ここは私たちのいない場所(新潮文庫)

ここは私たちのいない場所(新潮文庫)

506円 (税込)

2pt

順風満帆な会社員人生を送ってきた大手食品メーカー役員の芹澤は、三歳で命を落とした妹を哀しみ、結婚もしていない。ある日、芹澤は元部下の鴫原珠美と再会し、関係を持ってしまう。しかし、その情事は彼女が仕掛けた罠だった。自らの運命を変えた珠美と会い続けようとする芹澤。彼女との時間は、諦観していた彼の人生に色をもたらし始める――。喪失を知るすべての人に捧げるレクイエム。(解説・中瀬ゆかり)

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ここは私たちのいない場所(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これから読む方、
    必ず解説まで読んでください。

    喪失を知るすべての人へ捧げるレクイエム
    と書かれていたが、
    私自身がこれまで感じた喪失とは少し違ったものではあった。
    ただ、大事なことを気づかせてくれるようなテーマが盛り込まれていたことは間違いない。
    自分の向いていた方向を考え直すような作品だと感じ

    0
    2021年01月29日

    Posted by ブクログ

    ここは私たちのいない場所
    後書きまで読んで、この物語が分かった気がしました。フッと湧いたように仕事を無くして、それ以後、何か中途で止まったままで何処へ向かうのか?どう決めようか何も思いが浮かんでこなかった。
    これまで仕事が第一優先として生きてきた。ずっと立ち止まらせてきた人生を見つめ直して、自分の為

    0
    2020年01月13日

    Posted by ブクログ

    まさかの白川道の死を受けて、事実婚だった女性に向けて書いた小説。やはり、白石一文は、いい。2019を締めくくる最高の一冊でした。

    0
    2021年07月05日

    Posted by ブクログ

    「人は親にならない限りずっと子供。子供を持たない人は、最後までずっと子供でいようとしている人」
    刺される。否定できない。少なくとも「子供を持つ努力をしない人」と「子供を持ちたくないと強く思っている人」に限定して当てはまるものだとは思うけど。
    そしてさらに「親友のお葬式に出られないことを悔やむ感情もな

    0
    2021年02月28日

    Posted by ブクログ

    短編だけれども白石一文がぎゅっと詰め込まれた再生の物語だなと思った。
    解説で、パートナーを亡くした編集者の方(中瀬ゆかりさん)へ贈ったものだと知って納得。
    とても優しくて包み込むような文章だったから。彼の作品はどれも優しい物語なのだけれど、文章からそれを感じることはあまりなかったから。


    物語の終

    0
    2020年04月20日

    Posted by ブクログ

    死ぬことについての哲学のような本。

    人が死ぬこと、または、自分が死んだ後の世界。
    それは恐れることも悲しむ必要もないのではないか。
    人の死とその人の不在が同じ意味を持つとしたら、、、。

    長いこと会っていない親友の死。

    知らされる前は、彼は存在する世界なのである。
    たとえ、彼がもうこの世の中に

    0
    2019年10月08日

    Posted by ブクログ

    中瀬ゆかりさんの解説を読んで、余韻の追い打ち。まさに、言葉をむさぼり読んだ。
    子供がいる世界とそうでない世界。
    あなたがいる場所とそうでない場所。
    生と死。

    お気に入り。

    0
    2019年09月15日

    Posted by ブクログ

    主人公がとにかく俯瞰的。ページ数はそれほど多くないけど、自分にとっては印象に残る言葉がたくさんあった。

    0
    2025年06月13日

    Posted by ブクログ

    順風満帆な会社員人生を送ってきた大手食品メーカー役員の芹澤は、三歳で命を落とした妹を哀しみ、結婚もしていない。ある日、芹澤は元部下の鴫原珠美と再会し、関係を持ってしまう。しかし、その情事は彼女が仕掛けた罠だった。自らの運命を変えた珠美と会い続けようとする芹澤。彼女との時間は、諦観していた彼の人生に色

    0
    2022年11月27日

    Posted by ブクログ

    芹澤と珠美が“色仕掛“をきっかけに出会い、退職や離婚といった社会的には一見マイナスな出来事を皮切りに、ふたりが徐々に回復していくストーリー。
    その過程には、著書白石さんからのメッセージが散りばめられている。

    共感できるメッセージもあったが、衝撃を受けるような、何か新しいことを気づかせてくれるメッセ

    0
    2021年04月25日

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