科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました

800円 (税込)

4pt

「マイナスイオンドライヤーなどの美容家電製品は、廃止すべきです」
自分の主義に反するものを、あなたは売れますか?

大手電器メーカーに勤める科学マニア、羽嶋賢児は、
自社の非科学的な商品にダメ出しをしたばかりに、
最も行きたくなかった商品企画部に島流しに…。

空気を読まずに正論を言う。そんな賢児はやがて部の
鼻つまみ者扱いになってしまう。
賢児のまっすぐすぎる科学愛は、美容家電を変えることができるのか!?

自分の信念を曲げられずに日々会社で戦っている、
すべての働く人に贈ります。
『わたし、定時で帰ります。』で話題の著者が描く、お仕事小説。

解説・塩田春香

※この電子書籍は2016年11月に文藝春秋より刊行の『賢者の石、売ります』を改題した文庫版を底本としています。

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科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月12日

    タイトル通りのお話だけど、イメージしていた展開とは違った
    想像した展開としては、理系が最初は職場の無理解に苦戦しつつ、最終的には似非科学信者をぶっ倒す物語だと思っていたけどね

    とりあえず、以下は公式のあらすじ
    --------------------------------
    「マイナスイオンドライ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月18日

    序盤では「マイナスイオンの商品を買いがちな友人やその1歩手前の友人(どちらも文系)にオススメしたいなあ」と思いつつ読んでいましたが自分にも賢児の押し付けがましい部分があることに気付かされたり他にも学びがあったので理系の人にこそ読んでほしい作品だなと思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月04日

    軽そうなタイトルの割には、内容は重めだった。科学が大好きだったけど、お金がなくて将来は商人になって、お金を稼ぐと決めた主人公。でも似非科学商品を売る部署に異動してしまった。そこでの葛藤と親友とのすれちがいが、よく書かれていたと思う。

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    Posted by ブクログ 2020年07月19日

    科学者の友人が、よく「マイナスイオンって何なの?」と美容家電にツッコミを入れていたから、この本のタイトルを見て興味が湧き、さっそく読みました!科学的な専門用語がバリバリ出てくるのかと思ったら、そんなことはなく…とても読みやすく面白かった!読後感とっても良かった!

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    Posted by ブクログ 2019年12月08日

    タイトルに惹かれて+わた定が好き、ということで購入。自分は営業ではないが、やりたくない仕事をやらされる時どのように信念を通すか?ということを考えさせられた。主人公の姉の出産もテーマの1つとなっており、非科学的な助産院の言葉(母乳信仰など)はとてもリアルだった。女性は特にスピリチュアルなものに飛びつき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月06日

    自分の主義に反するものを貴方は売れますか?
    帯の言葉に惹かれて読みはじめた。

    科学が大好き、宇宙開発に憧れる青年が美容家電部署に飛ばされ、似非科学と戦うお話。正論を主張すればするほど、周りとの関係は悪化してしまってハラハラしながら読み進めた。

    私は職場の話よりも、実家での家族との描写が印象的だっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月13日

    非科学的な圧力、宗教的な圧力で人生が曲がった
    主人公の非常識な生き方を納得させる目的の小説
    読者には冒頭から解答を示す方が面白い(´・ω・`)

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月16日

    科学オタクというからには、さぞかし偏屈な人物が出てくるんだろう。
    そういう期待を、本書は決して裏切らない。

    羽嶋健児は、一流私大卒の大手メーカー勤務。
    イケメンなので、一見高スペック男子。
    が、似非科学を許せない科学オタク。

    科学を信じるあまり、自社の主力商品を完全否定して干される。

    父の末期...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月23日

    すごく面白かった。似非科学を嫌悪する主人公と、流されやすい家族。
    私だったらイオンが出るらしいドライヤーより早く乾いて静かな方が断然いいなぁ。

    この作品すごく面白かったのに残念だったことがひとつ。
    結構よく見かけるけど、文庫化する際に改題された本だと言うところ。色々事情があるとは思う、けれど『間違...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月18日

    似非か本物かではなく、信じるか信じないかになってしまう人情。
    似非科学は人を殺す。かといって科学だって「盲信」すれば宗教になる。
    誰しもが祈らずにはいられないような世の中で、自分の核をどう持って、身近な人にはどう接するか。自分を振り返りながら、わりと賢児寄りで読んだ。

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