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建設コンサルタント・二宮啓之が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の失踪。たび重なる妨害。事件を追う中で見えてきたのは、数十億もの利権に群がる金の亡者たちだ。なりゆきでコンビを組むことになったのは、桑原保彦。だが、二宮の〈相棒〉は、一筋縄でいく男ではなかった――。関西を舞台に、欲望と暴力が蠢く世界を描く、圧倒的長編エンターテインメント!
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Posted by ブクログ
スカパーのドラマ化作品を観て依頼、本も読んだつもりでいました。 作品は違いますが、表面を擦った程度のドラマに比べると、小説の奥深さ、暖かさに改めて感謝!! 読書好きになって本当にヨカッタ。
あかん、またシリーズもんに手を出してしもた。裏社会のことは興味があるけど近づきとうはない。でもこの作品はリアル過ぎてなんか引きずり込まれそうで恐いもんを感じんねん。主人公に感情移入しとうないし、さっさと降りたらええのになんで関わんねんと思いながらページを繰ってしまう。ほんまどもならん。
テンポが小気味良くて、いつのまにか作品に引き込まれます。これも同じで、大阪弁で交わされる互いに引かない会話が面白くて読み進んでしまいます。癖になりそうなのであまり読まないように気を付けている昨今です。
建設現場でのトラブル処理請負や裏社会との仲介で生計を立てる、自称コンサルタントの二宮。彼が軽い気持ちで産業廃棄物業者から引き受けた依頼業務は、あれよあれよと大問題に膨れ上がる。産廃業界とは、政治家にゼネコン、建設会社に暴力団とクセ者ばかりが集い、協力と裏切りを繰り返す魑魅魍魎な世界だった。そんな世界...続きを読むだからこそ、二宮はカネの匂いも嗅ぎつける。さらに、勝手に押しかけた現役極道の桑原も便乗、二宮と行動を共にする。 こうして生まれた互いが互いを疫病神と罵り合う裏社会コンビ。睡眠も着替えもせず、大阪弁で暴言を投げあいながら大阪の街を駆け回る。片方が拉致されたり、ケンカに巻き込まれれば、結果的にもう片方が救い出すこともある。カネだけで結びついた2人だが、二宮が口八丁、桑原は腕力でいつのまにか互いの足りないところを補い合う。 そんな血縁も友情もない破天荒で現実離れしたなコンビだが、その背景の産業廃棄物業界はものすごくリアルでドロドロとした複雑さ。そのギャップがこの作品のみどころ。 そして、この疫病神コンビは次回作を重ね、10年以上も続き、ついには直木賞作品へとたどり着く。確かにこのコンビ、本作品だけで終わるにはもったいない。
面白い
ドラマも面白かった〜♪
いやー。面白かったです。 大阪弁の会話のテンポ 実にいいんですね。 これだけ、小気味いい 会話は あんまりないなぁ。 放火、青酸流し、脅し、暴力、・・・裏をかく。 何でもありの中で 二宮が 筋を通して まっしぐら。 駆け引きの巧みさ・・・そして 焦点を明確にする。 一見さえないオトコにみえるが じ...続きを読むつに 信念と勇気 がある。 それに、脱帽せざるを得ない。読後感がステキである。 相方になってしまった ヤクザモンの 桑原が シノギがあるといって・・・ 突っ込んでいく。 カタギ、チンピラ、ヤクザ それぞれが 格が違う。 桑原は ホンモノのヤクザの 自覚がある。 いろんなものに カネを注ぎ込んでいる。 ヤクザなりの 自覚が 自分を支えている。 産業廃棄物処理場をめぐって ゼネコン、下請け、そして コンサルティング(サバキ)の思惑が絡んで どんな欲が その中にもぐりこんでいるのか ただでは 転ばない人たちの 欲と欲の絡み合い。
大阪弁の物語が読みたくなり、手に取る。 息遣いが聞こえるような会話の黒川文学。 桑原のキャラが立ちまくっていて、生々しい。 後半になるにつれ、躍動感も出てくる。 良い読書体験だった。
疫病神こと、桑原と二宮のキャラだけなら満点なんだけど・・ 物語としては。産廃処理場を巡るトラブルが複雑怪奇で、登場人物が多すぎて訳がわからない。その訳がわからない中を、疫病神コンビが動き回り引っ掻き回し、更に訳がわからなくなる。最後まで、事件の構図がスッキリとは私の中では落ちませんでした。お話とし...続きを読むてはどうなんでしょうか。あまりにまとまりがなさすぎる気がしますが。 それでも読ませるのは、疫病神の二人がどんな危機に陥っても余裕があり機知に富んでいて、なんとも魅力的。さらに二宮の事務所のバイト悠紀も二宮の母親も魅力的だし、ほんとにちょい役の二宮の父の元部下?嶋田もいい味を出している。 この人たちの物語を続けて読みたいと強く感じた。
「一体、なんなんだこの話は?!」 読みながら、そんな言葉が何度も頭に浮かぶ。とにかく面白い、でも、訳がわからない。 元はと言えば、母のおすすめ本ということで手に取りました。 読み始めたものの、ヤクザの世界に興味はない。登場人物が多くて名前が覚えられない。そもそも、テーマである産業廃棄物処理事業とい...続きを読むうのにまったく魅力を感じない…。 なかなか興が乗らず、読むのを途中でやめようと思ったくらいでした。でも、オススメされた義理もあるので辛抱強く読む。面白くなってきたのは、堅気の主人公と組むのが、どうやら極道のこの桑原という人物らしい…と分かりかけてきたころ。 そこからは、あれよあれよという間に物語が進む。男二人のバディもの。完全なハードボイルド。シノギとかサバキとか全くわからない。それなのに、どうしてだろう、結構面白い。いや、かなり面白い。 読み終わる頃には、シリーズの2巻目を探し始めていました。いやはや、あっぱれ! あと、私は物語を読み終わったときに、よく「あぁ、物語が終わってしまった」という喪失感を抱くのですが、この本にはそれがありませんでした。残るのは、大阪の各地を駆け抜けた疾走感のみ。それがまたよかったです。 さぁ、2巻に駆け込むぞー!
さすが直木賞受賞作 関西なまりにイマイチなじみが持てないのですんなりと読み出せなかったが 少し読み進めるとすぐに物語に引き込まれた 残念だったのは大阪にほぼ土地勘がないため迫力にリアリティーが伴わなかった事 それがあれば”星五つ” だったかも
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