【感想・ネタバレ】科学オタがマイナスイオンの部署に異動しましたのレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年05月18日

序盤では「マイナスイオンの商品を買いがちな友人やその1歩手前の友人(どちらも文系)にオススメしたいなあ」と思いつつ読んでいましたが自分にも賢児の押し付けがましい部分があることに気付かされたり他にも学びがあったので理系の人にこそ読んでほしい作品だなと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年07月19日

科学者の友人が、よく「マイナスイオンって何なの?」と美容家電にツッコミを入れていたから、この本のタイトルを見て興味が湧き、さっそく読みました!科学的な専門用語がバリバリ出てくるのかと思ったら、そんなことはなく…とても読みやすく面白かった!読後感とっても良かった!

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Posted by ブクログ 2019年12月06日

自分の主義に反するものを貴方は売れますか?
帯の言葉に惹かれて読みはじめた。

科学が大好き、宇宙開発に憧れる青年が美容家電部署に飛ばされ、似非科学と戦うお話。正論を主張すればするほど、周りとの関係は悪化してしまってハラハラしながら読み進めた。

私は職場の話よりも、実家での家族との描写が印象的だっ...続きを読むた。母親が癌に効くサプリや健康食品にハマる。姉は完母に拘りすぎて怪しい助産院の助産師を信じる。
似非医療を信じる人達の描写がリアル。

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Posted by ブクログ 2020年03月23日

すごく面白かった。似非科学を嫌悪する主人公と、流されやすい家族。
私だったらイオンが出るらしいドライヤーより早く乾いて静かな方が断然いいなぁ。

この作品すごく面白かったのに残念だったことがひとつ。
結構よく見かけるけど、文庫化する際に改題された本だと言うところ。色々事情があるとは思う、けれど『間違...続きを読むって新作だと思って買ってくれる人がいたらいいな』っていう思惑が何となく透けて見える。
別に悪いことでは無い。私個人的に、もう作家で追うのはやめようかなという思いがよぎって心から楽しめなくなるだけだ。
作中とリンクしたのだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月09日

昨年話題になった「わたし定時で帰ります」の著者による本ということで手に取った一冊。科学をとことん信じ、似非科学を嫌う主人公が電器メーカーで働くお仕事小説。
主人公の賢児はどうしようもないくらい不器用な人間で、読んでておいおい、とツッコミたくなる箇所がありましたが、物語の設定としてはそのほうが感情移入...続きを読むしやすかったです。
STAP細胞にまつわるエピソードも盛り込まれており、単行本として刊行された当時からみればタイムリーなネタです。また「博士」に関する国の施策とその問題点もそれとなく登場していて、主人公の幼なじみの譲みたいなケースは現実にも多くあるのだろうなと思うと、科学者になって科学を極めるのも楽じゃないだろうねと思わずにはいられません。
賢児はというと科学を信じるがゆえのその言動や性格により、プライベートでは彼女と別れ、家族とのコミュニケーションもうまくいかない、職場でもいまひとつといった境遇。物語の終盤では科学者である譲でさえ現実的な方向を見据え自分のなかで折り合いをつける姿を見せつけられ、仕事でも自分が信じていた科学が他人から見れば怪しいものと認識されていたことを知るなど、これまでの人生で拠りどころとしていたものの儚さを感じる展開、読みながら「この人、相当ショックだろうな…」などと感じ入ってしまいました。
でも最後は姉のちょっとした変化に救われ、仕事では自らの企画、それもやっぱり科学を軸に据えたものがなんとか上司に認められ、自分を取り戻す結果が待っており、明るい希望が見える状態で物語は完結となります。紆余曲折あったけれども賢児としてはちょっぴり成長したのかな、と思われてくれる内容でした。

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Posted by ブクログ 2019年12月18日

似非か本物かではなく、信じるか信じないかになってしまう人情。
似非科学は人を殺す。かといって科学だって「盲信」すれば宗教になる。
誰しもが祈らずにはいられないような世の中で、自分の核をどう持って、身近な人にはどう接するか。自分を振り返りながら、わりと賢児寄りで読んだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年12月07日

僕は間違いなくバリバリの文系である。(じゃなきゃ本屋なんてやるかい)
文系とか理系とかの明確な線引きはよくわからないし、たいていの人が両方にクロスオーバーしているものだと思うから、その分け方に意味があるとは思えないけれど、学生時代にどっちの成績が良かったかと言えばこれはもう圧倒的に文系科目である。
...続きを読むそんな僕ですが、物事の考え方は本当に全部理詰めで、このあたりはちょっとだけ理系の感じを醸し出すのです。
考え方は、基本、科学の信奉者。オカルトはもちろんのこと似非科学は完全否定。
この物語の主人公と同じく、「マイナスイオンなんて存在してるかどうかもわかんねえものになんで金払うんだよケッ」とか思っています。

主人公はもともと科学大好き少年だったのが、周囲の(特に姉の)理解の無さや、父親が癌に罹患したときにオカルトに溺れた母親の影響もあって、ますます似非科学を嫌悪するようになっていきます。
それが「マイナスイオンを出すというドライヤーなんて売りたくない」に繋がっていくんですよね。

このあたりの極端さにはさすがに僕はついていけない。
僕は科学の信奉者である以前に、商売人ですから。
本が大好きだから、できれば良書(と自分が考えている本)しか売りたくないと思います。
誰とは言いませんが(僕の感想において)クズみたいな小説を書いている作家の本など、全部返品してやりたい。

でも、しない。だって売れるものもあるから。

売れるということに優先されることなんて何もない。

僕の好みや主義主張など、売上という数字の前には一切意味がない。
僕はそう考えています。

ところが、この主人公はそうはしないんだよね。
賢者(科学者)を支えるのは、カネを稼ぐ人(商人)であると子供の頃にプレイしたドラクエで学び、生活すらギリギリになるくらい困窮した経験を持つ彼はひたすらにカネを貯めることに執着するのだけれど、それでもなお、似非科学をもって商品を売ることは否定し続ける。
このへんのポリシーがすげえなと思うと同時に、鬱陶しくもある。
一緒に仕事をしたくはないタイプだなー。
そんな彼が最後にたどり着いた結論。必見です。

ところで、本作は単行本のときは「賢者の石、売ります」というタイトルでした。
個人的にはそっちのほうがいいと思うんだけど、内容がわかりづらいので、端的に内容を表したキャッチーなタイトルに変更したんだろうなと想像します。
でもさ、タイトルでわかりづらい部分を補って「売れ筋」にするのって、オビの役目じゃない?
タイトルは「賢者の石、売ります」のままで、オビに「似非科学を否定するゴリゴリの理系がマイナスイオンを売りにした製品を扱う部署に異動したらどうなる?」ということを書いときゃいいのでは?
何にも書いてないのと同じようなことしか書いていないオビを付けるくらいなら、そうしたほうがいいのになあ。

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Posted by ブクログ 2019年11月16日

タイトルが勝ちすぎている感があるが、根本は世に蔓延る疑似科学、オカルト、詐欺商品の紹介と批判をおりまぜた、疑似科学撲滅小説。ただ、STAP細胞事件のような、化学への信頼の根幹を揺るがすネタもブッ込んで化学一辺倒ではなくバランスはとっている模様。
化学だ迷信だとドタバタして消化不良で終わったような…

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