無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
一気読みをした。
どんどん展開する状況に必死でついていきながら、最後の最後ではっ?と、予想外の結末。
でも、非常に興味深かった。
心に残る箇所はいくつかあったが、読み終えた時に2か所マーキングしていた。
記録のために残そう。
「大勢の人の命を救うために大事故の現場に駆けつけようとしてて、途中で溺れかけている人を見つけたとしたら、やっぱりその溺れている人を救うしかないからね。大のために小を犠牲にするという間違った考えがいまの教育をめちゃくちゃにしているのは確かなんだからさ。」
「…本当はね、みんなが同じ時期に同じ内容の授業を受けたり、同じ年齢で、同じ試験を受けて選別されたりする必要なんて全然ないんだよ。」
自分を大切に思うことやありのままを愛される経験など、昔読んだ育児書にもあったなあと思い、これはいつの時代でも共通なんだと安心しつつ、もう少し早くこの本を読んでいたらと、この年になってもまだ子育てに後悔の気持ちを持っている。でも、今がもし夢なら、そして実は30年以上前に戻るのだとしたらどうやり直す?と途方もない時間をさかのぼろうとしてみた。そして、しっかりあきらめがついた。
Posted by ブクログ
これまでのどの白石作品よりも
ストーリーが流れて心情の描写が豊かで
素敵な作品だった。
特殊能力を持つ主人公の話はあまり得意なのではないのだが、主人公の椿林太郎が持っているとされる未来の予言能力は、特殊なのではなく、
彼なりの理屈が積み重なって創り上げられた力であるような気がした。
普通という括りからはみ出された人に
特別な目ではなく、見捨てることなく
世の中の普通の流れに返してあげるような人間が持つ強さが救えるのは、ほんの一握りなのかもしれないが、多くの人が歩みを止めずに通り過ぎる問題にも解決の道しるべを示してくれる人は必ずいるのだという勇気をもらった。
Posted by ブクログ
深い深い、愛のお話。
男女間のそれに限らない、深い愛。
つまる所、死を以て、もしくは死を念頭に置いてしか、本当の愛は分からないのかもしれません。
だからこの作品を読んで尚、私には本当の愛は分かりません。
けれど、常識や世間体や平均といった先入観にまみれた私でも、心がじんわりと暖かくなるような、いやいや、そんなわけないでしょ、これはフィクションだからと、冷静になるような。
一つ言えるのは、羨ましいということ。主人公の夫婦は、深い愛で繋がっていると思いました。
途中、かつて読んだことのある表現に再会できたのも、この作品を読んだ、意外な収穫。
「忘れなくても、決して思い出さない」
この後に続く言葉は、この作品が教えてくれた事。
「過去は大人しく、透明な重りとなって、人生を安定させてくれる」んだそう。
辛い思い出も、力になる。
2014年39冊目。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。