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Posted by ブクログ 2022年01月14日
大好きです。久しぶりに川上弘美さんの本を読みました。まずタイトルに惹かれ、冒頭の一文に惹かれ、一章ずつは好きなものとそうでないものに分かれるけれど最終的に世界観が繋がるスタイルも好きで、読み終えてタイトルに大きな意味はないのにここを選び抜き取ったセンスも好きで、大切な一冊ができてしまった、と思いまし...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月02日
最初は、なんだか気持ち悪い話だな、と読みながら思っていた。今私が生きている世界と似ているけど確実に違う、異様な感じ。人間、という言葉を登場人物がよく口にしていたことから、この子たちは人間ではないのか、でなければ何なのか。人間ではないのに人間のことを考えて人間のような世界に住んでいることに違和感を感じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月18日
とても好きな世界でした。面白かったです。
緩やかに滅びていく。
人は、愛することと争うことをやめられないから。自分と違うことを受け入れられなくて排除しようとするから。
なんとか生き延びさせようとしていた「母たち」が、「もうおしまい。」と決めるところは悲しくもありほっとしたところでもありました。
これ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月01日
あなたは、『今まで何人の子供を育ててきたのだろうと、時おり指をおる』と語る女性の話を聞いて何人の子供を想像しますか?
1人の女性が一生の間に生む子供の数が年々低下し、歯止めがかからなくなっている状況が懸念されています。1949年には、なんと4.32人という統計史上最大値を記録していたその数値は19...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月22日
経験したことないような感情をおぼえるすごい本。
なんとか言葉にするなら、自然の脅威とか、宇宙の真理とか大いなるものに触れたときのような気持ちだ。
深い霧のなかを手探りで歩いてるようなぼんやりしたなかで話が進んでいき、たまに世界の核心的なものにちょっとだけ触れられる。
でも短編なんで、ほんのちょっと...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月29日
数千年、もしかしたら数万年の超ロングスパンで描かれる壮大な人類史SF小説。これからの“わたしたち”の行く末。滅びの美学。そこに描かれる世界はディストピアのようでディストピアではない。不思議な感覚。
短編集の形を取り、最初は無関係そうに見えるアネクドートがいつしか共通の世界観を持ってして描かれた叙事詩...続きを読む
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