぁと思っていた。
待望の単著が出たということで読んでみると、とても読みやすい。これまでの研究過程や、次々と有名雑誌に論文が掲載されていくエピソードを読んでいると、「凄いことを成し遂げた」という興奮がこちらまで伝わってくる。
鈴木先生の周囲の研究者の方々も個性が強くてあったかくて、研究者同士の交流やリスペクトし合う関係性が伝わってきて、心あたたまる。
「ヒロシ先生の思い出」は、最後の方、泣いちゃいました。やはり動機は、愛がいい。 -
Posted by ブクログ
話題の本。シジュウカラの言語を解き明かし、動物言語学という分野を切り拓いた人による初の単著。実におもしろかった。大学での卒業研究、修士、博士の間にシジュウカラの言語構造を次々と解明していく様はミステリーを読んでいるようで驚きと感動に溢れていた。研究を説得力あるものにするための苦労、山籠りの生活、仮説を検証するための実験の立案と実施、そして膨大な先行研究を渉猟したであろうことなどが面白おかしく綴られているを。とても内容が濃く面白かった。文章も精神に溢れていて面白く、読みやすい文章だった。本人によるイラストも可愛く交換が持てた。
鳥以外の言語研究も進めば、一神教の支えとなってきた至高の生物=人間と -
Posted by ブクログ
話題の研究者のエッセイ。
とてもとても読みやすいけれど、純粋な興味探究の力の凄みと熱意を感じた。
あれ?と疑問に思う感受性もそれを証明するための実験も、トラブルを克服する対応力やアイデアも全て、シンプルに「シジュウカラのことを知りたい」という想いに根ざしていて、雑念のないピュアな信念を突き通せたからこその様々な偉業なのではと思った。
本としては子供でも大人でも読めるような軽妙で分かりやすい文体で、エッセイとしても完成されているように思った。
イラストも可愛らしいし多彩な方だなと思った。
誰にでもおすすめできる良書。
自然が好きな小さい子のいる友達のプレゼントにしようかな。