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脱原発は不可能だと、なぜ日本人は信じてしまったのだろうか。電力独占、官僚支配をやめて、新しい社会づくりをする具体的な方法を真摯に考える、注目の識者二人による緊急対談。
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Posted by ブクログ
悪い心の習慣を私たちは排除できるか。 それができなければ、私たちの社会は安定化せずに、滅びていくだろう。
非常におもしろかった。我々が知らない画期的な自然エネルギーについての話がたくさんあってとても勉強になる。飯田さんの豊富な知識もさることながら宮台氏の鋭い考察も読んでいて唸らされる。なぜもっと早く読んでおかなかったんだろう?
原発の話以前に、日本社会のなんたるやが書かれた本だと思います。 私自身がそうだけれど、日本は先進国だとか、日本の教育はすごいとか、日本人ほど他国に信頼される国民はいないとか、そういうおおよそ平和ボケした神話をまんまと刷り込まれて、ある程度洗脳されつつどこかに違和感や恥ずかしさを感じながら生きてきたよ...続きを読むうに思います。 日本は変わりたい。日本を変えていきたい。飯田さんが最後に書いていますが、日より見でも野次馬でもなく、どろどろになって行動したい。行動に移す方法を探っていきます。
市場をうまく導入することで、社会の流れも変わってくる可能性があるという話は、なるほどと思った。 制約を加えた上で、市場に任せることで変化は自然に起きる。エコだからお金の話が絡んじゃだめってことはないんだろうな。どうしても、一般の人間より、我慢して、無理してやっているってイメージがある。 自然エネル...続きを読むギーについては、真剣に考えてみようと思う。北海道に住んで、家の作りで(断熱性能で)暖房のあり方も、コストも全然違うことがよくわかったしなぁ。 もっと当事者の意識が必要なんだろう。いろんなものが拡大して、多くの人が分け前をもらえた時代は終わっちゃってるんだから。
日本の政治家で、環境問題について歴史をおさえ、一定の知識人なら当然知っているべき知の体系(環境ディスコース)にもとづいて語れる人はほぼゼロ。
宮崎氏の堅苦しい話が展開すると思いきや、飯田氏の熱くクールな話で向かうべき方向性は示してもらったように思う。 あとは誰がやるかだが、一人一人が空気に流されず自覚を持って主張し行動するという、世界の中では至極当たり前のことが日本人に、私自身に求められている。
一筋の希望の光とともに、この先のエネルギー問題について考えたいひと必読の一冊。 ここでは「3.11以後の日本」について、社会学者の宮台真司氏と環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏ふたりの対話を通じて、おもに「エネルギー」面から論じている。 宮台氏はここまで原発社会をつくってきた日本人の「心性...続きを読む」について、「《悪い共同体》とそれに結合した《悪い心の習慣》」「知識社会」「ガジェットの集積を尺度とした豊かさ」といったキーワードから語っているが、まさに核心をついている。 一方、もともと技術者として原発開発の現場に身を置き、原発行政にも深く関わってきた飯田氏の話も生々しく興味深い。その後訪れたスウェーデンで出会った自然エネルギーについて、ヨーロッパのみならずアジア諸国の導入例や、日本における可能性や過去の失敗例まで紹介されており勉強になる。 そして、この先のヴィジョンとして提唱される「小さな統治ユニットによる共同体自治」は、エネルギー問題だけでなく、この先の日本、とりわけ東北〜北関東の早期の復興のためにもぜひ実現してもらいたいと思う。もちろん、あわせて電力の固定価格制度の早期導入もまたれるところ。なぜか福島県や新潟県に「東京電力」の原発があるという不自然を是正するためにも。
原発社会からの具体的な離脱論の展開を期待したが、いささか内容が飛びすぎる。どちらかと言えば国策批判、官僚批判がメイン。 「貧しくならない省エネ」という考え方には同意。ただし30万円する薪ストーブを「普通の人」が買うかどうかはちょっと疑問。 「生活をいちいち反省しなくてもいいから、原発でいい」国民...続きを読むの心が一番変わらなければならないが、一番変われないのも国民の心では。その方法論をもっとブレストしたい。
東日本大震災、福島原発事故から2年を過ぎても、 いっこうに収束の行方が見えない… 本書は、震災事故1週間めの対談をもとに編まれた一冊。 肝心で不可避な問題点が明晰に言及されていると感じた。 著者の飯田哲也は「あとがき」でこう書いている… ―この国の「旧いシステム」は、あまりにも日本社会を構成する ...続きを読む 大多数の善良な人々、とりわけて最底辺層や将来世代への 眼差しが欠けているだけでなく、その善良さを愚弄し、 見下し、しかもそこに付け込んで「寄生」しているとしか思えない。 しかし他方で、それを批判して理想像を美しい論文にまとめても、 どろどろした「現実」に手を突っ込まなければ、 それはエクスキューズにしかならない。 「美しい国」を標榜する現首相は、このどろどろとした「現実」に どれほど手を入れようとしているのだろう… いかに美しくコーティングされようと、否応なく 泥水を飲まされるのは、ボクら国民に他ならない。 嫌なものは嫌だ! いらないものはいらない! すべてはつまびらかにされない情報を、 それでも執拗に追い続け、叫び続けるために、 ボクにとって、本書は有益な一冊となった。
社会学者、宮台真司さんと環境学者?の飯田哲也さんの対談形式によって原発依存社会について言及された一冊。 全体としては飯田さんが環境的、エネルギー政策としての専門的な側面から論じ、宮台さんが(どちらかといえば)読者目線で的確な疑問を投げかける、といったような構成。宮台さんのコメントについては、読んでい...続きを読むて気になる部分を的確かつわかりやすい表現で突っ込んでくれたり、理解を促進する言い換えをしてくれたり、さすが宮台さんって感じでした。 個人的に一番面白かったのは第二章「変わらない社会、変わる現実」で、ここではなぜ日本社会が原発依存社会から抜けだせないでいるのかを、抜けだしたスウェーデン社会との比較から、社会学的な目線で論じている。こういった内容なので宮台さんの発言も読者のサポートという立場ではなく、自身の考察をふんだんに交えているわけだが、非常にわかりやすくて納得の行く議論になっていた。
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原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
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