ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
「さまよえる良心」と「終わりなき日常」をキーワードに、今最も活発な発言を続ける著者が、オウムと現代社会を分析する。社会が成熟し、幻想が共有されなくなった時代、人はそれぞれの物語を生きるようになっている。その後の事件、状況分析を加えたあとがきを新たに付す。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
宮台はこれで十分 青い鳥になろうという本ではあるがこれに救われた人は少なくはなかったはず 著者の不倫はらしくなく悲しいニュースだった やはりXをするのはよくないと思い自分はXを辞めた Xを辞めたら宮台の説く幸福を手に入れたのはなんとも皮肉な話だが
一見、オウム事件についての本かと思いきや…良い意味で裏切られました。地に足つけて、現実見据えて泥臭く生きる、そんな「かっこいい」生き方マニュアル。
『14歳~』を借りた時に隣にあって面白そう♪と思い背表紙借り。 よって、家に帰って初めてオウムと知った(^^; あとがきに、緊急声明的な本…と書かれてたけど、充分普遍的。とっても興味深く読んだ。 『透明な存在の不透明な悪意』に先に出会ってる自分としては文庫版あとがきが、特に面白く感じた。
ポストモダン的な90年代解釈。終わりなき日常は戦後を通じた日本全体の前提として存在していたが、世代によりその対処方法が異なっていた。高度経済成長、全共闘世代、しらけ世代、新人類、オタク、そしてオウムなどの宗教、ブルセラ。 日本の大きな物語は東西冷戦構造共に崩壊したのではなく、戦後常にそこに存在し、個...続きを読む人をより小さな物語へと突き動かしつつあった。
とても面白くて読みやすかったです。 永久に輝きを失った世界のなかで、将来にわたって輝くことのありえない自分を抱えながら、そこそこ腐らずにまったりと生きていく知恵を身につける……酷だなぁ。私たちニート世代はどうなんでしょね。でもFBやTwitterで承認欲求を満たしてるひとは多いんじゃないかな。。 ...続きを読む宮台さんが、後半の対談の中で「ひとは大人になっていく過程でそこそこの自分とそこそこの世界に耐えていくことができる。それを阻む装置を、観念であれモノであれ制度であれ、徹底的に破壊しつくすことが、僕の目的なの。」って言ってるのがカッコいい。 3.11は、ハルマゲドンだった? あと、「コクリコ坂から」を観たときに抱いた憧れのような、もう永遠に手に入らないような気がしたものが一体何だったのか良くわかった。全てが暴かれてしまう前の、あの希望に満ち溢れたかんじ!まだムラ的な共同体が根付いているかんじ!全てが羨ましい。
オウムの問題を切り口に、当時の社会を分析する。共同幻想が崩壊した後のどのように生きていくかを述べている。要所々々で挟まれるコラムは意味不明だけど、当時の空気をよくあらわしている・・・ように思える?
90年代の時代の指南書として良くも悪くもまとまってる本。これとポストモダンを押さえれば現代がいかなる時代か俯瞰出来ると思う。むしろこれよりも「まぼろしの郊外」の方にまとまった記述があるのでそちらもぜひ
■ 生き生きとした生命の実感をもたらす決戦のときもない世界。 過ちは永遠に記憶され、絶望は希望に変わらず、未来は単なる今日の延長。 ■ 全面的包括要求そのものを放棄 ■絶対的な善悪がわかりづらい(存在しない)昨今、相対的に善く、まったりと生きる。 ■私たちの課題は、社会の内側で見捨てられる人た...続きを読むちに対して、どうやって承認していくか。 そして、論理なき自由な社会で、共同体的コミュニティを復活させていくか。
僕が今生きる地平はどのようになっているのか。 とりわけ戦後からの日本。現代日本とは何なのか? 失われた30年 日本が停滞していたことしか経験として知らない僕にとって過去の世代の断念がどのようなものなのか オウムに魅せられた当時の若者 全共闘の終わり、シラケ世代、60年代生まれ 終末思想 ...続きを読む アニメや漫画で描かれる終末後の共同体 あるいは現代の終わりなき日常 80年以降の生まれは世代としての断念を知ることなく、ゆっくりと衰退していく日本で終わりなき日常を生きている。 積極的な未来の希望があるわけではない。 むしろ未来をしっかり直視するのであれば、日本の将来は不安だらけだ。しかし、なまじ今の緩くて悪くない生活を感受していると、わざわざ大それたことを考えなくもいいと思えてしまう。 断念という経験すらないのだから、それは悲劇には成り得ない。共同体も最初から存在しない。あるのは学校や職場で作られる人間関係とSNSだけだ。 かつての若者がオウムに共振したのは、共同体の破壊と、未来への断念、終末思想、そうした背景があったからだろう。オウムの教えにあったような、破滅からの救済。 リセット願望。 追記 オウム以後。酒鬼薔薇聖斗事件についても触れられている 再びオウムのように宗教団体が力を持つかは分からないが、今の日本を見渡せば、失われた共同体、将来への不信、それらは何一つと解決されていない。 私たちが問題に慣れすぎて、むしろ問題を問題として十分に捉えることはなくなった。 終わりなき日常の適応化を果たしたといっても、将来は暗いばかりだ。いずれテロは起きるだろう。湯は冷めるのだから、ぬるま湯にいつまでも使ってはいられない。 社会の変化は水面化で起こり、私たちがそれを実感する時は急激な変化として見える。 それがテロによって引き起こされる可能性は無視できない
表現が理解できてない部分が多々あったものの、なかなか楽しく読めた でもオウムを肯定することはできないし、自分がオウム側の立場に立つ可能性、これに限っては絶対にないと断言できる
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル
新刊情報をお知らせします。
宮台真司
フォロー機能について
「ちくま文庫」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
IT時代の震災と核被害
試し読み
おどろきの中国
音楽が聴けなくなる日
愚民社会
経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~
計算不可能性を設計する ITアーキテクトの未来への挑戦
経済政策の射程と限界
原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
「宮台真司」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル ページトップヘ