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ローマ帝国の混乱を収めたコンスタンティヌス一世が三三〇年に建設した「新ローマ」から、一九二二年のオスマン帝国滅亡まで一六〇〇年余り、「世界帝都」として繁栄したイスタンブール。本書は、ビザンツとオスマン、二つの帝国支配の舞台となったこの地の案内記である。城壁に囲まれた旧市街から、西欧化の象徴である新市街、東の玄関口アジア岸、そして近代のメガシティへ――複雑多彩な古都を愉しむ時間旅行。
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Posted by ブクログ
【イスタンブールは、歴史がその頭上を駆け抜けていく通過点にあらず、歴史がまさにこの都に収斂して紡がれる世界の中心でもあったわけだ】(文中より引用) その都市を治める統治者や文明が変われども、一貫して歴史の表舞台に立ち続けてきた帝都・イスタンブール。複雑な歴史が折り重なったその都市に歩を進めつつ、イ...続きを読むスタンブールの歴史に迫った一冊です。著者は、オルハン・パムクの翻訳などで知られる宮下遼。 一言で評するとすれば「読むブラタモリ」といった趣の作品。イスタンブールの街を脳内でお散歩しつつ、そのスポットごとの秘められた歴史が明かされていくため、イスタンブールを訪問したことがある人にとってはたまらない一冊ではないかと思います(まだという場合は写真が豊富な旅行ガイドを傍らに置きつつ読むのがオススメです)。 なかなか旅行が難しい時代ということもあり☆5つ
イスタンブール旅行に行くことになったため、歴史や風習を知りたいと思い手に取った まず気付かされたのが、ローマ帝国の東西分裂以降、イスタンブールが1600年もの間、世界帝都として存在していたこと。ヨーロッパとアジアを結び、黒海と地中海に囲まれ、貿易や政治・統治の要衝地として、誇り高い歴史を持った街であ...続きを読むることが分かった。同時に、マスタファ・ケマルによるトルコ共和国成立以降の、西洋と融合した複雑な文化・アイデンティティーについて学ぶことができた。 本著では有名なモスクからマニアックなカトリック教会まで、建設当時の歴史を深い洞察で説明されていてとても勉強になり、興味深かった。実際にイスタンブールに言ってみて、その歴史を体感したいと思う。
イスタンブールを舞台にした歴史探訪。ガイドブックや「コンスタンティノープルの陥落」など読んでからだと、更にイメージしやすかった。
「イスタンブール」の歴史を年代順ではなく、地区ごとに見ていく。その記述は旧市街から新市街、新都心というように、都市の拡大の順序に沿っている。著者の専攻はトルコ文学ということで、扱う物事の由来がビザンツやローマにある場合以外には、ほとんどオスマン以降を軸に話が進む。オスマン帝国、トルコ共和国下のこの街...続きを読むを知る手引き書と言える。現代史にあたる部分は確かに類書が少なく、また、一夜建ての話、現代の都市計画など興味深く読んだ。
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物語 イスタンブールの歴史 「世界帝都」の1600年
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宮下遼
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