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・内容紹介
「いま私たちはどんな時代を生きているのか」「これからの時代で何を大切にして生きていくべきなのか」。
社会学者・宮台真司が日々のニュースや事件、社会現象をネタに、
「そもそもなぜそれが起こったのか」を解説しながら、
現代という社会、また、より良い生き方のスタンスについて詳しく丁寧に説いているラジオ番組
「デイキャッチャーズ・ボイス宮台真司」。
「天皇と安倍総理」「民主主義と独裁」「沖縄問題のゆくえ」「ブラック企業」……。
この社会の本当の「問題の本質」を解き明かす。
宮台真司の「本質を見抜くニュースの読み方・考え方」が学べる書。
社会学的知見に基づいたフィールドワークを通して論考した宮台の現代批評は、
不透明な時代の見晴らしを良くする武器となるはずだ。
・著者
宮台真司(みやだい・しんじ)
1959年生まれ。社会学者、映画批評家。首都大学東京教授。
東京大学文学部卒、東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。
社会学博士。東京大学教養学部助手、東京外国語大学専任講師、東京都立大学助教授を経て現在に。
社会システム理論を専門分野とする一方、テレクラ・コギャル・援助交際など、
サブカルチャー研究でも第一人者に。
著書に「権力の予期理論」「制服少女たちの選択」「終わりなき日常を生きろ」「日本の難点」
「民主主義が一度もなかった国・日本」「絶望時代の希望の恋愛学」など多数。
Posted by ブクログ 2020年01月08日
本書はとても読みやすい。といって、内容が浅薄ということではない。宮台氏の鋭い舌鋒は本書でも健在だし、その裏付けとなる社会分析もいつもの重厚さを保っている。読みやすさは、専ら本書の言葉遣いが宮台氏の他の著書と比べて、平易であることに由来するのだろう。
ここでも宮台氏はあくまで「正論」を端的に、かつ論理...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月26日
自説を述べる時に「誰々が言った事だが」と補強をするのは宮台真司だけに限らないが、こうした援用には、説明のショートカットと自らの責任回避が目的としてある。従い、認知の低い層を切って捨てる彼の態度と実は同根であり、自分の気づきとして理屈立てて説明するのが煩わしいのか不得手なのか、皆が忘れていた史実を錦の...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月11日
時事ネタを社会学で解説するラジオのコーナーが文字起こしされたという。「おわりに」によると、ラジオ番組前に下調べを数時間かけるが基本的には即興とのこと。それでこのクオリティに仕上がるところに宮台さんの教養の広さと深さを感じるが、それでも彼が慣れしたんだ型を繰り返しているのがわかる。
社会学と哲学の先人...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月21日
恥ずかしながら、著者の宮台氏のことは例の事件の際に知った。そのときに、私は彼を大学で学生に講義して、論文を書いている典型的な学者だと思っていたので、タイトルだけ見て買ったこの本の内容は予期していたものと違った。氏がラジオやYoutubeなどの媒体でご活躍されていたのは全然知らなかった。本書のように...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月27日
社会の空洞化、感情の劣化。
頑張ったのにこれじゃない感。
社会心理学の観点から、安倍政権、脱原発、憲法、ISILなど、具体的テーマで、何が本質的問題なのか、それを踏まえてどうする、と言った内容が盛りだくさんで、正直、論理の理解はできるけど、情報過多でまだ飲み込めてない。
私が貢献価値として認められ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月24日
あらゆる事象を著者目線で切れ味良く、分解し解説してくれている。戦争、安保、沖縄問題など重たい話題もしっかり解説していた。
一つ一つの事象を理解するというより、その背景や人間性などに照らし合わせて解説しているので普遍性もあり納得感があった。
エビデンスに基づいている部分は少ないが、著者の社会学の洞察を...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月21日
著者は、社会の地域共同体や中間層の分解により、分断され感情が劣化した個人が、メディアやインターネット上での同質な者とのコミュニティ等に承認を求め、果てはイスラム国のようなものにまでそれが拡大される現代に警鐘を鳴らし、基盤としてのコアな場を持つことの重要性を説き、同時に国民の感情劣化による民主主義の危...続きを読む
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