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大阪府警今里署のマル暴担当刑事・堀内は、淇道会が賭場を開くという情報を掴み、開帳日当日、相棒の伊達らとともに現場に突入し、27名を現行犯逮捕した。取調べから明らかになった金の流れをネタに、業界誌編集長・坂辺を使って捕まった客を強請り始める。だが直後に坂辺が車にはねられ死亡。堀内の周辺には見知らぬヤクザがうろつき始める……。黒川博行のハードボイルドが結実した、警察小説の最高傑作!
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Posted by ブクログ
最強で最恐の堀内・伊達シリーズの第一弾。 先にシリーズ最新の第四作を読み終えてからの読書。 第四作単独でも十分に楽しめたが、コチラを読むことで深みが増します。 私史上最強のアクションヒーローの出発点!
黒川作品「疫病神」シリーズと肩を並べる「堀内伊達」シリーズは、同じ大阪を舞台とする不思議な時系列。 どこかでこのコンビ同士がすれ違っているのでは?と想像するとさらに面白い!
金を持っている男は持てるんだなーと思わせる。これほどまでに金になびく女は多いのかな。 最後まで飽きさせない展開。そして続編に続きます。こちらもおもしろい!
テンポが良くて読みやすかった。 でも、好きになれるような魅力的なキャラがいなかった。 堀内も伊達も男として魅力がなさすぎて、女に金払うの渋ってるの滑稽すぎた。 頭でそろばん弾きながら会話されてる時点でおわり。 よくいるおっさんすぎる、もっとカッコイイキャラが主人公にいてほしかった。
大阪は今里署の暴力団担当刑事である堀内は、情報屋から近々賭博が行われるという情報を入手する。その中には、学校法人の代表であり、不動産屋の森本が含まれていた。逮捕の後、森本をゆすりに行った経済誌の社長が、交通事故で死亡する…。 「堀内・伊達シリーズ」とされるものの1作目だったらしい。何も考えずに読ん...続きを読むで買っているので、もう1冊持っているのが3作目で、2作目は買っていなかった。最初に1作めで良かった。 それはともかく、600ページに文字も小さめのギッシリの内容であるが、最初から最後まで全くだれずに読みきれる内容で、やっぱり黒川博行はうまいなあと思わされる1冊である。ハードボイルドの背景を持つ作品で、堀内もその相棒の伊達も、警察ではあるが勤務中に酒を飲み、女を囲い、逮捕者やそのつてから金(シノギ)をまきあげる。 初期の黒川作品で、なんか物足りないなあと思うのは、主人公が悪くないからなのではないかと思う。 全編、いつものコッテコテな関西弁の応酬であり、この辺に乗れなかったらやっぱり難しいだろうとは思う。乗れる人にはたまらないものがあるだろう。 ト書き文も勢いを重視し、主語がなかったり、芸術的な表現もなかったりするが、それが黒川節とも言えるハイスピードな文章のテンポを落とさないことにもつながっている。 最後に突然1年後になってしまったけど、これ続くんよね?で、なんで続編がことごとく別の出版社なんや?
人間の業が剥き出しで描かれている。金、女、暴力。大阪府内の土地勘があると、よりこの話の設定を堪能できる。 地域性を押し出しながら矮小化せずに、読み物として機能させているところが、海外のハードボイルド的だ。 黒川作品は、大阪を世界に売る方法のひとつになりえるのではないだろうか。
大阪府警の暴力団担当刑事、堀内。彼とその相棒、伊達は正義感あふれ、悪を許さないありがちなイメージの刑事像とはほど遠い。出世のためには裏社会の情報は欠かせない。情報のためには金と汚い付き合いも欠かせない。というのが彼らの理論。 そんな2人が賭博場開催の情報を掴み、大勢の現行犯逮捕。事件は一件落着、署...続きを読む内での2人の評価は大幅アップ。となるはずだが、堀内は新たなカネのなる木を見つけ出す。 凄まじくカネに執着する悪徳刑事2人。チームワークも正義もあったもんじゃない。彼らの行動原理は犯人逮捕ではなく、安い給料以外のシノギを得ること。そこに同情すべきところはない。が、それでも彼らを憎めないのは大阪弁のトークのおかげか。やっぱり大阪弁は最高や。 落ちるところまで落ちていく2人には爽快感すら覚える。そして、正義ではメシを食えないことにも納得。
主人公2人は刑事だがヨゴレ中のヨゴレ。 登場人物は全員が悪役。 だが、そこがいい。 黒川博行の真骨頂。
堀内・伊達シリーズ第一弾。大阪府警今里署のマル暴担当刑事・堀内は、淇道会が賭場を開くという情報を掴み、開帳日当日、相棒の伊達らとともに現場に突入し、27名を現行犯逮捕した。取調べから明らかになった金の流れをネタに、業界誌編集長・坂辺を使って捕まった客を強請り始める。だが直後に坂辺が車にはねられ死亡。...続きを読む堀内の周辺には見知らぬヤクザがうろつき始める…。 重厚。文句なしに面白い。スカッとするカタルシスというよりは、ひりつくようなリアリティに没頭できる。細部の描写まで手抜きがないからこそ、小説の深みが出ているように思う。
黒川作品の真骨頂を見させていただいた。雑なようでいて筋書きがとても緻密で「ここで繋がるのね」と思わされることが多く楽しめた。文庫だと思って甘く見てたが思ったよりページ数が多くちと疲れた。今の警察もこんな風に裏金作ってるのかな。
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