配信予定・最新刊

作品一覧

  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点
    4.8
    1巻1,100円 (税込)
    日本社会において陰謀論と排外主義を内包する政治運動が急速に拡大している。 2020年の米大統領選前後に始まった反ワクチン系運動は、レイシズムや極端なナショナリズムを伴いながら国内で定着し、2024年には1万人規模のデモが複数回開催されるなど、その勢力は可視化された。それ以降も、それまでデモに縁がなかったような層が、「財務省反対デモ」など陰謀論ベースのデモを行っている。 その陰謀論界隈に、外国人差別を訴える排外主義が合流し始めて、急速にその勢力を強めている。 なぜこんなことになったのか? この現象はどうした結果を招くのか? 本書は、そうした陰謀論デモや排外主義の現場で取材を続けていた執筆陣を招聘。それぞれの視点から、この現象を「陰謀論ブーム」、「排外主義ブーム」として捉え、特定の政党に留まらない、より広範な現象として多角的に分析。地方議会を舞台にした極右系団体の本格参入、泡沫候補の演説に見る“共闘”や排外主張の流行、さらには「財務省解体」など反グローバリズムを掲げる新勢力の台頭に至るまで、現場取材を通じて浮かび上がった実態を明らかにする。
  • 日本会議とネトウヨ、中身は空っぽ
    -
    1巻385円 (税込)
    安倍政権下、ナショナリズム、ヘイトスピーチ、改憲潮流など、右傾化著しいといわれる現代日本。 何が一体なぜ起きているかを理解する上で欠かせないのが、「日本会議」と「ネトウヨ」の存在だ。 日本会議は政権を牛耳る黒幕なのか? 日本会議やネトウヨの思想とは何か? 右派の二人だからこそ、ここまで分かる。ここまで言える。 気鋭の論客が、改憲や天皇生前退位問題など喫緊のトピックを語りながら、右派勢力の虚実に鋭く斬り込む! <目次> 第1部 「日本会議」は政権を牛耳る黒幕なのか? ■実体は弱小団体だが侮ってはいけない理由 ■保守とホシュと右翼とネトウヨ ■差別主義と陰謀論しかない「ホシュ」の世界 第2部 右派は本当は9条改正を掲げるのを恐れている ■左右関係なし。「女子供は黙ってろ」が世論の多数派 ■日本会議がねらっているのは、9条ではなく24条の改正 ■こんなホシュでは9条改憲の決戦に絶対勝てない 第3部 なぜ「今上天皇一代限りの特例法」の結論ありきだったのか? ■本物の保守・右翼が言うべきは「お上の仰るとおりに」の一言 ■何が何でも女性天皇を認めたくないネトウヨ界隈 ■パフォーマンスで「ホシュ」を喜ばせておく安倍政権 ※本書は2017年2月に新春対談として幻冬舎plusに掲載されたものです。
  • 保守の本分
    -
    1巻660円 (税込)
    「右傾化」といわれる昨今。ネットで見かける「右寄り」言説は本当に「保守」で「右翼」なのか? ……断じて違う! 注目の著者・菅野完が真の保守主義を語る。※本書は、扶桑社新書『保守の本分』(ISBN:978-4594068776)と同一の内容であり、著者の名義をnoiehoieから菅野完に変更したものです。
  • 日本会議の研究
    4.1
    1巻880円 (税込)
    安倍政権における閣僚のほとんどが所属している「日本会議」。「日本会議」は誰のために何をなそうとしているのか? 日本改憲勢力の真実の姿とは? 本書は、2017年1月6日に東京地方裁判所からなされた仮処分決定を受けて、一部記述を削除して配信しておりましたが、同年3月31日に同裁判所の異議審において上記仮処分決定が取り消されたことを受けて、当該削除部分を従前のとおりに再修正したものです。

ユーザーレビュー

  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

    Posted by ブクログ

    陰謀論が排外主義と結びつくことの恐ろしさを改めて感じた。サブカル界隈から飛び出した陰謀論が排外主義を帯びて政治化し、各種の「解体デモ」などの形で実社会に多大な影響を及ぼすようになった。

    本書では複数の「陰謀論ウォッチャー」が寄稿しており、どれも興味深い。

    とくに、陰謀論を推し活の観点から分析した山崎リュウキチ氏の論考は、とても鋭いものだった。陰謀論者にとってみれば、陰謀論は現実社会の二次創作だというのである。だとすれば、「それは間違っている」と指摘しても効果がないのは当然である。

    また、藤倉喜郎氏によれば今の陰謀論は陰謀論ですらなく、単なるデマや差別であるという。「意見や立場の違い」では

    0
    2025年12月22日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

    Posted by ブクログ

    暗澹たる気持ちになるが、「日本社会の現在地点」を知る上で、良書である。

    「新しい戦前」とも言われる現在。
    わたしが恐怖を感じているのは、無謀なアジア・太平洋戦争時において、国民の99.9%が、戦争に賛同、もしくは追随していたという事実だ。

    戦争反対の声を上げた人々の記録は、限りなくゼロに近い。
    彼ら、彼女らは、近隣から虐められ、職場から追放され、家族から見放されたであろう。
    そして、警察にしょっ引かれ、女性にいたっては署内でレイプされたりしている。

    冷静な判断で、正しい行動を行った、彼ら、彼女らこそ、現代のわたしたちが、感謝し尊敬すべき対象である。
    そして、その「心の強さ」を学ばなければ

    0
    2025年12月20日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

    Posted by ブクログ

    界隈については全くといっていいほど何も知らない状態だったけど、ここ数年、たまに流れてくるXポストなど眺めながら「いったい何が起こってるんやろ?」とどんよりしていたこと、がこれ読んで整理できたかも。(や、この本情報量多いから全部はわかってないが。とりあえず1回通読したらだいぶスッキリした。
    推し活を引き合いに出して論じてる2章は納得感あった。あと、第7章は現代日本人のメンタリティを見事に分析、書き表してると思ったな。なるほどそういうことかーと。

    0
    2025年12月08日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

    Posted by ブクログ

    2025年流行となった「陰謀論と排外主義」の根底にある差別であり、その対処法について教えてくれる一冊。

    0
    2025年12月02日
  • 日本会議の研究

    Posted by ブクログ

    高校時代に右翼思想に凝り固まった同級生がいて、建国記念日を『紀元節』と言い換える運動をやったりしていた。裕福な家庭なのに物を盗むことに抵抗のない、まるで倫理観に欠ける男だったが、話を聞いてみると親が生長の家の信徒だという。また1991年に中絶可能期間を短縮する優生保護法改正があったが、これも生長の家が関係していることを知った。そんな記憶があって、日本会議が実質的に生長の家が母体となっていることに妙な納得感を覚えた。このような特殊な思想を持つ一部の人間が知らない間に社会を変えようとしていたことに戦慄を覚える。

    安倍元首相は宗教二世の凶弾に斃れたが、安倍氏を利用して社会をおかしな方向に変えようと

    0
    2025年09月28日

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