あらすじ
松代大本営、アブチラガマ、新宿ゴールデン街、飛田新地、福島第一原発、
香川・豊島、軍艦島、成田空港、東京・山谷、釜ヶ崎、長島愛生園 etc.……
「禁断」の土地の歴史と真実に迫る旅
“聖と俗”の境界線上に生きる人々が、重い口を開く……
2万字インタビュー:宮台真司氏「“異界”は、なぜ存在し、なぜ必要とされるのか?」
異界は日本の社会から失われつつあります。
「生き物としての場所」は力を与えます。
異界は「悪所」「裏共同体」「人ならぬ者の界隈」に共通して
「生き物としての場所=力が湧く時空」です。
今なぜ異界の回復が必要か。
生きることが過剰につまらないからです。
異界を含めた「生き物としての場所」の記憶がない
若い世代だけでは作れない。
バラックや廃墟の記憶を持つ世代の助けが不可欠です。
――宮台真司(特別インタビューより)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
カテゴリはエンタメにしているけれど、全体的にはまじめなテイストの「異界」ルポタージュ。
いわゆるダークツーリズムに通じている面もありつつ、それを含めた場所や記憶の話はとても興味深い。
Posted by ブクログ
いわゆる一般的な生活というものを送っているらしい僕らの世界とは、また違った生活を送ってこられた方の集落を、異界、というらしい。
基本的には、世俗で平平凡凡と暮らしているのではなく、戦後闇市、色街、ドヤ街…などがなぜ発生して、どう盛り上がり、どう衰退したのか。
ところで、「異界」というが、あくまで、この本に紹介される基準は「衰退したこと」である。
そこにあるのは、そこにはいたくなかったという忌避感と、何故かノスタルジック。
だが、当時はそれが当たり前のものとして存在していたはず。
では、人工知能黎明期、
50年後に、「昔は、選挙とかで選ばれた、顔だけの政治家ってひとが、屋根のとんがった建物に集まって、どーでもいい議論をクソ真面目にしてたんだって。今では全国民の希望を即座に集められるから、国民の代表なんていらないのにね。」
ってなるかもしれないし、
いつか国会議事堂も異界扱いになりますか?
Posted by ブクログ
アンダーグラウンドな世界に興味があり、これまでに何冊か読んできたが、結構ガチ目な本で、ボリュームが多かった。知っている場所が多かったが、詳細な説明によって関心を持って読めた。自分にとっては気持ちが乗らない場所があったり、細かすぎて必要性を感じない記述があるところがマイナス点である。