宮下遼の一覧

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作品一覧

2022/11/16更新

ユーザーレビュー

  • 物語 イスタンブールの歴史 「世界帝都」の1600年
    【イスタンブールは、歴史がその頭上を駆け抜けていく通過点にあらず、歴史がまさにこの都に収斂して紡がれる世界の中心でもあったわけだ】(文中より引用)

    その都市を治める統治者や文明が変われども、一貫して歴史の表舞台に立ち続けてきた帝都・イスタンブール。複雑な歴史が折り重なったその都市に歩を進めつつ、イ...続きを読む
  • わたしの名は赤〔新訳版〕 下


    物語の挿絵を様式に則って描くことを是としてきた細密画師が16世紀イタリアルネッサンス期の肖像画(テッィツィアーノか)を見てその手法のみならず,画家とのその対象の自意識(Identity)に触れた衝撃を記している。

    パムクは,万華鏡のように視点を変えて物語を紡いでいく中で,命なき者にも語らせてい...続きを読む
  • わたしの名は赤〔新訳版〕 上
    真実の芸術表現とは、神が与えた日の概念を定着させることであるから、個人の着想(様式)などは必要なく、ましてや、描く対象のものさえ見る必要がない。美の概念を定着させるのだから、目が見えていることさえ、障害になるという発想は、とても東洋的なのだろうか。
  • わたしの名は赤〔新訳版〕 上
    単行本が出た時に、オスマン帝国の美術が扱われていると知って購入しました。
    出版当時から旧訳版は読みにくいという評判でしたが、私にはそのたどたどしい文体が、異国の謎に満ちた物語の雰囲気を盛り上げてくれるように感じ、楽しく読むことができました。
    (じっくり時間をかけて読む必要はありましたが)
    今回...続きを読む
  • 世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今
    本屋で見つけて、編者が都甲幸治ってこともあり、是非読みたいと思って入手。最近特に、洋邦問わず文学賞が気になるってこともあり、これもとても楽しく読ませてもらいました。方々で言われていることだけど、ノーベル賞より注目すべき文学賞は、あれもこれもあるってことですね。実際には”8大”文学賞では決してないけど...続きを読む

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