宮台真司の作品一覧
「宮台真司」の「聖と俗 対話による宮台真司クロニクル」「ルポ 日本異界地図」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「宮台真司」の「聖と俗 対話による宮台真司クロニクル」「ルポ 日本異界地図」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東京大学大学院博士課程修了。著書に『制服少女たちの選択』、『終わりなき日常を生きろ』、『透明な存在の不透明な悪意』、『援交から革命へ』などがある。1990年論文「権力の予期理論」で戦後5人目の東大社会学博士学位取得。
Posted by ブクログ
・人々に規範や価値観を共有しましょうとただ呼びかけただけでは、その通りになることはまずありませんが、ある体験を共有していただくことで「いいなあ」と感じてもらうことができれば、そこから先、人々の規範や価値観に変化が生じる可能性があります。
・社会の変化が急激に起きる際、人々は自分たちにとって大切なものはなにか、自分たちがどんな社会を望むのか、といったことを考えるよりも、新たな仕組みや枠組みに対応するのに精一杯です。具体的には、自分だけ取り残されるのではないかという不安や恐怖が広がり、市場や行政がそうした感情を利用して近代化を推進していったのです
・共同体には必ず維持コストがかかります。人々がその
Posted by ブクログ
宮台ワールドが迸っていて、諸々自分も勉強してキャッチアップ・アップデートしていかなくてはいけない部分も多かったが、
繰り返し述べられている『「社会の外=言外、法外、損得外の時空」を開示して力を回復させる体験デザイン』によって、「失われた身体性・感受性を取り戻す」ことが急務であることには深く共感した。
たまたま併読していた本にも、日本の政策立案がいったいどういう戦略や意図があってなされているのかが見えなくなっている、という話が出ていたが、本書で日本社会の課題と指摘されていた
・「ヒラメ(上へへつらう)」「キョロメ(周囲に合わせる」で空気感に縛られる
・「価値的貫徹より学習的適応が優位(やりた
Posted by ブクログ
稀代の社会学者 宮台真司氏とフリーの教育ジャーナリスト おおたとしまさ氏の対談を中心に、実践者たる教育者の方々も交えた貴重な記録。
大学生の頃からずっと知る大家 宮台氏の、20年30年におよぶ学者としての研究・実践に基づく、ときについていけないハイペースでの学問的・体得的見解の出力の嵐を、おおた氏が噛み砕いて紹介・補足するといった展開。
当時宮台氏については色眼鏡で見ていたのもあったが、この本ではご自身の両親との経緯と共に、如何に考え行動してきたのかも触れられていて、あれはそのような狙いや背景があったのか、と気付くことも多数あり、勝手に伏線回収ができた印象もあった。
先ずは私自身の家族・
Posted by ブクログ
タイトルからちょっと勘違いしてた。
スピリッチュアルとか霊界とか、そんな世界を教えてくれる本かと思ってた。
しかし考えてみたら宮台真司氏が執筆。そんなわけはなかった。
松代大本営、アブチラガマ、新宿ゴールデン街、飛田新地、福島第一原発、
香川・豊島、軍艦島、成田空港、東京・山谷、釜ヶ崎、長島愛生園
日常ではない土地、場所のことだった。
ワクワクする場所だったり、子供が足を踏み込んではいけない遊郭だったり、、
ハンセン病の隔離病棟のような、時の政府の負の遺産の場所もある。
楽しい。
いまそういう場所がどんどん減っている。
下北沢の駅前の市場も消滅しつつある。自由が丘もしかり。
吉祥寺には