溺レる

溺レる

660円 (税込)

3pt

もう帰れないよ、きっと。
重ねあった盃。並んで歩いた道。そして、二人で身を投げた海……。時間さえ超える恋を描く傑作掌篇集。女流文学賞、伊藤整賞ダブル受賞

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溺レる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    汲々とすればするほど、二人いっしょではなくなる。

    ともかく充填し用いあってできてくるのは、ウチダさんでもないわたしでもない、そのあわいに生まれてでてくるところの形象である。

    (さやさや/溺レる/亀が鳴く/可哀想/七面鳥が/百年/神虫/無明)

    0
    2023年10月13日

    Posted by ブクログ

    年増のわたしと更に年上の男性との関係。すっかり大人のふたりなのにどこか子供っぽいやりとりで、読み終わるとなんだか心があったかい。蝦蛄を食べたくなった

    0
    2023年09月14日

    Posted by ブクログ

    退廃的な生活。ダメな女。道を間違った男。変な人たち。こどものようなおとな。意味のない日々。
    自分はなにをがんばっているんだろう?自分もこうなりたい、ほんとうは。ひとには言えないけど。

    0
    2021年11月12日

    Posted by ブクログ

    女流文学賞、伊藤整賞W受賞。短編集。どれも男と女の話。『さやさや』『溺レる』がお気に入り。この人はもの喰ってる描写がいいなぁ。実に旨そうで実に巧妙に取り入れてある。

    0
    2018年11月20日

    Posted by ブクログ

    表題の話より、冒頭の「さやさや」が好き。
    互いに人間的に好意を抱いている男女が、酔ったまま終電もなくタクシーも走っていない田舎の道を歩く夜。
    美味しいお酒を気持ちよく飲んでいるような、心地いいふわふわした意識のなかで読めた。

    川上さんが描く男性はどうしてこうも魅力的に見えるのでしょう。
    現実世界に

    0
    2017年04月01日

    Posted by ブクログ

    川上弘美の怖さを見た。

    言葉の重ね方、
    会話の重ね方、
    酒と食事の重ね方が、
    川上弘美の魅力と思っていたのは、
    まだまだ少ない経験で得た、
    彼女のいち断面であったか。

    男と女の情念の、
    強く、淡く、もろく、
    果てしない粘りつき方が、
    とても恐ろしい。
    川上弘美が粘りつくと言うと、
    ひどく粘りつい

    0
    2016年02月29日

    Posted by ブクログ

    「立ち向かう」から逃げてみたのはいいけれど、でも「逃げる」って、どこへ?  
    なんとなく満たされない心の隙間や、漠然とした不安を情欲で埋める男女たち。この気持ちは愛なのか気の迷いなのか。幸の味も不幸の味もわからなくなって、途方に暮れているような掌篇集だった。

    0
    2023年08月22日

    Posted by ブクログ

    恋愛の、特に男女の関係のその部分だけを濃く濃く表現した短編集って感じでした。なんで彼と一緒にいるのか、なんで別れるのか、なんで彼が好きなのか、ということよりも『その人が好き』という感情だけが濃い。
    お気に入りは『七面鳥が』でしょうか。彼を蹂躙したいって、普通、使いません…。

    0
    2023年02月09日

    Posted by ブクログ

    あなたは、いきなり『死んでからもうずいぶんになる』という書き出しの小説に接したとしたら、その先にどんな世界を感じるでしょうか?

    どんな小説に於いても冒頭の一文というものはとても大切です。その作品世界に入っていくことができるかどうかを試す試金石とも言えるのがこの冒頭の一文です。私は今までに500冊以

    0
    2022年04月04日

    Posted by ブクログ

    現実とは、少し軸のずれたところにいるような男女。どの作品も片方は生活者として社会参加もしている、しかし、どちらかは日常生活の中で時間や、住んでいる地面から少し浮かんだような奇妙な空間で暮らしている。
    二人はこういうカゲロウのような淡い、見方によってははかない弱い生き物になってしまっている、そんな日向

    0
    2020年01月05日

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