菅野完の作品一覧
「菅野完」の「陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点」「保守の本分」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「菅野完」の「陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点」「保守の本分」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
高校時代に右翼思想に凝り固まった同級生がいて、建国記念日を『紀元節』と言い換える運動をやったりしていた。裕福な家庭なのに物を盗むことに抵抗のない、まるで倫理観に欠ける男だったが、話を聞いてみると親が生長の家の信徒だという。また1991年に中絶可能期間を短縮する優生保護法改正があったが、これも生長の家が関係していることを知った。そんな記憶があって、日本会議が実質的に生長の家が母体となっていることに妙な納得感を覚えた。このような特殊な思想を持つ一部の人間が知らない間に社会を変えようとしていたことに戦慄を覚える。
安倍元首相は宗教二世の凶弾に斃れたが、安倍氏を利用して社会をおかしな方向に変えようと
Posted by ブクログ
★今となっては当然に見える先駆取材★籠池問題もあって右派・日本会議がらみのトピックスは消費されつくしたように見えるが、きちんと調べたのは本書が最初なのだろう。書きぶりはやや拙い(というか盛り上げようとしてやり過ぎ)感じはあっても、地道なデータ取材が素晴らしい。取材できた人の例を長々と記しており、どれだけ普遍性があるのか分からないが、読み物としては数人を広く浅く取り上げるより面白いのかもしれない。
しかし学生運動を経て政治活動をしていた生長の家の面々が、運動・政策・教団の3方面から、地方議会を動かしたり集会を開いたりといった手間と時間のかかる(著者曰く民主的な)活動を今に至るまで続けられた手法