黒木渚の作品一覧
「黒木渚」の「小説現代 緊急特集 この災厄に思うこと」「壁の鹿」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「黒木渚」の「小説現代 緊急特集 この災厄に思うこと」「壁の鹿」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
黒木さんの歌は前から聞いていて大好きだったんですけど、作家デビューしていらしたんですね。
歌の方が好きだったので、別に小説に期待していなかったんですけど、結構びっくりしました。かなり…すごくない?
作詞と作文って似ているようでかなり違うと思うんです。作詞はどちらかというと俳句とかに近いような。決められた文字数のなかで全て言葉で説明するのではなく、音やメロディにある程度たくして表現するっていうか。逆に作文は言葉しかないから、きちんと述べなくちゃいけないとか。黒木さんはどちらも双方の特性を理解して巧みに仕上げていてすごいと思いました。
でも「ぱんぱかぱーんとぴーひゃらら」を最後に持ってきちゃう
Posted by ブクログ
乳酸菌飲料ラクトルを届けるラクトママ4人のお話。
この設定を聞くと有名な乳酸菌飲料ヤ◯◯トが思い浮かぶ、、
「八十ミリリットルの液体に何億個もの菌を忍ばせて人々の体内に送り込む。私達の仕事は菌を配ること。」
確かにその通りかもしれないが、言い方に笑ってしまう。
同じ仕事をしているのに売り方、仕事の考え方、私生活に抱えるものは、みんな全く違っており、それぞれのお話に違った面白さがあった。
個人的には、ラッキーマチコさんのお話が好きだった。
ちょっとしたラッキーが、とてつもない幸運が続いてるように話が進んでいく。
くすっと笑ってしまう話も多く散りばめられているのも良かった。
特に、パンクバンド
Posted by ブクログ
ある町で働く乳酸菌飲料販売員の女性たちの日々を描いた短編集。
主人公の女性は各話で異なる。表題作は1話目に配されている。全4話。
* * * * *
出来のよいのはやはり表題作。
主人公のベテランラクトレディの春子は明るく人好きする性格で、販売員としても優秀。毎朝出会うランニング中の年配男性や歴史好きの亭主のセリフなど、伏線の質がよくオチのつけかたも見事で、爽やかな読後感をいっそう引き立てています。
何より軽やかなテンポで読みやすく、作品の導入にぴったりでした。
第3話は、ガラリと趣を変え、現代版わらしべ長者のようなストーリー。なかなかうまく組み立てられていて感