彼が通る不思議なコースを私も

彼が通る不思議なコースを私も

638円 (税込)

3pt

友人の生死を決める衝撃的な現場で霧子が出会った黒ずくめの男。彼は修羅場をよそに、消えるようにいなくなってしまった。後日、霧子は男に再会し、徐々に魅かれていく。彼の名は椿林太郎。学習障害児の教育に才能を発揮し、本気で世界を変えようと目論む、抜群に優秀な小学校教師。人は彼のことを「神の子」と呼ぶ。しかし、彼にはある大きな秘密があって……。生への根源的な問いを放つ傑作長編。

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彼が通る不思議なコースを私も のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年10月23日

    表紙のデザインもタイトルもお話の空気感も好きーー。

    寿命がなんとなくわかってしまうという不思議な能力を持ってるんだけど、マザーテレサとか立派な志をもって活躍してる人とか本当にこういう能力を持っている人が実在してるのかも。。と、すんなり受け入れられた。

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    Posted by ブクログ 2019年04月24日

    白石先生特有のちょっとファンタジーっぽい物語かなって読み進めてたら、295頁で打ちのめされてしまった…
    「人間が生き延びるために一番必要なこと」
    この命題に対する回答に驚きを禁じ得なかった。まさしくその通りだと感じたのだ。そしてそこに白石一史の芯を見たような気がした。ますます白石一文先生が好きになっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年06月30日

    一気読みをした。
    どんどん展開する状況に必死でついていきながら、最後の最後ではっ?と、予想外の結末。

    でも、非常に興味深かった。
    心に残る箇所はいくつかあったが、読み終えた時に2か所マーキングしていた。
    記録のために残そう。

    「大勢の人の命を救うために大事故の現場に駆けつけようとしてて、途中で溺...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月15日

    これまでのどの白石作品よりも
    ストーリーが流れて心情の描写が豊かで
    素敵な作品だった。
    特殊能力を持つ主人公の話はあまり得意なのではないのだが、主人公の椿林太郎が持っているとされる未来の予言能力は、特殊なのではなく、
    彼なりの理屈が積み重なって創り上げられた力であるような気がした。
    普通という括りか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年02月08日

    ひさしぶりに白石さんの本を読みました。
    割とじっくりと読まないと頭に入らない印象があったのですが、これはグイグイと引き込まれていきます。

    結局二人がどうなるのか結末がわからないのが、モヤモヤするかもしれませんが、個人的には霧子がたぶん林太郎を受け入れるだろうな、と思えたのでハッピーエンドに感じまし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月31日

    胡散臭い系とかカルト系かと思い読んでみたら、全くそうではなく とても素敵だった。素晴らしい言葉がたくさんあった。

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    Posted by ブクログ 2022年12月09日

    何冊か白石作品は読んでるけど、この作品が一番好きだな。
    いつものようにちょっと哲学的ではあるんだけど、きちんと腑に落ちた。ただの夢オチではない最後の時間の歪み方がうまくて、読んでる間の謎が解けた気分。

    60過ぎのプロダクトデザイナーのセリフ「立派すぎる人は長生きしない」は完全に同意です。


    「わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月21日

    深い深い、愛のお話。

    男女間のそれに限らない、深い愛。

    つまる所、死を以て、もしくは死を念頭に置いてしか、本当の愛は分からないのかもしれません。
    だからこの作品を読んで尚、私には本当の愛は分かりません。

    けれど、常識や世間体や平均といった先入観にまみれた私でも、心がじんわりと暖かくなるような、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月22日

    最後はまさかの結末であった。しかし、その結末が何か深い意味があるような感じがして本編を読んで理解して行くことが大事であると感じた。メッセージ性のある本

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    Posted by ブクログ 2019年12月17日

    新たな作家さん発掘のためタイトルに惹かれて手にとった。
    初めての白石作品。
    いつの間にか惹き込まれ気がついたら読み終わってた。
    こういう感じ好きかも。
    ラストはちょっとモヤッとしたけど逆にそれが良いような気もしてきた。
    作家さん発掘は大成功!
    他の作品も読んでみよー!

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