あらすじ
3冠達成!世界の見え方が変わる話題の書!
【祝・3冠達成】
◇書店員が選ぶノンフィクション大賞2025
◇第24回新潮ドキュメント賞
◇第13回河合隼雄学芸賞
爽快な読後感が大人気!
◎山極壽一さん(総合地球環境学研究所所長)
「現代のドリトル先生による新しい動物言語学の誕生だ」
◎俵万智さん(歌人)
「面白すぎた!やるじゃないか、シジュウカラ。学問って、学ぶこと以上に問うことなのだ。熱い『言葉論』としてもオススメです」
◎仲野徹さん(生命科学者)
「内容は深いが、文章は平易にしてユーモアたっぷり。これまで読んだサイエンス本でベスト」
◎養老孟司さん(解剖学者)
「好きこそものの上手なれ、という。でも論語ではさらに上があるとする。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。楽しんでやっている人にはかなわない。著者の研究はまさに『これを楽しむ』の境地に入っている」
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言葉を持つのは人間だけであり、鳥は感情で鳴いているとしか認識されていなかった「常識」を覆し、「シジュウカラが20以上の単語を組み合わせて文を作っている」ことを世界で初めて解明した研究者による科学エッセイ。
※この作品にはカラーが含まれます。
※本電子書籍に掲載されている二次元バーコードは、端末の機種やアプリの仕様によっては読み取れない場合があります。その際はURLからアクセスしてください。
(底本 2025年1月発売作品)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
世界的な画期的な学術発見。
だいたいそういうことは説明を聞いたところで聞き慣れない専門用語だらけで理解できないことが大半。
それに対して鈴木さんのされた研究の内容は「鳥の発する声は意味をもたない鳴き声ではなく、文法や意味のある言語だ」という私にもヒジョーにわかりやすい、そして夢のあるものでした。
鳥が好きで好きで、やり過ぎだよそれwwって突っ込みを入れたくなるような研究への熱中ぶりや、新しいアプローチを思いついたときのワクワク感、予想通り、予想以上の観察結果にたどり着いた時の喜び。
まるで自分があたらしい何かを発見したかのような気持ちになりました。
学ぶって、研究するってたのしそうだなぁ、と思いました。
身をパウダーにしてたどり着いた新しい世界、今後も期待してます!
Posted by ブクログ
鈴木先生については、この本を出版される前から知っていた。元々メディア露出の多い先生であり、ラジオやテレビ番組に出ていたイメージがあった。それの全てはシジュウカラへの愛のためだという事を再確認した本だった。
本については研究はちょっとしたきっかけから始まると言うことを気づかせてくれるものであり、その研究話が口語調で述べられているためとても明快で読みやすい文章だった。また自分の唱える論を世の中に正しいと公表する過程が事細かに書いており興味深い。自分はこうだと思うと仮定をし、その仮定を実証するための実験や、実験結果に対する反論を予測し潰す。学者の中なら当然かもしれないが、私から見れば論文を発表する中の苦労が垣間見え、とても読んでためになった本であった。
この鈴木先生が、東進ハイスクールのサイエンスセミナーという講演会に、参加なされる。正直高校生の頃に無料でこの先生の講演が聞けるのは羨ましい限りだ。
Posted by ブクログ
仲間にすすめられて。もう、ずっと面白い! 読んでいて一緒に高揚していく気持ちを感じる。さながら冒険活劇のようだ。
はじめタイトルを見た時、そういう高揚と万能感のようなものを嗅ぎとった。僕には鳥の言葉が分かる。みんなには分からないと思うけど、僕だけには分かるんだ! というような。しかし最後まで読んでみると少し違った。高揚はもちろんある。しかし「僕には分かるんだ!」では終わらない。みんなにも教えてあげる、みんなで鳥の言葉を分かろう、そして世界と世界を接続しよう! という純粋な善意に満ちている。それは人間のためでもあり、鳥のためでもある。それによって世界がより良くなることを確信している、その眩しさ。
それは作中のヒロシ先生との対話と通じている。「ヒロシ先生はどうしてそんなに一生懸命にアホウドリを守れるんですか?」「だって、かわいそうじゃない」──その根っこにある鳥への愛。突き詰めると研究に、愛以外の動機って有り得るのだろうかと、ふと思ってしまう。それほどに自然で、だからこそ揺るぎなく強いエネルギー。
研究冒険活劇といえば、私にとっては岡檀「生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある」を読んだ時と似た感覚を覚えた。いずれも、自分の知りたいことの探求のために一つずつ足がかりを作っていくその過程に、ワクワクさせられる。だからよく似ているような、少し違うような、でもやっぱり似ているような…と思いを巡らせていて気付いた。語弊をおそれずに言えば、「私も役に立つか立たないかなんて度外視したテーマを見つけたい!」という衝動。これだ。自殺率の話は自分の仕事とも直結するし、社会として重大な課題に間違いない。だからもちろん大事だし、仕事の一環として読んだ。けれどそれよりももっと原始的な、好き! 知りたい! という気持ちに根ざした行動が世界の端っこを拡げていく感覚に、どうしようもなく心惹かれる。自分もそれを見つけたいし、周りの人も、子供たちも、みんなそれを持っていたらどんなにいいだろう。それこそ希望そのもののように思える夢想を呼び起こさせてくれる本だった。
Posted by ブクログ
新しい世界が見えてくる、とても読みやすくておもしろい本でした。
飽くなき探求心って、これだよなぁ
あと鈴木先生はシジュウカラすごいだろー!ってスタンスだけど、学会で無双してるのも気持ちいい。
シジュウカラの声を聞きにいきたくなりました。
Posted by ブクログ
鳥の観察から、鳥が言語を使用している、鳥がジェスチャーで意思を伝えているという発見をした研究者の著者。
全体的に分かりやすい言葉と、所々ジョークも交えて書かれているので非常に読み易く面白かった。
仮定を立ててから、それを実証する実験方法を考えることの大変さが分かったし、研究者の対象への愛情が凄かった。
Posted by ブクログ
ダーウィンが来た!を見て初めて鳥には鳥の言葉があり、シジュウカラなどのカラ類は混群を作りお互いに意思疎通ができると知り読んでみたかった本。大学の頃からどのように観察し研究していったか読んでいて楽しかった。特に、シジュウカラのヘビを意味する「ジャージャー」の見間違い実験がおもしろかった。発見を論文にするために,どんな反論にも耐えうる実験計画をねり、反論を自分で考案し、ひとつひとつ検証していく努力がすばらしい。他の種にも言葉がありそうでわくわくした。付録の二次元コードで鳴き声を聞くことができたこともよかった。
Posted by ブクログ
シジュウカラの鳴き声から始まり動物言語学という新しい学問を提唱した鈴木俊貴先生。
人間には人間の言葉があるように、鳥には鳥の言葉がある。
シジュウカラは言葉を持ち、文法のルールにのっとって鳴き声を組み合わせて文を作る。さらに翼でジェスチャーまでするなんて!しかも鳥たちは種を越えて言葉を理解しあってる!?なんてすごい世界。
「ルー語による文法の証明」「ぼく・ドラえもん実験」「カエル人間救出作戦」わかりやすくておもしろい!!
鈴木先生のシジュウカラへの愛情が詰まった一冊だった。
Posted by ブクログ
シジュウカラに言葉があると知って驚いた。餌を見つけたときに、わざわざ他の種類の仲間まで呼び寄せる理由が「自分の生存確率を上げるため」だと分かり、なるほどと納得した。
筆者が学生時代から鳥類研究に熱心に取り組んでいたことを知ると、当時の自分は遊んでばかりで何をしていたのだろうと感じる。
「バッタを倒しにアフリカへ」の前野さんのように、研究者が未知の領域を切り開いていく姿は胸が熱くなる。鈴木さんが更なる高みに進めるよう願っています。
Posted by ブクログ
とんでもなく分かりやすいのに、ちゃんと専門的なことも詳しく丁寧に噛み砕いて解説してくれていて、気づいたら一気読みしてました。
ご本人のお茶目さも面白くて、突然ルー大柴さんの名前が出てきて笑ってしまいました。でもとても大事なきっかけをくれたんですよね、ルー語。
最初から最後まで飽きずに読めたので、この本はぜひ親戚の子どもにも新しく買って贈りたいなぁと思います。(ふりがな版があるみたいですね)
でも全然子ども向けで退屈って感じでもないです。大人が読んでもとても面白いです。
家までの道のりでつい鳥の声に耳を傾けるようになって、歩くのも前より楽しい気がします。
Posted by ブクログ
とっても面白かった!
研究や周りの人にまつわるエピソードも面白くて吹き出してしまう部分もあるし、
仮説を立てたあと反論をいくつも考えて、より完璧な研究をデザインしていくという研究者としての姿勢は本当に勉強になる。
全く異なるジャンルの人から刺激をもらえるのが読書の醍醐味ですね。
シジュウカラ外を歩くとき、イヤホンを外して鳥の声を探すようになりました。
Posted by ブクログ
毎週かかさず「ダーウィンが来た!」を見ていますので、シジュウカラ特集で鈴木さんのことは知っていました。
こちらの本が発売した時も気になっていたのですが、なかなか読むタイミングがなく今になってしまいました。
読む前はちょっと難しい本かなと思いきや…読みやすくて面白い!
ユーモアもあり、ご本人のイラスト可愛いです。
本を読んでいる途中で気になり、YouTubeを探すとたくさんの番組に出ていたんですね〜
(本屋さんで本を買う番組が特に面白かったです)
もし実現するなら、学研の図鑑の松原編集長との対談が見たいです。
静かに熱く青い炎のように語るお二人を見たいものです。
Posted by ブクログ
サラッと書かれているがフィールドワークの過酷さと、トライアンドエラーの繰り返しで少しずつシジュウカラが言葉を持つ証拠を積み重ねていく筆者の忍耐と情熱には敬服するばかりだ。
個人的に冬場の水ごはんはちょっとしたホラー。
動物言語学の誕生は門外漢の私でも非常にワクワクさせられる。
私が生きている内には無理かもしれないが、少し先の未来にシジュウカラ以外の多くの動物の言葉が読み解かれる日が来るのかもしれない
Posted by ブクログ
父が大昔に「イチローは何も特別な鍛錬や特訓をしてあんなに凄い成績を残してる訳じゃない。基礎の基礎の練習を毎日欠かさずきちんとやるから強いんだ」と話していたことを思い出しました。メジャーへの挑戦も未知の学問への探求も、全ては基礎。これを諦めず曲げず歪めずできる人って本当に強い。私もそうありたい、せめて気持ちくらいは。そして鈴木先生、イラストがお上手! かわいい!
Posted by ブクログ
面白かった!わくわくした。さらに、人間だけでなく鳥も言葉を話すんだと言うことを、著者は論文だけでなくSNSや講演会、ラジオ、テレビ、そしてこの本で広く我々人類に教えてくれているところに感動した。QRコードで早速鳴き声を聴いてみた。
Posted by ブクログ
「言葉を持つのは人間だけ」動物の言葉を忘れ、井の中の蛙になってしまった私達。
鈴木さんの努力と発想力に頭が下がります
「ルー語」「ぼく・ドラえもん」など研究の解説もわかりやすいし、イラストも可愛い!
Posted by ブクログ
鳥の言葉に興味があったわけではないけど帯やPOPやコメントが気になって手に取った。
出版社さん書店さん感想を書いてくれた人たちに感謝!そして買った自分を褒めたい。
内容は難しくないし鳥の話を軸にした鈴木先生のユーモア溢れる文章も面白い。読んでよかった。
Posted by ブクログ
おもしろかったー!
娘に薦められて夫も私も読んだ
言葉の意味を理解する過程がプロジェクトヘイルメアリーを思い出した
いつか鳥や動物と会話までできる未来が来ると良いなあ
Posted by ブクログ
シジュウカラのことがとにかく大好きでその研究に没頭し、ついにはカラ類の生態を研究していたら鳴き声も聞き分けられるようになるなんて、楽しみながら一つのことを貫くことのすばらしさをこの本で知りました。読みやすくて、小学生でも学べます。とにかくシジュウカラ愛にあふれています。最後のページのQRコードで声を聞くことができるのでシジュウカラがより身近に感じます。イラストもとってもいい!
Posted by ブクログ
研究に対する姿勢が素晴らしいと感じた。鳥が高度なコミュニケーションをしていることは知らなくて驚いた。
街中の鳥たちの声をもっと意識して聞きたいと思った。
Posted by ブクログ
すごく面白かった!今年一番の良書。
「動物は言葉を持たない」という人間の思い込みや常識をひっくり返し、「動物には言葉がある」という発見から世界中の専門家やジャーナルに賞賛され、「動物言語学」という学問を設立するまでに至った著者の壮大な冒険譚となっている。
シジュウカラという日本のどこにでも生息する身近な小鳥を対象に、シジュウカラの鳴き声には意味があるのでは?という疑問から、シジュウカラには「言葉がある」、「文章を作ることができる」、「文法がある」といった驚きの事実を、著者のユーモアあふれる楽しい文章と、徹底的に考え抜かれた仮説とこだわりの実証実験の数々はとても興味を惹かれ、一気読みできる。
また、この冒険譚から読み取れるのは、気づきを得て(好奇心)、仮説を立て、行動して検証する行動力と、証明のための論理的・批判的な思考やヒラメキといった、現代人として非常に重要な姿勢や態度だ。
また、自分の発見や考えを鵜呑みにしたり都合よく解釈したりせず、この発見を立証するためにはどんな実験が必要なのか?と批判的に考え抜き、それを見事に成し遂げる様子は、読んでいてワクワクする。そのようにして発表された論文は「エレガント」と評されるらしい。彼の努力や情熱にふさわしい美しい表現だ。
そして著者の問題意識は、「井の中の蛙」になっている人間を救うこと。「人間こそが特別な存在だ」といった思い込みが人間の暴走を生み地球環境を破壊している、という危機感である。
『他の種類の動物の言葉も認め、理解し、生きていくのが、動物として当たり前のことだからだ。(P.232)』
そのために著者はこの本を書き、テレビや講演、SNSで発信を続けていらっしゃる。
同年代でこれだけ活躍されており、さらにその活躍の背景にある情熱的なこだわりは自分にとってもとても刺激的であった。まだ2月だけど、今年一番の良書に出会ったと思う。
Posted by ブクログ
人間には人間の言葉があるように、鳥には鳥の言葉がある。
シジュウカラがそれを教えてくれた。
筆者のシジュウカラ研究の経験を通して、生物学や動物行動学、動物言語学などの学問や、研究そのものの面白さを伝えてくれる。
動物に関するエピソードや豆知識がいちいち面白い。
ペットが飼い主に似ている理論については、自分もずっと前から思ってた。筆者の考察もそのとおりだなと思う。
Posted by ブクログ
鳥に興味はなかったけど、これを読んですごく興味が湧いた。私は割と鈴木さんと考えが似ているところがあって、人間が話せるように動物にも会話ができるようなものがあると思っていた。それが本当に証明されるなんて、なんというかちょっと感動だった。キャベツに苦しめられたところでかなり笑ってしまった
Posted by ブクログ
面白かった!ご両親もシジュウカラ大好きで微笑ましい。
自然と共に生きていた時代には、人間も他の動物の言葉が何となくわかっていたんじゃないか、って考えはとても納得してしまった。自然を利用するという考え方になって、動物の言葉はわからなくなり、人間だけが特別なんだと感じるようになってしまったと。
中1の教科書にも書き下ろしが載っているということで探してみたら、あった!何だか嬉しい。
Posted by ブクログ
シジュウカラの声の研究を15年以上。
コツコツと観察を続けて、シジュウカラが言葉をもつことを発見して体系化し、動物言語学の研究室を立ち上げた記録。
好きものこそ上手なれ。
他人から見たら大変そうなだけでも、ホントに好きでやってるから楽しそう。いい人生だなぁ。
Posted by ブクログ
動物言語学者の鈴木俊貴氏の研究生活を綴ったエッセイ。虫好きの少年が大学時代にシジュウカラなどのカラ類の言語を研究することを志し、研究に没頭し世界的に認められるまでをかわいらしい挿絵とユーモア溢れる文章で描く。
理系の大学の研究内容なんて難しそう、と思ったけどそんなことは心配ご無用。わかり易い文章と作者自らの手による挿絵ですっかり鳥の言葉の世界に興味津々になる。「ジャージャー(ヘビ)」の鳴き声で一斉に飛び立つシジュウカラのひな達に驚き、出航する船からシジュウカラを逃がそうとする連携プレーにハラハラし、庭のシジュウカラの巣から猫を追い払おうと奮闘する両親に笑い、と感情が忙しい。この本で井の中の蛙が今まで知らなかった世界を楽しむことができました。