論客作品一覧

  • 現代の肖像 中野剛志
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    「平成の開国」との触れ込みで、当時の菅直人首相が突如としてぶちあげたTPPへの参加検討の表明。当初、大手メディアもこぞって賛成した風潮に危機感を抱き、時には煽情的にメディアに登場した。TPPに真っ向から反対しながら、出自はTPPを推進する経済産業省にある。この向こう見ずな論客の行く末は。
  • 現代の肖像 小出裕章
    -
    京都大学原子炉実験所助教(助手)として、原発をなくすための研究と活動に半生を捧げてきた。かつては原子力の平和利用を夢見て原子核工学を学び、反原発の論客として知る人ぞ知る存在だったが、3.11以降、講演と著書が急激に増え、一躍ブームに。穏やかな表情をたたえながら、安全神話や原発依存社会と戦い続けてきた男の実像に迫る。
  • 現代の肖像 尾木直樹
    -
    硬派な教育問題の論客は、あるときを境に「尾木ママ」と呼ばれるようになった。岩波新書を出しても伝わらなかった教育への理念は、ママの着ぐるみをまとえば百人力だ。移ろいやすいブームを味方につけて発信力が一気に増した尾木ママの、七転び八起き的人生。
  • 現代の肖像 飯田哲也
    -
    一度は身を置いた「原子力ムラ」を抜け出し、夢だけでは語れない真の脱原発を目指してきた。3・11の東日本大震災以降、自然エネルギー派の研究者、在野の論客として引っ張りだこである。そして、新たな肩書として視野に入れたのは「政治家」だった。
  • 時代閉塞ののりこえ方~石川啄木のジレンマ~ 【Voice S】
    5.0
    今、「戦後」が歴史になりつつある。戦後が対象化され、反省の材料となり、「あの時代がなんだったのか」が問われている。では「新しい危機」や「文明の大転換」が始まるのか? 何か途方もない危機が、あるいは輝かしい未来が来るとでもいうのか? 気鋭の論客が日本の近代の「条件」、そして私たちが置かれたジレンマとは何かを考察。本コンテンツは月刊誌『Voice』2014年10月号掲載記事を改題し、電子化したものです。

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  • 「政治家の不倫」問題の本質はどこにある【文春オピニオン 2018年の論点SELECTION】
    -
    1巻204円 (税込)
    「不倫」問題に揺れた2017年の日本。政界も例外ではなく、不倫によって要職から退いたり、辞職した議員もいた。なぜ不倫問題がクローズアップされたのか、政治家にとって不倫は絶対悪なのか。気鋭の論客が鋭く分析。※「文藝春秋オピニオン2018年の論点」掲載記事を再編集して電子書籍化。
  • 軽き日本国憲法
    1.0
    世論調査で半数以上が今国会での可決に反対する安全保障関連法案。憲法違反の可能性が高いとして、国会前で大規模デモも行われています。日本国憲法は本当に機能しているのか、論客が問題の本質に切り込みました。  本書は、週刊エコノミスト2015年7月28日号で掲載した特集「軽き日本国憲法」を電子書籍としてまとめたものです。 目 次: はじめに ・「永続敗戦国」の憲法に優先する米国 安保法制が示した二重の法体系 ・集団的自衛権は憲法73条でも違憲 政策論と憲法論の峻別が必要 ・解釈改憲が積み重ねられた9条 曖昧な“護憲”は国民投票で劣勢 ・長年放置されてきた「一票の格差」 政治が軽んじ続ける日本国憲法
  • ソーラーバブル崩壊―週刊東洋経済eビジネス新書No.98
    -
    固定価格買い取り制度(FIT)の導入で膨張した太陽光発電ビジネス。だが、FITへの申し込みが殺到したため、2014年9月25日に九州電力は受け入れに対する回答保留を発表。立て続けに北海道、東北、四国、沖縄電力も新規接続契約保留を発表し、多くの事業者に衝撃が走った。  バブルが沈静化し正常に戻るだけなのか、あるいは普及そのものが停滞してしまうのか。ソーラービジネスは大きな岐路を迎えている。  本誌は『週刊東洋経済』2014年12月13日号掲載の20ページ分を電子化したものです。 ●●目次●● どうする再生可能エネルギー 中小企業も飛びついた、ソーラー投資の“魅力” 九電ショックの波紋。バブル崩壊に焦る企業 太陽電池メーカーは中国勢と淘汰競争へ パワコン業界も環境一変。コスト競争力がカギに 【風力・地熱】ソーラー以外の再生可能エネルギーはどうなった? 日本は今こそドイツに学べ! 再エネの最大限導入へ国に問われる本気度 【論客2人に聞く】再エネFITはこうすべき
  • 経済大論戦 スガノミクスを占う
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ~目次~ 【経営】 ●企業と人の新陳代謝を進めよ 需要喚起のアベノミクスから企業活性化のスガノミクスへ 新浪剛史×伊藤元重 ●日本コカ・コーラ、タカラトミー、新日本プロレス、そして…… 日本企業が“3カウント”を取られないための経営術 ハロルド・ジョージ・メイ×伊藤元重 【雇用・労働】 ●アベノミクス総括から見える雇用政策の課題 「最低賃金引き上げ」策の狙いと負のシナリオ 玄田有史 ●〔対談〕 連合会長に「リベラル保守」の論客が迫る 野党が「乗り移れる船」になるための対抗軸 神津里季生×中島岳志 【ルポ】 ●「地方創生」でも人口減少に歯止めかからず 菅首相の郷里・湯沢市秋ノ宮に見る地方の苦境 葉上太郎 ●存続、廃業、M&A…… コロナ禍に揺れる中小企業 高橋 徹 【財政・経済政策】 ●日本経済のアルゼンチン化を回避せよ コロナ不況と巨額財政赤字の行方 佐藤主光 ●無形の資源を守る有事の経済政策 菅政権に求められる財政支出の規模と中身 飯田泰之 ●〔時評2020〕 コロナ後は「低金利の罠」からの脱却を 土居丈朗 【規制改革 担当大臣に迫る】 ●仮想通貨、電波オークション、ドラッグラグ……。規制改革で暮らしを豊かに 「脱ハンコ」から始まる日本経済再生 河野太郎×聞き手:坂井豊貴
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 1 】
    3.0
    1~5巻330円 (税込)
    本コンテンツは単行本「フェイクの時代に隠されていること」を分冊したものです。第一章 ヤンキー(=空気)が日本を支えている を収録しています。 否認(精神分析用語)=あまりにも不快な事実に直面した際に、圧倒的な証拠が存在するにも関わらず、それを真実だと認めず拒否すること。 国会において堂々と嘘をつく人がいて、批判されシラを切り、後にそれが嘘だと明らかになってもまた別の嘘をつく、「否認」が際限なくまかりとおったこの四年間とは、まさに歴史上ありえない「フェイクの時代」の日々であった。はたしてその裏で社会では一体何が起こっていたのか。いつしか貧困と差別が固定化し、分断と格差が際限なく広がる世界ができあがっていたのである。そして、にも関わらず、安倍政権の支持率は30%と高い。それは一体なぜなのか。政界一の論客である立憲民主党幹事長・福山哲郎と、この国に暮らす人の精神の変動を診察し続ける精神科医・斎藤環が、未曾有の四年間、この国で本当に起こっていたことのすべてを解き明かす。
  • 「憲法9条信者」が日本を壊す 進化心理学と「破壊衝動」
    5.0
    1巻330円 (税込)
    「9条」を信じている人など本当はいない?! 昭和の戦争は、リベラルに近い「革新」派が主導した。 戦後、軍国主義の精神を引き継いだのは憲法9条を信奉する人たちだ。 人間の無意識には「裏切り者検出装置」があり、外集団には気を許さない。 9条信者も本心では、憲法前文も9条も信じていない。 意識と無意識が乖離し、彼らは自分にウソをついている。 自己欺瞞も心の進化の産物であり、9条信者の狙いは「日本壊し」だ。 彼らの破壊衝動が再び日本を壊す前に、その現実を知れ! ・なぜ「9条を守れ」と叫ぶ人々は、決まって攻撃的なのか ・なぜ太平洋戦争は、負けると分かっていて始められたのか ・なぜ朝日新聞は、慰安婦報道などで日本を貶めてきたのか 日本を覆う「9条を守れ」の大合唱。その背後にある無意識の「衝動」を、 保守派の論客が進化心理学と脳科学の最新の知見から解き明かす。 すべての「なぜ」を解く鍵は「破壊衝動」にある! 【主な内容】 第1章 ソ連に近づいた昭和戦前期の日本 第2章 「戦前昭和は右翼体制」の嘘 第3章 戦前と戦後を結ぶ「革新」 第4章 戦後の平和主義は軍国主義の裏返し 第5章 憲法9条が「日本を壊す」 国民をだます最良の方法は 自分をだますことだった!
  • TokyoWalker東京ウォーカー 2014 No.11
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 芸能人、スポーツ選手、政治家・・・あらゆるジャンルのカレー好き100人が、東京で一番おいしいと思うカレーのお店を推薦! 超高級レストランカレーから町の大人気カレーパンまで、掲載店舗数の合計は300軒。絶対に食べたい新店、マニアしか知らない「秘密のカレー」など見逃せない記事が満載です。関根勤、ゴスペラーズ黒沢薫、ホフディラン小宮山雄飛らカレー界の論客が本誌に明かす「最高のカレー」とは? 駅名で探せる便利なインデックスをぜひご活用ください。※定価、ページ表記は紙版のものです。大野智インタビュー・クーポン・応募券は電子版に収録しておりません。一部記事・写真・別冊などの特典付録は電子版に掲載しない場合があります。
  • 日本会議とネトウヨ、中身は空っぽ
    -
    安倍政権下、ナショナリズム、ヘイトスピーチ、改憲潮流など、右傾化著しいといわれる現代日本。 何が一体なぜ起きているかを理解する上で欠かせないのが、「日本会議」と「ネトウヨ」の存在だ。 日本会議は政権を牛耳る黒幕なのか? 日本会議やネトウヨの思想とは何か? 右派の二人だからこそ、ここまで分かる。ここまで言える。 気鋭の論客が、改憲や天皇生前退位問題など喫緊のトピックを語りながら、右派勢力の虚実に鋭く斬り込む! <目次> 第1部 「日本会議」は政権を牛耳る黒幕なのか? ■実体は弱小団体だが侮ってはいけない理由 ■保守とホシュと右翼とネトウヨ ■差別主義と陰謀論しかない「ホシュ」の世界 第2部 右派は本当は9条改正を掲げるのを恐れている ■左右関係なし。「女子供は黙ってろ」が世論の多数派 ■日本会議がねらっているのは、9条ではなく24条の改正 ■こんなホシュでは9条改憲の決戦に絶対勝てない 第3部 なぜ「今上天皇一代限りの特例法」の結論ありきだったのか? ■本物の保守・右翼が言うべきは「お上の仰るとおりに」の一言 ■何が何でも女性天皇を認めたくないネトウヨ界隈 ■パフォーマンスで「ホシュ」を喜ばせておく安倍政権 ※本書は2017年2月に新春対談として幻冬舎plusに掲載されたものです。
  • 独習 教養をみがく―週刊東洋経済eビジネス新書No.355
    -
    コロナと共存するウィズコロナの時代は数年単位で続くのか? その間にグローバル化の崩壊も進むかもしれない。そのとき私たちにとって、武器になるものは何か? 教養である。誰にも先が読めない視界ゼロの世界において、命綱のような存在になるだろう。政治・経済、歴史、哲学、宗教、社会……。今注目される第一級の論客たちが一堂に集い、ウィズコロナ、アフターコロナの世界を語ってきた論客たちもこの講義の教壇に立つ。集中講義にぜひ参加していただきたい。 本誌は『週刊東洋経済』2020年8月8日・15日合併号掲載の31ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。したがって、その後の新型コロナウイルス感染症等による社会的・経済的な影響の変化などは反映していません。
  • 時の潮騒 日本と世界をめぐる父と子の14の対話
    -
    本書は、現在、行革担当相を務める伸晃、俳優の良純、ほかにサラリーマンの二人の息子の、男ばかりの四人兄弟と、その父である石原慎太郎とが、悪化する地球環境問題、日進月歩の技術文明への人類の対応の仕方、臓器移植や遺伝子の解明とともに問題化してきた生命倫理問題など、今日的なさまざまな問題について、父と子で語り合った記録である。父と子の対話といっても、論客としての父が息子たちを相手に一方的に自論を展開するといった内容ではない。家庭を持ち、社会人となった息子たちは、ときに最新の情報で父を論破し、屈服させる。テレビなどを通じて知る「強面の慎太郎」がタジタジになるところは、おかしくもあり、理想的な父子関係をみるようで爽やかでもある。議論の質は高く、いま日本人に問われている、21世紀の生き方のヒントを読み取れる場面も少なからずある。日本の家庭に必要なのは、ひょっとするとこうした父子関係なのかもしれない。

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  • ニコニコ超トークステージ ネット言論はどこへいったのか?
    -
    テレビ・新聞・雑誌に代わる「新しい言論の場」をネットが生みだす――。2000年代にそんな盛り上がりを集めた「ネット論壇」は、いま、どうなっているのか? ニコニコ超会議で開催され話題を集めたトークステージを完全電子書籍化! 日本のネットを語るうえで欠くことのできない6人が集結し、ネット言論の未来を語り尽くす。  【登壇者】 *東浩紀 (哲学者、作家、株式会社ゲンロン代表) *津田大介 (ジャーナリスト、「ポリタス」編集長) *夏野剛 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授、株式会社ドワンゴ取締役) *中川淳一郎 (ネットニュース編集者、PRプランナー) *西村博之 (4chan管理人、2ちゃんねる開設者) *堀江貴文 (SNS media&consulting株式会社ファウンダー)  【目次より】 ・ニコニコはテレビに負けた? ・テレビ業界はネットを研究している ・なぜポスト田原総一朗がいないのか ・田原総一朗を生んだ時代 ・プレミア感を失った現代のメディア ・チャンネル化は論壇形成に逆行した? ・エンタメ化する言論に存在意義はあるのか ・ネット炎上に畏縮する言論 ・プラットフォーム化は早すぎた? ・言論人成立の条件が変わった ・論壇のルールが壊れてしまった ・炎上と不謹慎批判 ・炎上を生みだしているのはだれか ・炎上耐性のある論者だけが生き残る? ・若手論客が出てこない理由 ・東日本大震災と熊本地震 ・言論と日本人 ・ネット以後の日本はどこへ向かうのか
  • 凛(りん)とした子育て
    3.7
    子どもはかわいい。でも、心を鬼にしなければいけないときもある──。一組の夫婦から生まれる子どもの数が少なくなり、親の目と手が子どもに「行き届きすぎる」時代になった。こうしたなか、「親の過剰な関与が子どもの自立を妨げる」という新たな問題が起きている。どうすれば、自立して生きていける「足腰の強い子ども」が育つのか。辛口コメントで人気の台湾人論客が、異国の地で二人の子どもを育てあげた自らの経験をもとに綴る。子育てをしている人はもちろん、していない人も一読に値する骨太な教育論。

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  • 北朝鮮と国交を結んではいけない(小学館文庫)
    3.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 南北朝鮮の対話や米朝の歩み寄りが始まる中、日本国内でも北朝鮮との国交正常化論議が高まっている。だが、北朝鮮は多大な人道的支援を要求するばかりか、日本に対する賠償請求権を繰り返し主張する。その一方で、日本人拉致問題、ミサイル開発問題など、まだまだ解決しなければならない障害が残されたままである。果たして、このまま唯々諾々と国交正常化に向けて突き進んでいっていいのか。6人の論客が、日本の対北朝鮮外交のあり方を徹底的に論じていく。
  • この国を出よ
    4.2
    この国を出よ! 中国がGDPで日本を抜き、韓国ではサムスンやLG電子が業績を伸ばす一方で、我が国は立ち往生している。 大前研一氏と、同氏と交流のある柳井正氏の2人は、そんな日本に警鐘を鳴らし、世界に飛び出す必要性を説いている。実際にユニクロでは、世界戦略を進め、上海やパリなど世界各都市に旗艦店を出店して成功を収めている。 2大論客による警世憂国対論集。 ●主な内容 もう黙っていられない――柳井 絶望的状況なのに能天気な日本人――柳井 「失われた20年」に国民の財産300兆円が失われた――大前 今の日本は「ミッドウェー後」とそっくり――大前 “ジャパン・パッシング”が本格化している――大前 「成功者に厳しい税制」が国力を削ぐ――柳井 フリースもヒートテックも「顧客の創造」だった――柳井 GEやサムスンは人材育成に1000億円かける――大前 「政治家育成」「一院制」「官僚リストラ」の三大改革――大前 ほか

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  • 貧困と愛国 増補版
    4.0
    「戦後民主主義」への疑問から右翼活動に身を投じた雨宮と、左派系論客として反戦平和を訴えてきた佐高。親子ほど年の違う2人が、世代と経験を超えて「民主主義」の再構築に挑む。新たな語り下ろしを収録。
  • 教育格差の真実 どこへ行くニッポン社会(小学館101新書)
    4.1
    教育格差の要因、実態を究明し、真実を探る 「小泉構造改革は、何を日本に残したか。過労死も自殺者の数も、餓死する人の数も増加していますし、東京など大都市にスラムが出現する日はそう遠くないと僕は思う」(森永) 「学力格差が地域間格差に直接つながっていく。一番学力が低い学区が公表されているので、そこに住むことを避けるんです。その結果、それが地価にも響いて下がってくる」(尾木) 自然現象でも歴史的必然でもない“ニッポンの格差”の真実を二人の論客が経済と教育の両面から、明快に解き明かす!

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  • 甦る日本史[1][古代・貴族社会篇] 頼山陽の『日本楽府』を読む
    -
    日本の歴史において特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与えたその歴史観は、明治維新の原動力となったのである。戦後、意図的に歪められた歴史観と歴史教育によって、片隅に追いやられた日本史の真髄に、論客・渡部昇一によって、今、再び光が当てられる。全三巻からなる日本人のための日本史、その第一弾。
  • 「おじさん」的思考
    4.1
    こつこつ働き、家庭を愛し、正義を信じ、民主主義を守る……。「日本の正しいおじさん」たちが心の支えとしてきたモラルや常識が棄て去られてしまった現代、「おじさん」たちは何を指針に生きれば良いのか。最も信頼できる論客が、今こそ「正しいおじさん」の功績を讃え、思想体系を整備し、成熟した大人として生きるための思考方法を綴った、知的参考テキスト。解説は平松洋子(エッセイスト)。
  • 「謝罪外交」を越えて アジア再考(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 軍事大国化する中国に、なぜ巨額のODAを行うのか。韓国・中国にいつまで謝り続けるのか…。「日本はアジアで嫌われている」「アジアは一つ」などの言い方が戦後日本では大手を振ってきたが、実態は違う。日本はアジアで必ずしも嫌われていないし、アジアは多様だ。真の交流は、現実を冷静に見つめることから始まる。アジア事情に詳しい2人の論客が、国益を忘れた外務省になりかわり、正しいアジアの読み方を提示する!
  • 日本はどこへ向かうべきか? 日本流ファシズムのススメ。
    4.0
    明日の日本文化を担う「エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議」メンバーによる「エンジン01選書」シリーズ 3人の論客が斬る! オバマ大統領就任後の“世界”。 アメリカ大統領に就任したオバマは、ムッソリーニに似てる? 戦争はアメリカ最大の公共事業? この後、世界は一体どうなる? ジャーナリストの田原総一朗、元外務省主任分析官の佐藤優、首都大学東京教授の宮台真司という気鋭の3人が、 オバマ大統領就任後の世界情勢を徹底討論! 【著者】 田原総一郎(ジャーナリスト) 佐藤優(作家) 宮台真司(首都大学東京教授) 【CONTENTS】 ●第一章 オバマとファシズム ●第二章 金融大恐慌と新自由主義 ●第三章 オバマ大統領の就任後の“世界”

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  • 新版 増補 共産主義の系譜
    値引きあり
    4.3
    画期的な批判的研究の書として、多くの識者の支持を得た名著!! 「本書は非マルキストによる現実態としてのマルクス思想史=共産主義史の金字塔的著作である」(竹内洋。解説より引用) 全体主義に抗す自由主義の論客として知られ、渡辺一(政治思想史)、高坂正堯(国際政治学)、矢野暢(東南アジア史)、木村汎(ソ連研究)、 西原正(安全保障研究)、五百旗頭真(日本政治外交史)、戸部良一(日本政治外交史)ら錚々たる学者を門下から輩出した政治学者、猪木正道。 防衛大学校校長も長く務めた氏が、共産主義の思想と運動の歴史を一貫した視点で平易に読み解く。 マルクスの思想とマルクス主義はまったく違う! マルクス、フォイエルバッハ、ラッサール、レーニン、スターリン、チトー、フルシチョフ、毛沢東に加えて、その後の文化大革命と非毛沢東化、 非スターリン化、ソ連共産党独裁政権の官僚化と軍事力を背景とした力の外交、そしてユーロ・コミュニズム、グラムシにまで論及。 共産主義の思想と運動の歴史を平易に一望する大傑作!
  • もうダマされないための「科学」講義
    3.8
    科学とはなにか? 科学と科学でないものの間は? 科学不信はなぜ生まれるのか? 科学を報じるメディアの問題とは? 科学を上手に使うには?――学校が教えてくれない科学的な考え方を、稀代の論客たちが講義形式でわかりやすく解説。3・11以降の科学に対するモヤモヤがきれいになくなる一冊。【光文社新書】
  • 灘校~なぜ「日本一」であり続けるのか~
    3.5
    関西の一名門校にすぎなかった灘校がなぜ受験界の王者になりえたのか。遠藤周作、高橋源一郎、野依良治ら異才を輩出した校風とは。「落ちこぼれ」たちはどんな人生を歩んでいるのか。学年約200名という少数精鋭主義を考慮すると、東大合格者率や国公立医学部や京大への進学実績において、灘校は「日本一」といえる。OBインタヴュー、現役生アンケート調査等をもとに、格差社会論の論客がエリート教育の功罪を徹底検証する。【光文社新書】
  • 渡部昇一の古代史入門 頼山陽「日本楽府(がふ)」を読む
    5.0
    日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。内容が短く何より手に取りやすい――国史の絵巻物を見るが如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は、「古代の大英雄、日本武尊」「大化の改新」「壬申の乱」「白村江の戦い」「帰らなかった遣唐使」「和気清麻呂と道鏡」「醍醐天皇の御親政」「藤原道長の栄華」「平治の乱」など、神代から平安朝の幕引きまでを収録。保守論客の第一人者による丹念な解説で、戦後の歴史教育で語られなくなった“日本のルーツ”に再び光を当てる!

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  • 僕たちのヒーローはみんな在日だった
    3.7
    日本中を沸かせるサッカープレーヤー、プロ野球界屈指の名選手、プロレス「最強伝説」の男、カリスマアクションスター、昭和最後の銀幕美女、国民的演歌歌手――現代日本の芸能、スポーツ界を支えるコリアンパワーの真実。在日コリアン3世、舌鋒鋭い論客・朴一が、隣の国からやってきた日本の興行界の花形スターたちの生き様、パワーの源、知られざる苦悩を赤裸々に描く――。
  • 左翼も右翼もウソばかり
    3.4
    もうウソにはうんざりだ。いかに事実と異なろうとも、人は見たいものを見てしまう。「日本は戦争前夜」「若者が政治に目覚め始めた」「福島はまだ危険だ」「中国はもう崩壊する」……左翼は常に危機を煽り、右翼は耳に心地いい情報だけを信じる。巷にあふれる言説の多くは、論者の身勝手な「願望」の反映に過ぎない。注目の若手論客が、通説・俗説のウソを一刀両断! 騙されずに生きるための思考法を提示する野心作。
  • 日本とシナ 一五〇〇年の真実
    3.0
    聖徳太子が送った隋への国書、「シナ絶対論」をめぐる江戸・漢学者の論争、近現代以降の幾度の戦争……。靖国参拝問題や尖閣諸島など、激動の予感がこれからも漂う時代に、「反日」と「覇権主義」をふりかざす隣国と、日本はどう向き合うべきなのか?本書は保守論客の第一人者である著者が、「日本文明とシナ文明は明確に異なる」という前提に基づき、1500年にわたる歴史と交流を繙きながら“両国のあるべき関係”を説いた渾身の論考。「神道を守り抜けば、日本人は文明の誇りを維持できる」「漢文に翻訳されなかった大和言葉」「『何が何でもシナが尊い』とされた時期」「シナをめぐる日米の対立」「コミンテルンの赤い魔手」「盧溝橋事件の真相」など、“適切な距離感”が急速に薄れてしまった日本人が、常に不安定な大国の歴史的背景を自信と確信をもって理解するための必読の内容だ。過去は未来へと繋がっており、すべては正しい歴史認識から始まる。

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  • エコ亡国論
    3.5
    地球温暖化交渉は、夢や理想を語る場ではなく、国益をめぐる激しい外交の場である。そこへ、鳩山首相によって突然打ち上げられた、「一九九〇年比CO2▲25%削減」構想。「ハラキリ」とさえ評される“公約”が推し進められるならば、日本経済はまちがいなく沈没する……元政策責任者として、温暖化問題の内実を知悉する気鋭の論客が、国民生活を襲うエコ不況に警鐘を鳴らす。

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  • 悪韓論
    4.2
    勤勉で高学歴な国民、急成長する経済力、世界に冠たる技術力──すべては、貧しき内実を華やかな外見で糊塗する隣国の悪しきまやかしだった。李王朝時代から続く凄まじい差別意識、異様なまでの学歴崇拝、熟練工も育たない歪んだ技術蔑視。それが彼らの真の姿である。冷厳な眼で韓国を捉えてきた論客が、韓国メディア自身が図らずも報じていた《外華内貧》の実態を見ながら、その底流にある思考、行動、風習に迫る。
  • 日本国憲法とは何か
    3.0
    占領時代の世界観にもとづいてつくられた日本国憲法。それは我が国の憲法として、もはや限界を迎えている。本書は、条文の背後にある政治哲学を捉え直し、そこに秘められた意図を暴く。GHQの起草者たちを魅了したスターリン憲法、昭和21年に結ばれた社会契約、そして世界連邦構想の下で盛り込まれた第九条……。制定後、半世紀以上が経った今、新しい事態には非現実的な解釈で対応せず、真正面から規定を改めるべきである。例えば、現在の日本の平和は、アメリカの強大な軍事力と自衛隊を前提として成り立っている。それを無視して「護憲」を唱えても「憲法を護って国滅ぶ」という事態を招く。有事におけるルールがないことは、逆にその際にコントロールできない危険性がある。その他、教育、家族、人権など、諸問題において真に論議すべきものとは何か。保守主義を堅持する若手論客が、日本国憲法に流れる思想の系譜を解き明かし、その本質を浮き彫りにする。

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  • 三匹の猿 私立探偵飛鳥井の事件簿
    3.3
    依頼人は可憐な17歳の少女、有美。退屈な日々をやりすごしていた探偵飛鳥井史郎は父親探しをうけおったが、その有美が失踪、高原で起きた猟奇的な連続少女殺人事件にまきこまれていた。少女たちの両親には共通の過去があり、因縁と確執がかくされていたが――。ミステリ界の論客が挑む本格長編探偵小説!電子特典掌編「御輿と黄金のパイン」収録!
  • 偽りの戦後日本
    値引きあり
    3.3
    1945年の「敗戦」を認められない日本人は、戦後日本という欺瞞の構造をいつまで放置し続けるのか――。原発、基地問題から安倍政権の本質まで、独立なき「永続敗戦」の現実を直視する日欧の論客が語りあう。 ※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
  • 正論 2024年6月号
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    表紙 目次 皇室歳時記 われらの女性自衛官 ますらおの歌 不肖・宮嶋の現場 特集 日本の病巣 憲法に宿る欺瞞を追い続けて 機能不全と劣化の政策決定システム 『日本改造計画』は何だったのか 「旧皇族養子特例法」今国会で制定目指せ 持ち上げてから貶める 原武史氏の危ない論法 特集 装備移転を考える 海外展開してわかる日本の技術への期待 防衛・産業・経済安保の「統合戦略」に取り組め 世間の無理解が弱めた自国技術 特集 備えよ常に 中国包囲網の構築を崩しにかかる習近平 花蓮地震で発揮した台湾の「有事」対処 即応予備自衛官が能登で見た課題 追悼 屋山太郎さん 執筆の原動力は「コノヤロー」 剛毅、剛直の偉大な言論人 副総理・福田赳夫の研究 自民党に残された最後のエース 中曽根内閣は長期政権か オヤジの教え 私の喧嘩作法 真の保守思想の舵取り役たれ 平井文夫の聞かねばならぬ 自衛隊の最高指揮官を目指さないのですか 永田町事情録 なりふり構わない幹事長 やまとことばの雫 文人論客壺中之天 特集 朝鮮半島情勢 「建国の祖」を否定 金正恩の手詰まり 地獄の門前に立つ尹錫悦政権 与党が総選挙大敗混迷の韓国政治 日本経済が突き進む「最悪のシナリオ」 ヘイト本ならぬ「誤った性」の症例集 鋼鉄の城塞 フロント・アベニュー フィフィの本音 経済快快 アメリカの深層 中華考現学 SEIRON時評 シリーズ対談 日本が好き! シネマ異聞そこまで言う!? 潮匡人/桑原聡のこの本を見よ 編集者へ・編集者から メディア裏通信簿 折節の記 操舵室から

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  • 合戦の日本史
    4.0
    我々はこの合戦をこのように読み解く! 歴史小説界の論客たちが語り尽くす、日本の合戦の真相。 桶狭間から、幕末維新の合戦まで。 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を軸に西郷隆盛、ついには司馬遼太郎まで。 合戦を語るほどに日本が見えてくる。 作家たちそれぞれの個性が際立つトークで切り結ぶ。 読めば知的好奇心を必ず刺激される。 トリビア満載の座談会へようこそ。
  • 偽りの保守・安倍晋三の正体
    3.0
    吉田茂を源とする自民党主流の政治を追い続けてきた、毎日新聞を代表する"保守本流"政治記者・岸井と、保守と対峙し続けてきた"市民派"論客・佐高が、「本物の保守」とは何かを語り、安倍晋三とその取り巻きたちの虚妄を鋭く衝く!
  • 官僚と国家
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    安倍政権から菅政権に移行し、何が変わるのか。改革派官僚として名を馳せた政策のプロと百戦錬磨の論客が “菅政権の正体”を語る。
  • 私を通りすぎた政治家たち
    3.8
    初公開のメモにもとづく恐怖の政治家エンマ帳。 祖父、父がともに参議院議員という環境に育った著者は、幼少時から多種多様な政治関係者に触れてきた。そうした環境で養われた政治家観をもとに、みずからが接した内外の政治家を取り上げ、忌憚のない筆をふるっています。 政治に携わる人間には、権力に付随する責任を自覚してノーブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)を心得ている「政治家(ステーツマン)」と、権力に付随する利益や享楽を優先して追求する「政治屋(ポリティシャン)」の二種類があります。 こうした観点から戦後日本の政治史で、ベスト5の「政治家」といえるのは、 1)吉田茂、2)岸信介、3)佐藤栄作、4)中曾根康弘、5)石原慎太郎 一方、国益より私益を優先したワースト5の「政治屋」といえば、 1)三木武夫、2)小沢一郎、3)田中角栄、4)加藤紘一、5)河野洋平 「著者はリベラルが嫌いなだけだろう」と感じる向きもあるかもしれませんが、そうではありません。 自民党内のリベラルな人は、いささか無節操で、新聞世論に迎合するだけのタイプの政治家が多かった。それに比べて、同じリベラルでも野党にいる人はちょっと違うタイプの政治家もいました。本書の一章「憎めない政治家たち」に登場するのは、不破哲三、上田耕一郎、大出俊といった、反自衛隊反警察の共産党、社会党左派の論客たち。国会答弁でも、何度もやりあった「天敵の仲」ですが、こういう人たちは思想信条が首尾一貫しており、論敵ではあったけれども、どこかで心が通じ合うものを感じていたとのこと。 こうした佐々節がさえるユニークな政治家論。
  • 悪韓論VS悪日論 日本と韓国はどちらが嘘をついているのか
    3.7
    かつてないほどに日韓関係が冷え込んでいる。韓国は日本を歴史をねつ造する国家と糾弾し、日本は韓国こそ自国の都合のよいように歴史を歪めていると指摘する。本書は日韓を代表する2名の論客によるスリリングな討論をまとめたものだ。日韓基本条約、従軍慰安婦、靖国神社、メディアの功罪etc.日韓どちらの主張が誠実なものなのか!?
  • 世界経済はこう変わる
    3.8
    猛スピードで進行する21世紀の世界恐慌。巨額の財政出動は正しいのか? 金融システムを再建することは可能か? 生き残るには何が必要か?――気鋭の論客二人による徹底対談。
  • 池田大作と宮本顕治
    -
    信じることから出発する創価学会と新しい社会を望む日本共産党が半世紀近く前に結んだ「創共協定」。百戦錬磨の論客がその誕生の舞台裏をさぐる。
  • 女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?~「承認されたい自分」の時代~
    3.3
    15~22歳の女子の2割がキャバクラ嬢になりたい! この価値観の大転換の背景にあるのは、格差社会の拡大、地域社会の解体、高齢化、離婚の増加……。『下流社会』の論客が鋭く分析。
  • 大変化 経済学が教える二〇二〇年の日本と世界
    3.2
    2020年、東京五輪が開催される年までに、日本は、世界はどうなっているのか。読めばあなたの未来が見えてくる! 本書は、日本を代表する論客であり、経済学のみならず実際の政策にも精通する著者が贈る「知の羅針盤」である。2020年までに、私たちの仕事は、生活はどう変わるのか。これから成長する国、没落する国はどこか。人口問題、景気動向、規制緩和、国家戦略特区……。さらには小型ドローンや人工知能など最新テクノロジーの可能性から、まだまだ伸びるインバウンド消費などについて、様々なデータと経済学的・地政学的観点から縦横無尽に読み解いていく。日本と世界が向かう大きな潮流がわかれば、「これからどうすれば良いか」も見えてくる。ますます不確実性を増す世界で生き抜くための未来図を、ぜひ本書で手に入れてほしい。

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  • 明治憲法の思想 日本の国柄とは何か
    4.0
    明治憲法は「軍国主義」を招いた悪法か? 戦後、日本国憲法との比較で意図的に悪のイメージが作られた。だがその実像は、国内外から称賛された、日本の国柄に基づく「良法」であった。西欧化の荒波の中、伊藤博文は歴史法学に魅了され、金子堅太郎が西欧の保守主義思想と出会い、井上毅が国典研究に没頭する。そして彼ら起草者たちはそれぞれ近代日本の在り方を模索していく。国体とは何か? 国教を定めるべきか? 国家の機軸となるのは内閣か天皇か? 立憲政治における天皇の存在とは? その結果、日本の伝統的理念を重視し、それに根差した近代化を目指していった。民間も含めて広く論議された末に生まれた、我が国初の近代憲法。その制定の姿勢と思想こそ、日本がグローバル化の今日学ぶべき課題である。2002年、正論新風賞受賞の期待の若手論客が、専門とする憲法学の裏付けを基に明治憲法の実像に迫り、現行の憲法論議に新たな視座を与える。
  • 希望論 2010年代の文化と社会
    4.0
    日本の現在に切り込む、若き俊英の徹底討論! 震災が露呈させたものとは何か? 情報社会とサブカルチャーの戦後から最先端までをふまえ、日常と非日常が交差する日本社会の現在を徹底分析する。戦後からポスト戦後への変化を理解するヒントは、「仮想現実から拡張現実へ」というトレンドのなかにあった。震災からの復興が叫ばれる今日、ありうべき日本の未来を探るため、この時代の「希望」と「絶望」を問い直す。今もっとも注目される新世代の論客二人による迫真の対話!

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  • 芸術立国論
    4.0
    日本再生のカギは芸術文化立国をめざすところにある! 著者は人気劇作家・演出家として日本各地をまわり、また芸術文化行政について活発に発言する論客として知られる。精神の健康、経済再生、教育等の面から、日本人に今、いかに芸術が必要か、文化予算はどう使われるべきかを、体験とデータをもとに緻密に論証する。真に実効性のある芸術文化政策を提言する画期的なヴィジョンの書。これは芸術の観点から考えた構造改革だ! 第7回AICT(国際演劇評論家協会)演劇評論賞受賞作。【目次】まえがき/序章 芸術の公共性とは何か/第一章 地域における芸術文化行政/第二章 経済的側面から見た芸術文化行政/第三章 教育と芸術文化行政/第四章 文化権の確立/第五章 文化行政の未来/終章 芸術の未来/あとがき
  • 姜尚中の青春読書ノート
    3.4
    夏目漱石、ボードレール、丸山真男。悩める少年・永野鉄男が、政治学者・姜尚中になるまでに、一体何があったのか。書物との出会い、それは快楽と苦悩を伴う、新たな旅へのいざないだった。在日二世の論客として発言を続ける著者が、青春期の苦悩をへて政治学者として世に出るまでに精神的支柱となった「座右の書」を厳選。だれもが読んでおきたい5冊の古典でたどる、注目の政治学者の原点。

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  • TPP 黒い条約
    4.0
    衰退するアメリカ、そのアメリカ依存から抜けられない日本。この構図のなかで、いま、アメリカが日本を徹底的に搾取しようとしている。それがTPPの正体だ。TPPが日本の成長を助ける自由貿易協定だというのは真っ赤な嘘。99%のわれわれ国民に対して、1%のグローバル企業・超富裕層が仕掛けた罠なのだ。その内実を国民に知らせぬまま条約批准に向かって突き進む政府。黒い条約TPP締結後の日本はどうなるのか? 『TPP亡国論』の中野剛志とこの問題を早くから掘り下げてきた気鋭の論客たちが、TPP参加に最後の警鐘を鳴らす!【目次】序にかえて――中野剛志/第一章 世界の構造変化とアメリカの新たな戦略 ――TPPの背後にあるもの――中野剛史/第二章 米国主導の「日本改造計画」四半世紀――関岡英之/第三章 国家主権を脅かすISD条項の恐怖――岩月浩二/第四章 TPPは金融サービスが「本丸」だ――東谷 暁/第五章 TPPで犠牲になる日本の医療――村上正泰/第六章 日本の良さと強みを破壊するTPP――施 光恒/第七章 TPPは国家の拘束衣である ――制約されるべきは国家か、それともグローバル化か――柴山桂太
  • 愛国ってなんだ 民族・郷土・戦争
    3.5
    「本書対談を読めば、奥田氏が想像以上の『愛国的精神』の持ち主であることがわかってビックリするだろうし、私のほうは、安倍を支持するタカ派ではあるものの、ときおり奥田氏よりリベラルではないか、と思われる場面が散見されるだろう」……(「はじめに」より抜粋)安保法制をめぐるSEALDsのデモ活動は、日本社会に少なくない衝撃を与えた。彼らに対して新進気鋭の保守論客である古谷氏は、強い「違和感」と「嫉妬」を覚えた、という。為政者もSEALDsも、保守派もリベラルも、日本を大切に思う気持ちは変わらないはず。ならば、それぞれのいう「愛国」とはどういう意味か。本書は古谷氏の「愛国」と「普通」をめぐる論考、さらに古谷氏とSEALDs創設者の奥田愛基氏が、安保とアメリカ、変節する自民党、沖縄の苦悩、日本人と震災などをめぐって議論する対談から構成される。そこでみえてくるのは、いかにこの国において保守と革新が「ねじれて」いるか、ということだ。その一方、SEALDsを「普通の若者」という枠に押し込める言説のいかがわしさについても古谷氏は懐疑の目を向ける 「本書ではあらゆる場面で勝手に解釈され、鮮明になっていない概念に斜め後ろから光を当てた」(古谷)という批評性溢れる考察は、日本政治の右傾化を心配する人にも、SEALDsの活動に疑問をもつ人にも新鮮なものになるだろう。立場を越えた対話から生まれるどこにもない日本社会論。

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  • 韓国壊乱 文在寅政権に何が起きているのか
    4.0
    徴用工判決の衝撃に日本企業が揺れている。最高裁判所にあたる韓国大法院が朝鮮半島出身労働者への賠償を命じる不可解な判決を下し、多くの人びとを驚かせた。また、日韓両政府が合意した「最終的かつ不可逆的な」解決策を無視するかたちで、慰安婦財団の解散が発表された。国家間の合意などなかったがごとく、徴用工問題や慰安婦問題が蒸し返されるのはなぜなのか。答えの一つは、隣国で日本人の想像を超えた政変が起きている、ということだ。南北首脳会談以降、北朝鮮に対する韓国の武装解除が進み、スパイを取り締まる国家情報院が改変・解体されて「親北反米」の自殺行為が進みつつある。すべては主体思想派(チュサパ)の従北路線にのっとった政治的動きであり、文在寅氏はじめ社会主義者の思想に基づく革命である。日韓外交の漂流に終わりは来るのか。独裁者・金正恩率いる北朝鮮との南北統一は本当に実現するのか。両国を代表する論客による緊急対話の書。
  • 日本の政治報道はなぜ「嘘八百」なのか
    1.0
    米国大統領選挙期間中に、トランプ候補に「暴言王」のレッテルを貼り、「クリントン優勢」と言い続けた日本の左派マスコミと文化人。だが結果が出ると、自らの不明を恥じることもなく、「驚くべき番狂わせ」「土壇場の大逆転」などと報じた。また、新たに米国防長官に就任したジェームズ・マティス元中央軍司令官は「マッド・ドッグ(Mad dog)」と呼ばれるが、日本の全マスコミがこれを「狂犬」と訳し、否定的な脈絡で報道した。米海兵隊のマスコットはブルドッグで、その海兵隊で大将を務めたマティスだから「マッド・ドッグ」と敬意を込めて愛称で呼ばれているが、そうした背景は伝えない。朝鮮半島情勢、尖閣危機、沖縄基地問題でも、ピント外れの解説を繰り返す。事実すら報じない。内政の問題でも、相変わらず野党に甘く与党に厳しいが、双方の誤りと矛盾について批判する知識も度胸もない。なぜなのか。気鋭の論客が日本の政治報道の嘘を暴く。
  • ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論
    4.0
    熟議か?スピードか?コミュニティか?インフラか?「課題先進地」としての被災地では、55年体制以来の意見集約の問題が、民主主義の矛盾として噴出する。「復興」と「地域活性化」から震災以降の「この国のあたらしいかたち」を若手論客が徹底討論!
  • 靖国問題の核心
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    内閣総理大臣のパフォーマンスや政争、外交問題の具と化してしまった“靖国”。 置き去りにされているのは“英霊”ではないのか? 現代日本の陥穽を象徴するかのように九段に建つ靖国神社。そこから一望できる皇居(天皇)、焼け跡(戦争)と復興(現代)の日本。その日本に向けて三人の論客が“靖国の本質”を問う!
  • 「在日コリアン」ってなんでんねん?
    4.3
    嫌・嫌韓流! “在日一”の毒舌論客がタブーを崩す!――「隣人」たちが背負うこれだけのハンディキャップ。国籍、参政権、入居、就職……真の民族共生社会を阻む、ニッポン社会のこれだけの壁。 ●現実はどうなのか。私は、小説や映画も大好きだが、それ以上に現実が好きだ。現実の中で起こる出来事や事件、あるいは人物のほうが小説や映画以上にドラマチックだったり、かっこよかったりするからだ。私が本書で取り上げた在日世界や在日コリアンも、やはり映画や小説で描かれたもの以上にかっこよかったり、かっこよくなかったりする。でも、それが在日社会や在日コリアンの現実であり、すごさでもある。また、在日コリアンを知ることは、日本社会を別の角度から点検する行為でもある。在日コリアンが直面している課題は、日本人が直面している、あるいは日本社会に突きつけられた課題でもあるからだ。本書をできるだけ、多くの日本人に“食べて”もらいたい。 ●芸能・スポーツ界の在日パワー ●日本経済を底辺で支える在日 ●在日コリアンが参政権を求める訳 ●日本人の在日に対する誤解 ●日本国籍取得は在日にとって得? ●お粗末な在日旧軍人への対応 ●見殺しにされる在韓被爆者 ●朝鮮学校卒業生の受験資格 ●外国人への入居差別はあきまへん ●切り崩される就職差別の壁
  • 日本を腐らせたいかがわしい人々
    3.5
    元総理大臣が銃撃されるという衝撃的な事件から約半年。 安倍氏は静かに見送られるのかと思いきや、「安倍的なもの」にすり寄っていた人々の様子がどうもおかしい。 信じてきたものとカルトのつながりが注目されるや否や、この問題を「信教の自由」にすり替えたり、ありもしない話を創作したり、「静かに見送りたい」と言いながら巨額の税金を使う「国葬」を大声で支持したり……。 この本では、今もテレビ・SNSで野放しにされている「論客」たちを丁寧に観察します。 読者の皆さまが、こうした連中に騙されないための転ばぬ先の杖となる一冊です。
  • バカ格差
    3.7
    ふざけるな(怒)!!!      年収・学歴・会社・住居・ 男と女・顔・出身地・老後など……。 現代日本にはびこる「バカ丸出しの格差」を、 新時代の論客・谷本真由美がぶった斬る! あなたを苦しめる 格差の正体を、 日本と世界を比較しつつ 完全解明――。 格差地獄から今すぐ抜け出せ! 【お笑い!世界のバカ格差】も収録。 ■プロフィール 谷本真由美 (たにもと まゆみ) [@May_Roma] コンサルタント兼著述家。 公認情報システム監査人(CISA)。 1975年、神奈川県生まれ。 シラキュース大学大学院にて 国際関係論および情報管理学修士を取得。 ITベンチャー、コンサルティングファーム、 国連専門機関、外資系金融会社を経て、 現在はロンドン在住。 日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど各国での就労経験がある。 ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。 趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。 著書に『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、 『日本人の働き方の9割がヤバい件について』(PHP研究所)、 『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)、 『不寛容社会』(ワニブックスPLUS新書)など多数。
  • 初級者のためのギリシャ哲学の読み方・考え方
    5.0
    「幸せ」を大切にした古代ギリシャの哲学者たち。ソクラテス、プラトン、アリストテレス……偉大なる論客たちの多彩豊富な哲学語を巧みに整理し、著名なエピソードを取りあげてわかりやすく解説。複雑に絡み合う思考が、すんなり頭に入ります。 さらに、タイトルは知っているけれど、ほとんどの人が読んだことがない『ソクラテスの弁明』から、ぶ厚い、なおかつ難解な『国家』、『ニコマコス倫理学』まで、読まずに人生を終わるなんてもったいない名著、絶対に押さえたい名作の数々は、“一体どんな本なのか”も解明! これであなたはもうギリシャ哲学通!
  • 不寛容社会
    3.8
    「気にくわねぇ!」 不倫・芸能・政治・職場・仲間内――元国連職員でイギリス在住、 新時代の論客メイロマ(@May_Roma)が 「他人を叩く日本人」を斬る 【著者情報】 谷本真由美 (たにもと まゆみ) [@May_Roma] 神奈川県生まれ。 公認情報システム監査人(CISA)。 シラキュース大学大学院国際関係論および情報管理学修士。 ロビイスト、ITベンチャー、経営コンサルティングファーム、国連専門機関情報通信官、金融機関などを経て、 情報通信サービスのコンサルティング業務に従事。 専門はITガバナンス、サービスレベル管理、システム監査、オフショア開発及び運用管理、 多国籍チームの管理、情報通信市場および規制調査。 日本、イギリス、アメリカ、イタリアの現地組織での就労経験がある。 現在はロンドンと日本を往復する生活。 ロンドン大学教授である夫とともに日本人の英語指導にも携わっている。 ツイッター上では、May_Roma(メイロマ)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。 趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。 著書に『日本人の働き方の9割がヤバい件について』(PHP研究所)、 『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)など多数。
  • 大メディアの報道では絶対にわからない どアホノミクスの正体
    3.0
    安倍首相、黒田日銀、御用学者たちによる「チーム・アホノミクス」は、この国をどうしようと目論んでいるのか。大メディアの記者たちは、その目論みに気づいていて報じないのか、それとも気づいていないのか。初顔合わせとなる稀代の辛口論客ふたりが、徹底討論! 正体見たり、アベノミクス。
  • 日本共産党と中韓 - 左から右へ大転換してわかったこと -
    3.0
    東京裁判から、中国、韓国、靖国問題まで――。 左派から保守派へ大転換した元・日本共産党NO.4である著者が、 「日本共産党」を軸に近現代史をひもとく。 【プロフィール】 筆坂秀世(ふでさか ひでよ) 1948年、兵庫県生まれ。高校卒業後、三和銀行に入行。 18歳で日本共産党に入党、25歳で銀行を退職し、専従活動家となる。 国会議員秘書を経て参議院議員に当選。 共産党ナンバー4の政策委員長を務めるとともに、党屈指の論客として活躍。 2003年に議員辞職。05年に離党後、政治評論家として活動。 主な著書に『日本共産党』(新潮新書)、『論戦力』(祥伝社新書)など。
  • 功利主義者の読書術
    3.8
    功利主義的読書とは何か? それは本の大海から、本当に使える叡智を抽出する技術だ。聖書、資本論、名作古典小説からタレント告白本まで、具体的効用の薄いとされるジャンルの書物をあえて選択。紙背に隠れたメッセージを読みとり、過酷な現実を戦い抜く方法を鮮やかに提示する。世界の非情さと教養の豊穣、いずれをも知りぬく当代随一の論客による、挑発と知的興奮に満ちた読書指南。
  • 新・批評の事情 ――不良のための論壇案内
    4.0
    格差、00年代、この国のゆく道、ライフスタイル等をキーワードに現在の社会や文化を語る論客40人を批評する。「この国のゆく道」の章は内田樹、小熊英二、藤原帰一ら、「格差社会」の章は湯浅誠、雨宮処凛、赤木智弘、金子勝ら、「00年代カルチャー」の章は宇野常寛、前田塁、安藤礼二、岡田暁生らについて語る。
  • 官僚の反逆
    3.8
    TPP問題をめぐり「外圧を使って日本を変える」と公言する元官僚たち。政治主導と称して公務員制度の破壊を訴える行政改革。国民はこれら「改革派官僚」の言動に喝采を送るが、その本質は、さらなる官僚制の支配と政治の弱体化である。本来、政治家や利害関係者と粘り強く調整することこそ官僚の役割である。それなくして、問題が複雑に錯綜する現代、自由な民主国家は成立しない。日本を国力低下の危機に陥れる官僚たちの反逆を許してはならない。気鋭の論客が、日本を蝕む官僚制の病理に警鐘を鳴らす。
  • 沈む日本を愛せますか?
    4.0
    いま多くの支持を集める二人の論客が、ロック界の大御所、渋谷陽一氏の司会のもと、2009年から2010年にかけて国内政治をテーマに7回にわたって語り合った。 おりしも日本の政権は自民党から民主党へと交代。このような時代の転換期に、二人は何を、どのように見ていたのか。時間の経過してもなお、輝きを失わない、時代を超えた普遍的な分析がつまった対談集。
  • ぼくたち日本の味方です
    3.5
    3.11後の日本をどう生きるか―― 渋谷陽一氏の司会で、国内政治をテーマに二人の論客が対談するシリーズ第二弾。2010年11月から2012年2月にかけて、東日本大震災をはじめ、沖縄基地問題、橋下徹論、原発問題、天皇制、経済成長、民主主義などを語り合った。 <わたしたちは、やがて、いなくなるが、わたしたちの後から来る人たちのために、「ニッポン」さんには、まだまだ頑張ってもらわなきゃならない。そのためにどうすればいいか。わたしは、ない知恵をふりしぼって考えてみた。みなさんが考えるためのヒントに少しでもなれば幸いである。>高橋源一郎「文庫版のためのあとがき」より ※このコンテンツは『どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?』(2012.6 ロッキング・オン刊)を改題したものです。
  • トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲
    3.6
    トランプ大統領誕生で世界は、日本はどう変わるか? 米・中・露の覇権は? 世界経済は好転するか、保護主義で恐慌に突入か? 日本は自主防衛できるか? 戦争のリスクは増大するか?──反グローバリズムの奔流と新しい世界秩序を最強論客が読み解く!
  • 自民党という病
    3.0
    数々の闇取引や裏工作、そして安倍一強体制の行方。永田町の生き字引的存在である平野貞夫が論客・佐高信を相手に語る政界秘史。自民党の病とは一体何か。
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克
    3.8
    痛快すぎる知的刺激! 「近代的人間観を捨てよ」 新進気鋭の論客たちが、脳科学実験の成果や古今東西の哲人・社会学者の知見などをもとに、われわれが囚われている近代的人間観を乗り越えることを試みる。「保守主義は危険」「ナショナリズムは悪」「改革は善」「人を見た目で判断してはいけない」……こうした思考は、すべて近代がもたらした迷妄にすぎない。 本書に「きれいごと」は一切ありません! ◎男は女より知能が高い個体が多いが、バカも多い ◎ナショナリズムが快楽なのは「内集団バイアス」が働くから ◎ドーパミンが多い民族は進取の気性に富むが、浮気も大いにする ◎「自由」は人間の脳にとっては苦痛である。国民主権も民主主義も、脳には合わないシステムだった ◎イスラム国が世界遺産を破壊するのは、聖的なシンボルを破壊すれば共同体が滅びるから ◎生物学的に女性のほうが「保守」の本質を深く理解している ◎世の中にバカがはびこるのは、「B層」よりも「A層」に責任がある ◎脳内物質オキシトシンは人類社会をまとめるが、戦争にも駆り立てる
  • コーヒーに憑かれた男たち
    3.9
    現役最高齢・ランブルの関口、業界一の論客・バッハの田口、求道者・もかの標。コーヒーに人生を捧げた自家焙煎のカリスマがカップに注ぐ夢と情熱。

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  • 愛国商売
    4.0
    気鋭の若手評論家の初小説! 南部照一は、孤独な自営業者だった。茨城県取手市在住。猫と車を愛する27歳の平坦な人生は、ネット上のとある出会いによって狂っていく。 ひょんなことから保守系言論人の勉強会に参加し、中堅警備会社「シュトケイ」の懸賞論文に応募するや、入選。一躍、保守論壇の新星に祭り上げられ、日本唯一の右派系テレビ局「よもぎチャンネル」レギュラー出演者への道が拓けていく。 順風満帆の照一だったが、彼が足を踏み入れたのは、野心と嫉妬が渦巻き、裏切りや出し抜きが横行する下劣な世界だった。論客同士のパイの奪い合いから、思いも寄らぬ襲撃事件が発生した――。 ◎気鋭の若手論客、古谷経衡氏による初小説。単行本発売時、ネット右翼を騒然とさせた話題作が早くも文庫化! 解説に元外務省主任分析官・佐藤優氏。 <小説の体裁を取っているが、右派の論壇人としてデビューした古谷経衡氏にしか書けない優れた社会人類学的作品だ。21世紀の日本で、愛国心を道具にして、排外主義的ナショナリズムが生成していく過程が見事に描かれている。>――解説/作家・佐藤優氏
  • 逆転の創造力
    -
    1巻829円 (税込)
    日本の「逆転」に向けて、元「ゴールドマン・サックス」執行役員・岡本三成が各界の論客と激論を交わす! ! 【対談】 三浦瑠麗(国際政治学者) デービッド・アトキンソン(日本政府観光局特別顧問) 渋澤 健(実業家、渋沢栄一氏玄孫) ◆岡本三成の地元紹介マップ付き。 2001年9月11日―― 崩壊した世界貿易センタービルが粉塵となってマンハッタンの空を覆い、快晴だった爽やかな朝は、一瞬にして不気味な闇に包まれました。 サイレンが鳴り響く中、粉塵まみれになって歩く現場周辺からの避難者の列は、日本でも連日報道されたと思います。実は私も、その列に連なる1人だったのです。 (中略) 人々が憎しみ合う世の中を変えたい。これまで世界各国で働き、国際金融の最前線で積み重ねてきた経験と培ってきた力は、平和構築のために経済政策や外交分野で必ず生かせるはずだ。 そんな思いを胸に、私は政治の道に進むことを決意しました。(「はじめに」より)
  • 「やりがい搾取」の農業論(新潮新書)
    4.3
    「日本社会の食糧生産係」の役割をふられた戦後の農業界では、「豊作貧乏」が常態化していた。どんなに需要が多くても、生産物の質を上げても、生まれた「価値」は農家の手元に残らなかった。しかし、いまや食余りの時代である。単なる「食糧生産係」から脱し、農家が農業の主導権を取り戻すためには何をすればいいのか。民俗学者にして現役農家の二刀流論客が、日本農業の成長戦略を考え抜く。
  • 美しい都市・醜い都市 現代景観論
    3.8
    日本橋上の首都高移設が検討されたり、景観法が制定されるなど、「美しい国」をつくる動きが強まっている。しかし、計画的で新しい街並みが「美」で、雑然として古い街並みが「醜」とは言いきれないであろう。本書は新世代の論客が、秋葉原・渋谷・ソウル・幕張・筑波・上海・ディズニーランド等々を事例とし、さらに平壌への取材旅行から映画・アニメ作品中の未来都市像に至るまで、縦横無尽に「美」とは何かを検証する。写真多数収載。
  • 日本破滅論
    4.0
    震災復興の遅れ、脱出できないデフレ、不毛な議論の続くTPP、否応なく巻き込まれるグローバル恐慌、橋下徹を生んだポピュリズム、「ネバーギブアップ」で導入する増税。これらの「危機」をもたらした犯人は誰だ? 政治家、官僚、学者、マスメディア……『公共事業が日本を救う』の藤井聡さん、『TPP亡国論』の中野剛志さん、気鋭の論客2人が日本の没落をもたらした様々な「罠」を撫斬りにする衝撃の書。
  • こんな政権なら乗れる
    3.7
    迫る衆院総選挙。行き詰まる自公政権の受け皿はあるのか。保守論客の中島岳志氏が、コロナ対策や多摩川の防災、下北沢再開発等の区政10年で手腕を振るう保坂展人・東京都世田谷区長と、理論と実践の「リベラル保守政権」待望論を縦横に語り合う。
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線
    3.4
    日本の未来はどうなるか――? 養老孟司 ユヴァル・ノア・ハラリ ジャレド・ダイアモンド 福岡伸一 ブレイディみかこ 角幡唯介 東畑開人etc. 22人の論客が示すアフターコロナの針路!朝日新聞大反響連載を書籍化新型コロナウイルスは瞬く間に地球上に広まり多くの命と日常を奪った。すべての人に平等に降りかかるこの感染症によって、社会は様変わりしてしまった。第2波の懸念も高まり、感染への恐怖が消えない中、私たちは大きく変容する世界をどう捉え、どのように考えればよいのか。現代の知性たちのパースペクティブを通し「コロナ後」を思考する糧を届ける。
  • 絶望の国の幸福な若者たち
    3.8
    格差社会のもと、その「不幸」が報じられる若者たち。だが、統計によれば、20代の75%が現在の生活に「満足」している!これまでの若者論を覆す現実を前に、本書の立場はシンプルだ。――悲観論にも感情論にも意味はない。いまメディアを席巻する若き論客が、徹底的に現場を取材し考えた「代表作」! 解説・中森明夫「古市憲寿とは何者か? 佐藤健との対談収録!
  • ゆかいな参考書
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世に参考書と呼ばれるものは数多くあるが、これは生きるための参考書。森毅先生と若き論客六人による人生万般の対話。

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  • 草食系のための対米自立論(小学館新書)
    -
    今、見えてきた日米関係「終わりの始まり」。 戦後、アメリカに追随するばかりだった政治的「草食系」の日本人。しかし、北朝鮮に対する「テロ支援国家指定」解除や福島原発事故の「トモダチ作戦」で暴かれた真実は、「アメリカはいざという時、本当に助けてくれるのか」という疑問を生じさせ、日本人に“対米自立意識”が芽生え始めた。 この意識は大ヒットしている映画『シン・ゴジラ』にも読み取れる。 気鋭の論客が、近年の日米関係を政治や文化の面から検証。 「アメリカは同じ価値観を持つ同盟国」という幻想を一刀両断にする。
  • パチンコがなくなる日 警察、民族、犯罪、業界が抱える闇と未来
    3.7
    1巻859円 (税込)
    参加人口1500万人、市場規模22兆円を誇る巨大パチンコ産業が、今過渡期に差し掛かっている。社会構造の二極化による、パチンコヘビーユーザーであった中流層の空洞化や改正化資金業法で消えるヘビーユーザー、そしてネットの影響。さらにパチンコ業界が抱える構造的問題。「警察とパチンコ」「民族とパチンコ」「メディアとパチンコ」……パチンコ業界では硬派・辛口の論客として知られ、業界人必読のサイトも運営するPOKKA吉田氏が、パチンコ業界を厳しく論じる。

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  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島
    4.1
    国民を舐めきった政治家に、激怒せよ! もはや日本に道徳はなく、損得しかないのか!? 今、つくりだすべき倫理とは? 日本は戦争する国になった。これは怒(いか)ることを忘れ、日米安保に甘えた国民の責任だ。安保法制化も、沖縄県民だけに押し付けてきた米軍基地の問題も、当事者以外の意見を封じる福島の原発問題も背景にあるのは、怒りや苦しみによる連帯ができず、すべて他人事(ひとごと)として受け流す日本人の感情の劣化だ。しかし、今度こそ怒らねば、そして怒りつづけねばならない。戦争する現実を直視しつつ、舐めた政治家たちに恐怖を与えねばならない。この危機に、かつて罵り合った小林よしのり氏と宮台真司氏、さらには東浩紀氏という日本を代表する論客三人が集(つど)い怒り合った。暴走する権力を阻止し、共闘することを誓った一冊。 感情を抑えるな! 絶望に囚われるな! 〇日本を変えるにはときには政治家へのテロしかない場合もある 〇国民国家間の戦争は本当にありえるのか 〇インターネットが持っていた連帯の可能性もいまは消えた 〇かつては日本が戦争を仕掛けたという事実を水に流していけない 〇「崩れた民主主義」の行きつく先 〇保守でも革新でもない、新しい日本像をつくる
  • AKB48白熱論争
    3.7
    人が人を「推す」とはどういうことか? なぜ、今それをせずにはいられないのか? 日本のエンタテインメント史上、特異な「総選挙」という娯楽・消費行動を通じて、すべてのメディアを席巻する存在となったAKB48。まさに大衆の願望がAKB48を生み出したと言えるのだ。あえてではなくマジでハマった4人の男性論客が、AKB48そのものの魅力を語り合い、現象を分析することで、日本人の巨大な無意識を読み解き、日本の公共性と未来を浮き彫りにした稀有な現代文明論。
  • 「暴走する」世界の正体 最強論客が読み解く戦争・暴力・革命
    3.5
    ●混迷の国際情勢を読み間違えてはいけない!  トランプ以後の“平和なき時代”にどう生き残るか?  最強論客、宮崎学と佐藤優の大胆な対論が炸裂する! 北朝鮮によるミサイル発射、 相変わらず続く無差別テロ、 反グローバリズムの台頭、 格差と貧困の問題…… 日本を取り巻く世界は 混乱の真っ只中にある。 また、トランプ大統領の これまでの常識とは大きく異なる発言や政策は 世界を震撼させ、予測不能にさせている。 このような「暴走する」時代を 私たちはいかに正しく読み解いていくか? これまでの常識が全く通じない時代に 私たちがなすべきこと、考えることは何か? 今、起きている日本と世界の問題を 「戦争」「革命」「暴力」をキーワードに わが国最強の論客2人が鋭く斬り込む!
  • 韓国のトリセツ - やたら面倒な隣人と上手に別れる方法 -
    3.5
    慰安婦合意の白紙化、徴用工の賠償問題、自衛隊機へのレーダー照射問題、国会議長の天皇謝罪要求発言など、次々と反日爆弾を投下する韓国。 右派政権、左派政権にかかわらず、反日姿勢は変わらないものの、この数ヵ月の動きは尋常ならざるものがある。 今や、韓流ファンなど少数を除く日本人の多くが「韓国疲れ」を起こしており、それは怒りにもつながっている。 そんな困った隣人、韓国の実情そして真実と、日本がどう向き合うかを、2002年日韓W杯を機に日韓の歴史問題、安全保障やメディア論に取り組んできた気鋭の論客が徹底解説する。 【目次】 「令和」新時代に、汝、隣人を愛せよ――まえがきに代えて 第一章 「病」としての韓国、その核心 第二章 これが、今現在の韓国の現実と真実だ! 第三章 さて、日本は韓国をどう「取り扱う」べきか 第四章 同じく日本統治下にあった台湾という国 第五章 アジアと世界に貢献する日本の役割 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス
  • 日本を売る本当に悪いやつら
    3.0
    政官財暴に隠然たる影響力を持つ朝堂院大覚とぶった斬りの論客・佐高信が安倍政権、検察権力、財界、闇社会、宗教界まで、いまの日本を腐らせてきた「主犯」たちの悪事をあらいざらい喝破する! 本当の売国奴とは何者なのか?第一章 米中露に毟られる安倍日本第二章 カルロス・ゴーン事件と安倍政権第三章 カミソリ後藤田にアラファトをつなぐ第四章 石原慎太郎の正体第五章 特捜検察の暗部第六章 住友銀行の罪第七章 京都の闇人脈第八章 オウム真理教と創価学会第九章 マイケル・ジャクソンと見た夢第十章 日大田中理事長の黒い人脈第十一章 神社本庁の腐敗
  • 本当は世界一の国日本に告ぐ大直言
    3.0
    建前だらけの新聞・テレビ、 偽物の日本国憲法、 建前だけの官僚…… 日本在住半世紀。 全てをかけて暴露します。 論客、ケント・ギルバートが、 言ってはいけないこの国の真実をすべて明かす、渾身の集大成!
  • 日本衆愚社会(小学館新書)
    4.0
    自称知識人の無知・無教養を白日に晒す。  “もっとも危険な論客”による11年ぶりの新作評論集。衆愚社会と化したこの国の、歪んだ言論状況を毒味たっぷりにあぶり出す。  たとえば、「支那」が禁止用語とされていることに、「差別語ではない」と反論。「日本人が『支那』と呼ぶのが差別なら、なぜ中国は欧米の『China』に抗議しないのか」と疑問を呈す。 〈イギリスでもポルトガルでもChinaは一貫して蔑視の文脈で使われ、支那侵略はほんの二十年前まで一世紀半も続いたのだ。支那はこうした蔑視に一度として抗議したことはない。その一方で、日本にのみ「支那」使用を禁ずる。理由は、欧米崇拝と日本を含むアジア蔑視だ。最も恥ずべき差別意識がここにある。 そして、日本人の卑屈さ。世界中で差別者が被差別者に謝罪した例は、残念ながら多くない。しかし、差別されている方が差別している方に謝罪している例は、日本以外に一つもない。「差別されてごめんなさい」という異常な言語空間が形成されている。〉  自称知識人の無知・無教養が、いま白日に晒される。
  • 逃げられない世代―日本型「先送り」システムの限界―(新潮新書)
    4.0
    2036年。あらゆる問題を「先送り」してしのいできた日本に限界が来る。これ以上の「先送り」は不可能になるのだ。年金、保険などの社会保障はもとより安全保障に至るまで、国家システムの破綻は回避できるのか。危機の本質を政官のメカニズムに精通した若手論客が描き出す。なぜ国会では何も決まらない? 財政破綻は近い? 異次元緩和の利得者は? 日米同盟は盤石か? すべての議論の出発点となる画期的論考。
  • 勇敢な日本経済論
    3.9
    面白くて簡単に日本経済再生の論点がつかめて、読んだその日から政治経済ニュースの見え方が一変する、「ザ・対談」が実現しました! 消費税を上げないと財政破たんするのか? そもそも円高がいいのか円安がいいのか? 少子高齢化は悪いことばかりなのか? アベノミクスは失敗なのか? トランプ大統領とどう付き合えばよいのか? 論客二人が役人の問題を明らかにして日本経済復活への近未来を大胆かつ華麗に予測しました。
  • リクルートという幻想
    3.5
    リクルートは「人材輩出企業」や「新規事業創造企業」等と賞賛され、「営業武勇伝」に事欠かない。「やんちゃ」な社風は賛否両論あるが、日本人の働き方に良くも悪しくも影響を及ぼした。論客として著名なOBが、自らの体験と新規取材の両面から、R社の実態に迫り、将来を展望する。
  • 別冊NHK100分de名著 ナショナリズム
    4.5
    唾棄すべき軍国主義なのか? それとも誰もが持つべき愛郷心なのか? かつて「21世紀には滅んでいる」といわれたナショナリズム。ところが世界はいまも、自国ファーストや排外主義にまみれている--。今年の元旦に放送され、話題となった特別番組「100分deナショナリズム」。4人の論客がナショナリズムを読み解くための入り口となる名著を持ち寄って議論した。大澤真幸氏が『想像の共同体』(ベネディクト・アンダーソン)を、中島岳志氏が『昭和維新試論』(橋川文三)を、島田雅彦氏が『君主論』(マキャベリ)を、ヤマザキマリ氏が『方舟さくら丸』(安部公房)を。この番組をベースに追加取材をして編んだ本書は、これら4つの作品を通して「国民・国家」とリアルな「わたし」との関係を考えてゆく。
  • 保守と大東亜戦争
    4.3
    戦争賛美が、保守なのか? ――戦中派・保守論客たちの真意と体験。評論家・保阪正康氏推薦! 歴史の継承は、本質を浮かび上がらせる。そう痛感させる、刺激的な書である。【おもな内容】戦前の日本の立場に積極的な意義を見出そうとし、第二次世界大戦を東アジア解放のための「聖戦」だったとみなす「保守」派。しかし、戦争を賛美することが、いつから「保守」になったのか? じつは、戦前日本において保守論客は、軍国主義に抵抗し、批判の論陣を張っていた。あるいは、兵として軍の欺瞞を目の当たりにし、壮絶な暴力を経験したことで、軍国主義・超国家主義に強い嫌悪感を示していた。すでに鬼籍に入った、戦中派保守たちが残した言葉に向き合いながら、いま、最も注目を浴びる政治学者・中島岳志が、現代において真に闘うべきものはなにかを炙り出す。 【目次】まえがき/序章 保守こそ大東亜戦争に反対だった/第一章 戦争に導いたのは革新勢力である/第二章 戦争への抵抗/第三章 軍隊での経験/第四章 戦中派保守 最後の闘い/終章 保守の世代交代の果てに/あとがき
  • 政治を選ぶ力
    3.7
    国民には政治家を選ぶ権利がある。では、政治家を選ぶ基準とは? 大阪府知事、大阪市長を歴任、政党「維新の会」の創設者として現場の政治経験を重ねた論客と、明快に平成政治を論じる気鋭の国際政治学者が、経済、税金、教育、外交、安全保障、社会保障など、「政治を評価するポイント」を具体的に提示。 国民のニーズを吸い上げる「マーケティング力」、政治課題を設定する「問題提起力」、さまざまな選択肢から最後に決められる「決定力」、政策実現のための「組織力」――。どういった指標をみれば、政治家の「実力」はわかるのか? 選挙の前に一読すれば、政治家、政党の真価がわかる! 主な論点 ・「保守かリベラルか」の図式はもう役に立たない ・マーケティング政治のすすめ ・「国民投票」はなぜ間違えるのか ・消費増税か資産課税か ・官僚による「需給調整」こそ諸悪の根源 ・外交・安全保障 日本の選択肢は限られている ・憲法9条改正の前にやるべきこと ・女性問題こそ現状打開の突破口
  • 安全保障は感情で動く
    3.5
    地政学だけで国際政治や安全保障を語るなかれ。 近年、国際政治を読み解くツールとして地政学が脚光を浴びてきた。土地という、変更の効かない要素を軸にした地政学は、たしかに百年単位の国家戦略を考えるうえで、重要な視点である。 しかし、地政学だけで現実の国際政治を予測し、対応することは可能なのだろうか。 とくに戦争は、地政学的、言い換えれば客観的な要素だけで起きるのではない。 独裁国家であるなら独裁者の信念(もしくは誤信)、民主国家であるならば大衆の気分によって、戦闘の火蓋が切られることが多いのは、歴史が証明している。 朝鮮戦争では、南進してもアメリカは参戦してこないという金日成の誤信から始まった。外国の例を持ち出さなくても、大東亜戦争は、客観的には敗戦必至の戦争であったにもかかわらず、国民の強い声に押されて始められた。 よって、安全保障は客観性だけでなく、指導者や国民の感情といった主観的な要素が、もっとも大きなファクターになるのである。 北朝鮮が、国際情勢を無視してミサイル実験を繰り返すのも、金正恩の主観に分け入らなければ理解することはできない。そして、大方の予想(これも客観的予測)を裏切って当選したトランプ米大統領の主観も、今後の世界の安全保障を大きく左右する。 元自衛官にして安全保障の論客である筆者が長年温めてきた戦略論の決定版! 【目次】 第1章 「見捨てられた人々」の逆襲が始まった 第2章 アメリカ合衆国が最大の懸念となった 第3章 第二次朝鮮戦争が始まる 第4章 米中戦争の可能性が「非常に高い」理由 第5章 だから戦争はなくならない
  • 世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状
    3.6
    高度経済成長とともに年を重ねた「団塊世代」。就職氷河期のため安定した雇用に恵まれなかった「団塊ジュニア」。そんな親子関係に今、想定外の長寿・未婚・介護などの家族リスクが襲いかかっている。両世代を代表する論客の二人が、私たちを取り巻く社会・経済的な現実と、対策について論じ合った。この時代を心豊かに生き抜くためのヒントが満載!
  • この国の危機の正体
    -
    統一教会など宗教と政治・メディアの関係、世襲政治家の堕落、あおられる周辺有事。稀代の論客と最前線を走る新聞記者が語る。

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