ここは私たちのいない場所(新潮文庫)

ここは私たちのいない場所(新潮文庫)

小説・文芸
506円 (税込)

2pt

順風満帆な会社員人生を送ってきた大手食品メーカー役員の芹澤は、三歳で命を落とした妹を哀しみ、結婚もしていない。ある日、芹澤は元部下の鴫原珠美と再会し、関係を持ってしまう。しかし、その情事は彼女が仕掛けた罠だった。自らの運命を変えた珠美と会い続けようとする芹澤。彼女との時間は、諦観していた彼の人生に色をもたらし始める――。喪失を知るすべての人に捧げるレクイエム。(解説・中瀬ゆかり)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ここは私たちのいない場所(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    707652
  • 電子版発売日
    :
    2020年02月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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ここは私たちのいない場所(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これから読む方、
    必ず解説まで読んでください。

    喪失を知るすべての人へ捧げるレクイエム
    と書かれていたが、
    私自身がこれまで感じた喪失とは少し違ったものではあった。
    ただ、大事なことを気づかせてくれるようなテーマが盛り込まれていたことは間違いない。
    自分の向いていた方向を考え直すような作品だと感じた。

    本文は終始サクサクと読みやすかったのに
    解説まで読んで、こんなに考えられた内容だったのか、と頭がぐるぐるした。

    0
    2021年01月29日

    Posted by ブクログ

    ここは私たちのいない場所
    後書きまで読んで、この物語が分かった気がしました。フッと湧いたように仕事を無くして、それ以後、何か中途で止まったままで何処へ向かうのか?どう決めようか何も思いが浮かんでこなかった。
    これまで仕事が第一優先として生きてきた。ずっと立ち止まらせてきた人生を見つめ直して、自分の為の新しい一歩を何方へ向けて踏み出そうか、ずっと持ち合わせていなかった選択権をどう使おうかと逡巡しているような印象を読んでいてずっと感じていました。
    最愛の者であっても違っても、見知った誰かを喪失したその時、なにか自身を振り返る瞬間があって、それが起因にこれまで観ていた景色の色あいが少しずつ変化して行くような…その変化を感じていた。
    ちょっとした気まぐれから起こった気持ちの変化は、それまで自分を縛り付けてきたロープが自然と緩み解けてしまっていた。まだ自分では理解出来ていないかもしれないが、心の傷の再生が始まっている…そんな気持ちにさせる優しい物語だった。

    0
    2020年01月13日

    Posted by ブクログ

    後半、小籠包で唇を火傷するシーンで独身のとき読んでいたことに気付いた。笑
    結婚し子を育ててる今とは小説に対する思いが全然違うことに気付いた。
    ずいぶん遠いとこまで来たのだなと思った。

    0
    2025年12月31日

    Posted by ブクログ

    まさかの白川道の死を受けて、事実婚だった女性に向けて書いた小説。やはり、白石一文は、いい。2019を締めくくる最高の一冊でした。

    0
    2021年07月05日

    Posted by ブクログ

    「人は親にならない限りずっと子供。子供を持たない人は、最後までずっと子供でいようとしている人」
    刺される。否定できない。少なくとも「子供を持つ努力をしない人」と「子供を持ちたくないと強く思っている人」に限定して当てはまるものだとは思うけど。
    そしてさらに「親友のお葬式に出られないことを悔やむ感情もない」。
    これは主人公と自分が重なって、冷たい種類の人間であることを痛感した。
    でも存実はそれを客観的に気付いているし、珠美の存在によりこれから変わっていくのであろう良い未来が想像できる終わり方でした。※それにしても突然の終わり方で驚く。ページを探して二度見。

    0
    2021年02月28日

    Posted by ブクログ

    短編だけれども白石一文がぎゅっと詰め込まれた再生の物語だなと思った。
    解説で、パートナーを亡くした編集者の方(中瀬ゆかりさん)へ贈ったものだと知って納得。
    とても優しくて包み込むような文章だったから。彼の作品はどれも優しい物語なのだけれど、文章からそれを感じることはあまりなかったから。


    物語の終盤、芹澤と珠美は明らかに救われ、再生されるのだけれど、では何から救われたのか、については明確ではない。(出来事としてはあのことがかっかけでそれは明確に描写されているけれど、そのことが2人の心に明確なダメージを与えたとは思えなかった)
    人は日々、傷付き、恐れ、挫け、そして日々、癒されてゆく。

    芹澤と珠美がゆるやかに再生していく心地よい物語を背景に、白石一文が中瀬ゆかりさんへのメッセージを伝える構造になっているのかなと思う。
    香代子の思い出の曲の話や、生と死の話、子どもがいる世界・いない世界の話。

    0
    2020年04月20日

    Posted by ブクログ

    死ぬことについての哲学のような本。

    人が死ぬこと、または、自分が死んだ後の世界。
    それは恐れることも悲しむ必要もないのではないか。
    人の死とその人の不在が同じ意味を持つとしたら、、、。

    長いこと会っていない親友の死。

    知らされる前は、彼は存在する世界なのである。
    たとえ、彼がもうこの世の中にいないにしても。

    また本筋とは少し異なるが
    主人公とかつての部下との付かず離れずの距離間が
    たまらなく私は好きだ。

    また子供を持つ持たないという価値観に触れる部分もすごく気に入っている。

    中瀬ゆかりのあとがきも含め、
    本書を包む穏やかな空気感も良き。

    0
    2019年10月08日

    Posted by ブクログ

    中瀬ゆかりさんの解説を読んで、余韻の追い打ち。まさに、言葉をむさぼり読んだ。
    子供がいる世界とそうでない世界。
    あなたがいる場所とそうでない場所。
    生と死。

    お気に入り。

    0
    2019年09月15日

    Posted by ブクログ

    主人公がとにかく俯瞰的。ページ数はそれほど多くないけど、自分にとっては印象に残る言葉がたくさんあった。

    0
    2025年06月13日

    Posted by ブクログ

    順風満帆な会社員人生を送ってきた大手食品メーカー役員の芹澤は、三歳で命を落とした妹を哀しみ、結婚もしていない。ある日、芹澤は元部下の鴫原珠美と再会し、関係を持ってしまう。しかし、その情事は彼女が仕掛けた罠だった。自らの運命を変えた珠美と会い続けようとする芹澤。彼女との時間は、諦観していた彼の人生に色をもたらし始める─。喪失を知るすべての人に捧げるレクイエム。

    著者の小説を読むのは2作目。特殊な?導入さえ納得できれば、すんなり読み進めることができた。

    0
    2022年11月27日

ここは私たちのいない場所(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ここは私たちのいない場所(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    707652
  • 電子版発売日
    :
    2020年02月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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