海の稜線
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海の稜線

748円 (税込)
523円 (税込) 4月25日まで

2pt

3.7

大阪府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事――通称“ブンと総長”は、名神高速道路で起きた乗用車爆破事件の現場に来ていた。東京から赴任してきた新人キャリアの萩原警部補はことあるごとに大阪の水が合わないと言い、文田たちはこの年下の生真面目な上司に振り回される羽目に。続いてマンションで起きたガス爆発をきっかけに、意外にも過去の海難事故が捜査線上に浮かぶ。絡まった糸をほぐすように事件の真相にせまるうち、文田・総田と萩原の間にはほのかな友情が芽ばえる。
完成されたスタイルと抜群のリーダビリティを備えた、直木賞作家の隠れた名作。

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海の稜線 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年02月13日

    筆者の執筆時に綴った文を読み 海運業に従事していたこと、実父が船のブローカーをしていたとあり納得。事件の進展に伴う犯人グループの転変にまつわる手練手管の詳細に唸ったのも当然だ。

    直木賞を手にする時期に至る道のりの中 初期の傑作とあるのも然り。筆者は東西文化の温度差云々を書きたいとあるが、それを超え...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月27日

    好きな作家の一人、黒川博行が内航海運の乗組員の経験があったとは知らなかった。内航海運の実情についても勉強になる部分があって面白かった。意外な驚きとともに仕事の勉強になってしまった。

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    Posted by ブクログ 2021年02月19日

    疫病神シリーズや一連の大阪刑事物の原点
    黒川独特の大阪弁のやり取りは秀逸
    東京者と大阪者の対比
    ミステリーとしての要素も十分

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    Posted by ブクログ 2020年12月03日

    大阪府警捜査一課の文田と総田(通称“ブンと総長”)は、高速道路で乗用車が爆破された現場に来ていた。東京から来た新人キャリアの萩原警部補は何かにつけ関西人をこき下ろすため、文田たちはこの年下の上司と反りが合わない。続いてマンションで起きたガス爆発から、過去の海難事故が捜査線上に浮かぶ。複雑に絡まった糸...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月18日

    黒川作品としては、初期という事もあるのか、疫病神シリーズと比べると、少し面白さに欠ける印象。

    でも、大阪弁の掛け合いといい、東京もんへの話口調は絶品です。

    やはり面白いとしかいいようがない。

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    Posted by ブクログ 2020年02月25日

    黒川作品にしては可もなく不可もなくってところか。ブンとブンのオカンとの掛け合いはオモロイなぁ。この掛け合いで状況整理してるとの解説者の話しだがそう言う面も確かに有った。
    これって映画化されたらどんな俳優がええんやろ?ブンはヤッパ釣りバカの伝助がええかな。総長は誰や?ボンは?

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    Posted by ブクログ 2022年01月06日

    府警シリーズと書かれていたので、黒豆かと思って読んだら違ったので萎えた/ 犯人も降って湧いたような関係なのでいまいち/ 

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    Posted by ブクログ 2020年07月06日

    大阪の刑事文田ことブンと、東京の刑事が一緒に捜査をする。東京の刑事は大阪のいい加減さに嫌な顔をし、大阪の刑事は東京のええかっこしぃの部分に不満を言う。
    大阪生まれ、東京育ちの私としては、とても面白く読むことができた。

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    Posted by ブクログ 2020年02月29日

    黒川さん得意の大阪府警の刑事物、大阪出身ノンキャリ刑事の文田(ブン)、総田(総長)コンビに東京出身の若手キャリア係長荻原警部補の3人が織りなす事件解決小説。
    ブン(コテコテの大阪人で30目前でお袋さんと同居の寡男)と荻原係長(東京出身のキャリア上司)との良くある大阪vs東京の掛け合い口論に年配の総長...続きを読む

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