終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

ビジネス・実用
726円 (税込)

3pt

「さまよえる良心」と「終わりなき日常」をキーワードに、今最も活発な発言を続ける著者が、オウムと現代社会を分析する。社会が成熟し、幻想が共有されなくなった時代、人はそれぞれの物語を生きるようになっている。その後の事件、状況分析を加えたあとがきを新たに付す。

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終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    宮台はこれで十分
    青い鳥になろうという本ではあるがこれに救われた人は少なくはなかったはず
    著者の不倫はらしくなく悲しいニュースだった
    やはりXをするのはよくないと思い自分はXを辞めた
    Xを辞めたら宮台の説く幸福を手に入れたのはなんとも皮肉な話だが

    0
    2025年01月21日

    Posted by ブクログ

    一見、オウム事件についての本かと思いきや…良い意味で裏切られました。地に足つけて、現実見据えて泥臭く生きる、そんな「かっこいい」生き方マニュアル。

    0
    2021年05月04日

    Posted by ブクログ

    『14歳~』を借りた時に隣にあって面白そう♪と思い背表紙借り。
    よって、家に帰って初めてオウムと知った(^^;
    あとがきに、緊急声明的な本…と書かれてたけど、充分普遍的。とっても興味深く読んだ。
    『透明な存在の不透明な悪意』に先に出会ってる自分としては文庫版あとがきが、特に面白く感じた。

    0
    2014年06月23日

    Posted by ブクログ

    ポストモダン的な90年代解釈。終わりなき日常は戦後を通じた日本全体の前提として存在していたが、世代によりその対処方法が異なっていた。高度経済成長、全共闘世代、しらけ世代、新人類、オタク、そしてオウムなどの宗教、ブルセラ。
    日本の大きな物語は東西冷戦構造共に崩壊したのではなく、戦後常にそこに存在し、個人をより小さな物語へと突き動かしつつあった。

    0
    2014年03月30日

    Posted by ブクログ

    とても面白くて読みやすかったです。
    永久に輝きを失った世界のなかで、将来にわたって輝くことのありえない自分を抱えながら、そこそこ腐らずにまったりと生きていく知恵を身につける……酷だなぁ。私たちニート世代はどうなんでしょね。でもFBやTwitterで承認欲求を満たしてるひとは多いんじゃないかな。。

    宮台さんが、後半の対談の中で「ひとは大人になっていく過程でそこそこの自分とそこそこの世界に耐えていくことができる。それを阻む装置を、観念であれモノであれ制度であれ、徹底的に破壊しつくすことが、僕の目的なの。」って言ってるのがカッコいい。

    3.11は、ハルマゲドンだった?

    あと、「コクリコ坂から」を観たときに抱いた憧れのような、もう永遠に手に入らないような気がしたものが一体何だったのか良くわかった。全てが暴かれてしまう前の、あの希望に満ち溢れたかんじ!まだムラ的な共同体が根付いているかんじ!全てが羨ましい。

    0
    2013年02月26日

    Posted by ブクログ

     オウムの問題を切り口に、当時の社会を分析する。共同幻想が崩壊した後のどのように生きていくかを述べている。要所々々で挟まれるコラムは意味不明だけど、当時の空気をよくあらわしている・・・ように思える?

    0
    2011年03月23日

    Posted by ブクログ

    90年代の時代の指南書として良くも悪くもまとまってる本。これとポストモダンを押さえれば現代がいかなる時代か俯瞰出来ると思う。むしろこれよりも「まぼろしの郊外」の方にまとまった記述があるのでそちらもぜひ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    社会学者、宮台真司氏による、オウム事件を受けての90年代日本社会分析の書。

    オウム事件の発生要因を、90年代日本社会に渦巻く「終わりなき日常」と「さまよえる良心」という著者独自の2つの概念を用いて分析している。革命に代表される「大きな物語」の喪失と、良心の指導者たる「父」の死を受けて到来した「終わりなき日常」-劇的な変化はやって来ず、社会の中で繰り返される単調な毎日-は到来した。それに耐えきれないポスト全共闘世代の逃走先が神政国家-「父」たる指導者=麻原彰晃が個人の良心について規定-であるオウム真理教であるとしている。著者は、このツラい「終わりなき日常」を耐え抜く策を「まったり生きること」であるとする。宗教や恋愛といった包括的自己肯定を求めず、生きる目的といった高尚な次元からあえて降りる生き方を推奨している。

    安易なオカルトブームからの推論から一線を画す、著者の丹念な取材と緻密な学問による分析に基づく90年代論は面白いと同時に説得力がある。30年以上の著作でありながら、今なお有力な論であると感じる。

    私的に興味深い点は、著者の対人コミュニケーションに対する不信感である。著者は「終わりなき日常」の克服の鍵を、安易にコミュニケーションに求めていない。一つには、人々が他者との相互コミュニケーションを必要としないデータベース消費の段階にまで進んでいたという背景もあろう(東浩紀)。それに加えて、包括的自己肯定の一つである恋愛は各個人の先天的なコミュニケーション能力に大きく左右される面があり、誰もにとっての解決策足り得ないというのが著者の考えである。90年代を代表する宮台・東が共にコミュニケーションへの過度な信頼を排している点は注目に値する。

    また、著者は社会内における承認の問題にまで踏み込んでいる。これは20年代現在においても社会問題になっておる、「承認欲求」というワードはすっかり人口に膾炙した感がある。社会内で承認を得られないため逸脱するという問題の原型は変わっておらず、有効な解決策も30年経った今も見出されないことには問題の根深さを感じる。

    90年代ーゼロ年代の社会潮流の変遷を知りたい方には、宇野常寛「ゼロ年代の想像力」との併読をお勧めしたい。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    ■ 生き生きとした生命の実感をもたらす決戦のときもない世界。
    過ちは永遠に記憶され、絶望は希望に変わらず、未来は単なる今日の延長。

    ■ 全面的包括要求そのものを放棄

    ■絶対的な善悪がわかりづらい(存在しない)昨今、相対的に善く、まったりと生きる。

    ■私たちの課題は、社会の内側で見捨てられる人たちに対して、どうやって承認していくか。
    そして、論理なき自由な社会で、共同体的コミュニティを復活させていくか。

     

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    2023年03月30日

    Posted by ブクログ


    僕が今生きる地平はどのようになっているのか。
    とりわけ戦後からの日本。現代日本とは何なのか?

    失われた30年
    日本が停滞していたことしか経験として知らない僕にとって過去の世代の断念がどのようなものなのか

    オウムに魅せられた当時の若者
    全共闘の終わり、シラケ世代、60年代生まれ

    終末思想
    アニメや漫画で描かれる終末後の共同体
    あるいは現代の終わりなき日常

    80年以降の生まれは世代としての断念を知ることなく、ゆっくりと衰退していく日本で終わりなき日常を生きている。

    積極的な未来の希望があるわけではない。
    むしろ未来をしっかり直視するのであれば、日本の将来は不安だらけだ。しかし、なまじ今の緩くて悪くない生活を感受していると、わざわざ大それたことを考えなくもいいと思えてしまう。

    断念という経験すらないのだから、それは悲劇には成り得ない。共同体も最初から存在しない。あるのは学校や職場で作られる人間関係とSNSだけだ。

    かつての若者がオウムに共振したのは、共同体の破壊と、未来への断念、終末思想、そうした背景があったからだろう。オウムの教えにあったような、破滅からの救済。
    リセット願望。

    追記
    オウム以後。酒鬼薔薇聖斗事件についても触れられている

    再びオウムのように宗教団体が力を持つかは分からないが、今の日本を見渡せば、失われた共同体、将来への不信、それらは何一つと解決されていない。

    私たちが問題に慣れすぎて、むしろ問題を問題として十分に捉えることはなくなった。

    終わりなき日常の適応化を果たしたといっても、将来は暗いばかりだ。いずれテロは起きるだろう。湯は冷めるのだから、ぬるま湯にいつまでも使ってはいられない。

    社会の変化は水面化で起こり、私たちがそれを実感する時は急激な変化として見える。

    それがテロによって引き起こされる可能性は無視できない




    0
    2020年03月21日

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