火口のふたり

火口のふたり

649円 (税込)

3pt

私、賢ちゃんの身体をしょっちゅう思い出してたよ――挙式を控えながら、どうしても忘れられない従兄賢治と一夜を過ごした直子。出口のない男女の、行きつく先は?不確実な世界の極限の愛を描く恋愛小説。

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火口のふたり のユーザーレビュー

3.4
Rated 3.4 stars out of 5
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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    映画を先に見ていたけれど、白石さん原作だったんだ。
    理屈っぽい文体は相変わらず。
    富士山噴火を目の前にして、残された時間をひたすら性愛につぎ込む二人。
    原作本の直子は、映画の瀧内公美さんとくらべ、少し幼い感じがする。文庫本のカバーの方が、原作のイメージにぴったり。

    0
    2022年06月10日

    Posted by ブクログ

    生きているって感じることは3つの欲の充実。
    人によってそのバランスは違くても、それぞれに満足できれば良いのではと。
    単純に生きるために必要なこと必要なことが1人で出来ないことがあるのなら、共に生きる人との出会いは奇跡なのかと。
    映画は観ていないのでわかりませんが、こちらはわりと単純明白でわかりやすく

    0
    2022年08月30日

    Posted by ブクログ

    ぐずぐずな人生
    過去に濃密な関係があったから、
    やけになってもまだ続けられるのかな
    美味しそうな料理
    こんなセックスできる相手は、いたら大変なんだろうな…

    0
    2020年09月30日

    Posted by ブクログ

    映画を見て気に入ったので原作を手に取ってみた。

    刹那的な享楽を超えた、男と女の本能のお話。
    目の前に迫る現実的なあれこれも、本能の前には全て掻き消えてしまう。
    その感覚にはすごく共感出来た。
    性描写と食事のシーンを何度も見ていると、生きるというのはこういう事なのだと思わされる。
    福島原発の話は必要

    0
    2020年02月26日

    Posted by ブクログ

    映画が生々しいって聞いてたので、官能小説なんじゃないかとびくびくしながら読んでいましたが、思うほどエロくなかったです。

    終末を知ったら、私も愛する人とひたすらセックスにふけるかもしれないなんて、ぼんやり考えてしまったり…

    0
    2019年11月01日

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