無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
大阪の警察官2人が関西弁をしゃべり、メシを食いながら、犯罪事件解決に奔走する、いつも通りの黒川博行作品。相変わらずブレない。そして、犯罪につながる現代社会システムのヤミにも迫る。本作品のヤミは金取引と宗教法人。さらに警察が犯罪捜査に多用するNシステムの説明は教科書ともいえるくらいの詳しさ。車を使った犯罪を考えている人は、絶対に知っておくべき。ITを使った車両ナンバー検索はここまで進んでいるのだ。
主人公2人の警官が追うのは連続強盗殺人犯。単独で緻密で残酷な計画を実行し、殺人と大金取得を繰り返す冷酷な犯人。と、その犯人に対して、組織の行動力と推理力で勝負する警察。この一進一退の攻防による緊迫感がたまらない。
ただ、犯人の事件への動機が説明されないのが残念。それもまた黒川作品ではよくあることではあるのだが。特に最後の殺人事件。充分なカネも得たし、警察にマークされていることもわかっている犯人が、さらに長距離移動の果に事件を犯そうとする動機がよくわからない。わざと破滅に向かって突っ走るシリアルキラーなのか?
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。